「ふじのくに」で出会った1台
先週の日曜日、編集長の森風美が急遽「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー2022」にお邪魔してきました。全国からキャンピングカービルダーさんや、アウトドアメーカーさんが静岡に集結する一大イベントです。
その中でも気になった (正確には以前から気にしていた)1台がタイトルの通り「ミニポップビー」というキャンピングカー。なちゅガールの「軽キャンパー入門」でもたびたび登場しています。その「Sea Waves Package」すなわち海仕様のバージョンが発表されました!!
貴重な「海」バージョン!
製作するMystic社は、山梨県を拠点とするビルダーさん。「トラックキャンパー」とか「ピックアップキャビン」と呼ばれるトラックをベースとした車をメインに、アメリカンな雰囲気のキャンピングカーをリリースしています。
写真でもおわかりの通り、これまでのランイナップは「山」っぽいテイストが続いていました。そもそもキャンピングカーに限らずアウトドア用品も「山」のイメージが強いから、当然と言えば当然ですが……格好良いし……。
プロデュースは「コニタン」こと俳優の「小西博之」さん。YouTubeの「コニチャンネル」でキャンピングカーの動画を発表されています。またMystic社が5年前に湘南店をオープンしたこともあって「海」仕様を発表することになったそうです。
細部にまでこだわった外観
それでは外観から見ていきましょう。まずなんといっても「Mini Pop」の魅力はこの可愛いシルエット。FRP樹脂製が多い軽キャンパーの中で、アルミフレームの羽目板風のサイディングはMystic社だけ! 荷台の「あおり」を開いてサイドテーブルにできるのも、このシリーズのみです。
そして「Sea Waves pkg」は、ボディをサンゴ礁のようなライトブルーにペイントし、オリジナルのフロントグリルに変更しています。細かいところでもバックミラーやワイパーまでペイントされていて、テント生地と合わせるように木目調のラインがシェルに引かれています。
広く落ち着ける室内
でも、もっと羨ましいのがこの内装です。そもそも「Mini Pop」の魅力は屋根全体が垂直にポップアップする「エレベーティングルーフ」。180cmの人が車内で直立しても、天井まで十分な余裕があり、軽キャンパー随一の広さを誇っています。
また座席も、ギャレーも、収納も、シンプルな配置になっているところが、広いスペースを確保するのに一役買っています。軽キャンパーはテントと同様に、表示通りの定員や就寝人数だと「狭さ」が気になることが多いのですが、「MiniPop」ではそんなことはありません。
運転席とシェルの間の壁が取り払われ、中を往来できる「Mini Pop Bee」になると、「8ナンバー」(8→ハチ→蜂→Bee)として、4人の乗員が可能です。お子さまが小さいうちなら、本当に4人家族でも余裕があるほどです!
そんな室内に、デニムと革の組み合わせをイメージしたファブリック。差し色としてダークオレンジ。テーブルとギャレーにもタイル模様のコーティングがなされ、小西さんのセンスが光ります。ポップな外装に比べて、中はとっても落ち着いているんですよね。
キャンプに「海」のイメージも!
ご存知の方はご存知の通り、編集長の「実家の車」もMini Pop Beeです。しかも同じように「海」を志向しています。どうしても「山」のイメージの強いキャンプ、アウトドア業界ですが、なちゅガールでは同様に「海」の魅力も発信していきたいと思っています!
そして軽キャンパーを検討中のサーファー、サッパー*、ダイバーの皆さん! ウェットスーツの着替え場所には毎回苦労されていると思います。その点、ポップアップしたMini Popはカーテンもあって、まさにうってつけなんですよ!! ご購入の際にはぜひこの「Sea Waves pkg」もご候補に!!
*註) SUPをする人。Supper→サッパー(そんな言葉はない!)
MYS ミスティック HP →https://www.mystic.ne.jp