クリスマスキャンプで何する?
もう次の週末に近づいて来ましたクリスマス。なちゅガールをお読みの皆さんの中にも「クリスマスキャンプ」を計画されている方が多いのではないでしょうか?
でも、クリスマスキャンプって何をします? イルミネーション? チキン? ……普段のキャンプでもやっているような。プレゼント交換? サンタコスプレ? ……わざわざキャンプじゃなくても、やる人は家でもやってるような。
「ゆるキャン△」の第11話でも、メンバーは「サンタコスプレ」に「プレゼント交換(おもてなし)」あとは「水曜どうでしょう」を観て過ごしていましたが(そのリアルさがこの物語の良さなのですが)、現実ではどうしましょう?
ピニャータ(メキシコ)
まずはお子さま向けのクリスマスイベント。メキシコっていうとあまりクリスマスと縁がないように思えますが、ご存知の方は知っている通り(あたりまえだ)、メキシコと言えば敬虔なるクリスチャン国家。こんなお祝いの仕方もあるのです。
画像よりも動画の方が伝わると思います。日本でいうところの「くす玉」を棒で叩いて中からお菓子を飛び散らせる、ちょっと乱暴な催し物。高学年の子は日本の「スイカ割り」のように目隠しをして叩きます。
筆者は一度だけ実際にやっているところに遭遇したがありますが、なかなか盛り上がるものです。メキシコでは屋外(お庭)で行われることが多いので、キャンプ場では木から吊るすとちょうど良いですね(ゴミは片付けましょうね)。ピニャータは手作りしても良いですし、ネットでは市販のものも見つかります。
ティオ・デ・ナダル(スペイン)
By GrupdAlliberaciodeTiosdenadal - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=54012333CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=462818昔、英文で読んだ時に「キャンプっぽいな」と感じたスペインのカタロニア地方の習わしです。とても変わってるけど、とっても可愛い、なちゅガール好みのイベントです。
“There is a tradition known as the ‘Tio de nadal’ The pooping log! A log is decorated with a face and a blanket then thrown in the fire and beaten with sticks.”
直訳「ティオ・デ・ナダルとして知られている伝統があります。ウンチをする丸太です! 丸太を顔と毛布でデコレーションしてから火に投げ込み、棒で叩くのです。」
詳しくは上の動画をごらんになった方が分かりやすいと思います。プレゼントを「産む」のではなく「ウンチする」というところがオチャメですね。最後に火にくべちゃうのも残酷なような……。「ナダル」だけに「いっちゃってるぅ!」習慣なのかもしれません。
でもでも、これを仲間うちのプレゼント交換などに導入すれば、一味違う演出ができますよね。キャンプ業界から流行らせて、日本中に広めてみたいなぁ! (ハロウィンやアドベントカレンダーみたいに)。
ヨウルサウナ(北欧)
「ヨウル」とは「クリスマス」という意味。フィンランドやエストニアなどの寒い地方では、クリスマスに家族みんなでサウナに入り、一年の出来事を振り返りながら、体を浄化するという習慣があります。除夜の鐘を聞きながら過ごす日本の大晦日のようですね。
ブームの火付け役となった「サウナイキタイ」さんのイメージキャラクター『トントゥ』というサウナの妖精も神聖な由来があるそうで、サンタのお手伝いをしたり、火の見張り番をしたり、オーナメントになったりします。
キャンプで使う「サウナテント」もだいぶ日本に浸透して来て、編集長の森風美もハマっています。道具を揃えるのがちょっと大変ですが、寒い時期のテントサウナは格別! 芯から温まりますよ。
皆さん良いクリスマスを!!
今回は世界の楽しいクリスマスの風習の中から、キャンプで試したいものをご紹介しました。お家で祝うクリスマスも良いけれど、しんしんと冷える自然の中で、満天の星空を眺めながら過ごすクリスマスも、また雰囲気があって良いものですよね。
子どもの頃のクリスマスのわくわく感を忘れてしまって、もう久しくなります。それでもテントの中で灯りを消して、外の静けさに耳をすますと、あの頃の感覚を取り戻せるような気がします。それではみなさん、メリークリスマス!!