食材は聖地で現地調達
一昨日お伝えした記事「校庭キャンプ」でぜひ食べて頂きたいレシピをご紹介します。まずは地元の特産品である「湯葉」を、身延山のふもとにある「ゆばの里」でゲットしましょう。
チルドケースにずらーっと並ぶさまざまな種類の湯葉から、今回購入したのは湯葉を丸めた「五峰」と濃いお豆腐状の「みのり」。それにPETボトルに入った「ゆばの素」となります。
そして湯葉とは別に地元のスーパー(セルバ)で購入したのが、しゃぶしゃぶ用豚ロース、人参、椎茸、水菜、分葱、醤油、ポン酢……写真でご覧の通りです。先に下茹でを済ませました。
作り方(兼)食べ方です
それでは早速「湯葉フォンデュ」にとりかかります。お鍋に「ゆばの素」を張り、カセットコンロに火をかけます。沸騰する直前になると表面に膜が張り始めます。「ゆばの素」に付いてきた説明書によると、うちわで扇いであげると膜が早く張るそうです。
本来ならば、ある程度の厚みになったところで膜を掬うのが湯葉の正統的な作り方ですが、今回はあくまでも「フォンデュ」です。下茹でした具材と絡めるだけですので、まだ膜が薄い時点でも、グイっとディップしてしまって大丈夫。
肝心のお味の方は……口に入れた途端ほわ〜っと湯葉の香りが広がり、優しい甘みが具材を引き立てます。豆乳鍋とはまた違って、精進料理の凜とした気品のようなものが漂います。……とはいっても、結局お肉も食べてしまうんですけどね。
ちょっと汚い写真ですが、最後の〆にごはんを投入。ぐちゃぐちゃな見た目に反して「お粥」より濃厚、「おじや」よりはあっさりの、絶妙な美味しさ! 朝食でチャレンジしてみましたが、この優しい美味しさは、キャンプの朝にピッタリです。
やっぱり聖地で食べて欲しい!
チーズフォンデュやオイルフォンデュはキャンプでもだいぶお馴染みになりましたが、湯葉でフォンデュするという発想は完全にオリジナルのヘンテコメニューだと思っていました。けど検索してみると、若干ですが同じことを考える人もいるみたいですね。
それでもやっぱり「ゆるキャン△」好きには身延町で食べて欲しい! なんと言っても原作の聖地ですし、日蓮聖人700年の聖地ですし、精進料理としての長い歴史を持つ身延町の湯葉ですから!
こちらをお読みになられている中には、遠くにお住いの方もいらっしゃるとは思いますが、「校庭キャンプ」と「周囲の四尾連湖や本栖湖などのロケ地巡り」とを合わせれば、はるばる遠征する価値のある旅になると思います。「校庭キャンプ」に関してはこちらの記事をお読みください。