広げた風呂敷を畳む話
新しく買ったキャンプギア。早く使いたくて、早く組み立てたくて、クリスマスプレゼントをもらった海外の子どものようにすごい勢いで開けてしまう方も多いのではないでしょうか?
開けてみたのは良いけれど、いざ「元の袋に収納しよう」という時点になって「うぅ、入らない!?」となってしまう……。そんな経験はありませんか? 私はよくあります。「あるある」です。
そんな「あとのまつり」の代表格、『ヘリノックスチェア』。ぎゅうぎゅうに無理すれば、入らないことはないけれど、いつも袋はパンパン。密かに困っている人も多いそのたたみ方を、今回はチェアワンタイプを例に(こっそり)お教えしちゃおうと(*おもいます)!
ヘリノックスチェアのたたみ方
①ポール(骨)を外したシートを平置きにします。
②シートの下側から半分に折りたたみます。ぴったり半分にするのではなく、5cmほどズラしてたたむのがポイントです! 要はぶ厚い部品をズラすのが肝心で、他のギアでもこのコツが役に立ちます。
③シートの左右を中心に向かって折りたたみます。
④折り曲げたポール(骨)をまとめて、シートの上に載せて……。
⑤下からクルクル巻き込むと……!
⑥こんなに余裕で収納袋に収まっちゃいます!!
そして、これからは……!?
いかがでしょうか? いつもより断然スリムな仕上がりになっていませんか? 「正しいたたみ方」を覚えると、撤収も早く簡単になります。ヘリノックス以外のチェアでも、同じような仕組みのギアであれば同様に綺麗にたためます。初心に戻って、ぜひ一度試してみてください!
そしてこれからは、おニューのギアを開けたい気持ちを少し抑えて、ゆっくりと取り出しながらよく観察して、その収納のされ方を把握しておきましょう。と、私自身も自分に誓いました。
*こちらの記事は2年前に掲載されたものを再構成し、新たに書き下ろしたものになります。