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コラム
キャンプ場開拓日誌*23
『植栽のこと』

前回からの続き

「春もたけなわ!」……なんて言い方はしませんよね。でも、5月になって緑のまばゆい季節がやってまいりましたっ!! この時期、富士山や河口湖周辺や、長野や軽井沢の山道を走っていると新緑がキラキラ、気持ちが高揚します!

春は「高揚」、秋になったら「紅葉」します!!

開拓中のキャンプ場でも新緑がにょきにょき……特に雑草が伸びまくっています。雑草は伸びるたびに刈っていくのでヨシとして、今回は大切な植木、キャンプ場の植栽についてお話したいと思います。

ちょっと前に「ヤシの木」についてご報告いたしましたが、今回はその他の植物について。興味のない男性の方もいらっしゃるかもしれませんが(ウチの父みたいに)、ベジテーションというか、ボタニックも大切な要素となりますので!!




コンセプトの統一

ひと言「植栽」と言いましても、どのようなテイストの土地にするかは、植える植物の種類や植え方で大きくコンセプトが異なります。基本的にはヤシの木を基調にビーチカルチャーっぽく演出したいのですが。

その中でもさらにジャンルが細分化しているようで……

例えば「ハワイ」風にするか「カリフォルニア」風にするかでも、微妙に違うんようなんですよね。気候区分でも熱帯雨林か西海岸か……。素人なのでよく分からないのですが、これまでも素敵なお庭やお店があるとcheckを入れて来ました。

その中で感じたのは、コンセプトをひとつに統一することの難しさ! もうすでに、新しく植えた植物が、我がキャンプ場でも繁殖しつつあります。今ここで一度立ち止まって、計画を練り直さないと収拾がつかなくなっちゃいそう!?

……ということで方向性を検討してみます!



ハワイアンスタイル

まずはなんと言ってもコレ! ヤシの木に合わせて「ハイビスカス」や「プルメリア」などのお花を植えていくパターン。お花といっても低木になるようですが。「バナナの木」なども熱帯っぽくて良いですね。

ウチではけっこう初期から(厳密に言うと実家で鉢植えで1年育てていたバナナを)地植えしました。冬はいったん枯れるけど、春になるとめちゃめちゃ元気!! 残念なことは「アケビバナナ」という観賞用の品種で、食べられません!!

赤い小っちゃな可愛らしいバナナがなります



ロックガーデン

ヤシの木と合わせて「ユッカ」や「アガベ」のようなツンツンした葉っぱの植物が岩と共によく植わっていたりしますよね。サボテンなんかも。テキサスやメキシコあたりのイメージです。今どきのキャンプスタイルにもマッチしててクール!!

「ドライガーデン」と呼ばれることもある流行りのスタイルですね

この冬のスロープ工事で、ちょうどよく入り口に岩が積み上げられたので、ロックガーデンっぽくなっています。両親がここに「ドラセナ」という名の赤いツンツンを植えました。もう1本、背丈のあるツンツン(ユッカなど)が欲しいかな?




オージープランツ

南半球に行くとヤシの木とオーストラリア特有の植物の組み合わせもあります。「ユーカリ」や「クッカバラ」「ボトルプランツ」など……南米のクールなスタイルに暖かみが加わる感じになりますね。

最近お店で購入できる種類も増えてきました

キャンプ場のある神奈川県真鶴町は、そんなに「ハワイ〜!!」っていうイメージでもないので、オージープランツが一番似合いそうな気もします。でも現在のところは、まだ1本もGETできていません。

おととし植えたユーカリが枯れちゃったからです。父が将来建設予定のサウナで「ヴィヒタ」として使いたい! ……と購入したのですが、直射日光が強すぎたようです。ユーカリは半日陰向けなんですって。

「よく調べて植えれば良かった」と反省しています



北欧スタイル

「オリーブ」や「ミモザ」……いわゆるシルバープランツ中心のオシャレな雑貨屋さんスタイル。憧れますが、地域的にはちょっとヤシの木とは遠くなっちゃうかな? でも、母が憧れています。

近くのワイン屋さんのエントランスには、古株のオリーブがあって素敵なんですよね。このぐらいになると20万とか30万とかしちゃうそうですが、先日の「フィールドスタイル」ではドーンと220万円の古株があって、びっくりしました!!

これがあったらコンセプトが全部変わっちゃいますね



次回に続く

色々検討しましたが、そしてご覧の通り少しずつ手を加えてはいるのですが、植栽作りはまだまだ始まったばかり。詳しい方がいらっしゃいましたら是非アドバイスを仰ぎたく思います!!

ただ現在のところ、このキャンプ場の一番のシンボルツリーは何と言ってもこの「みかん」の木!! 長年放置されていて、他の木とも干渉していたところを、1月の開拓DAYですっきり一人立ちさせてもらいました。

正確には甘くてジューシーな「きよみオレンジ」の木です!!

古い枝を剪定して、みかんの木専用の肥料を買ってきてあげました(ここ辺はみかんの名産地なので、農協で売っているのです)。枝の先端の真下あたりの土をぐるっと30cmくらい掘り起こし、そこに肥料をまぶしていきます。

まだ3月、冬が明ける前から着々と準備してきたので、今になって若い葉っぱが次々と立ち上がってきました。長い間放置されていても、少し手を加えてあげると復活するんですね。なんだか生命力を感じちゃいます。

そして遠目に見ると「この木なんの木〜♪」っぽいんです!!










Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。