今回は絵を眺めるだけでOK!?
ちょっと難しい話が続きました「軽キャンパー入門」ですが、今回は肩の力を抜いていきましょう。いつものヘタッピな絵を眺めながら「軽キャンパー」の各部分の呼称をご紹介するだけの記事になります。
かく言う筆者も、これまで何度か打ち明けてきた通り「バンコン」「キャブコン」という言葉にさえ、慣れるまで苦労しました。でも今では、数秒かければどちらがどちらか認識できます(……って、結局まだ慣れていない)!
外側からの図説
軽キャンパーを外から眺めた図になります。全ての軽キャンパーにこの部品が付いている訳ではありませんが、覚えておきたいのは「バンクベッド」と「ダイネットベッド」の違いでしょうか? 個人的にはこの用語も定着するのに時間がかかりました。
*バンクベッド
上のベッドのことだと覚えてください。Bunk Bedとは英語で2段ベッドのこと。ごく稀に「キャブオーバーベッド」と書かれていることもあります。
*ダイネットベッド
普段は居住スペースとなる「ダイネット」の座席やテーブルを動かして「ベッド」展開にしたものです。
*サイドオーニング
車の脇にタープのような屋根を広げる「オーニング」のこと。道の駅やサービスエリアで展開してはいけません。
*ポップアップルーフ
室内の狭い軽キャンパーではよく採用されている跳ね上げ式の屋根。三角に上がるものが多いけど、水平に屋根全体が上がるものを「エレベーティングルーフ」と呼ぶ時もあります。
*リアボックス
軽キャンパーの狭い車内を補う外付けボックス。車内に置きたくないゴミや汚れ物を収納するのにも便利。
*外部電源
カバーを開けると、コンセントの穴があります。これは「キャンプ場の電源サイト」などから車内に電源を引っ張るためのものです。
内側からの図説
車内にも耳慣れない用語がいくつかあります。筆者にとっては「インバーター」と「コンバーター」が鬼門でしたが、今回はもうちょっと簡単なものをご紹介します。
*ギャレー
軽キャンパー内の簡易キッチンのことです。蛇口とシンク、ミニテーブルと(カセット)コンロあたりを指します。お水は下のポリタンクから給排水します。
*FFヒーター
キャンピングカー専用のヒーターです。エンジンを止めた真冬でも、ものすごく暖かいのですが、ものすごくお高いです。基本的に車中泊時にヒーターは、このタイプしか使えません。
*サブバッテリー
どの車にも付いている「メインバッテリー」の他に、車中泊に使う電気のために「サブ」として取り付けるバッテリー。「インバーター」「コンバーター」はここに付けるのですが、今回は割愛!
*ポータブル電源
サブバッテリーの他に、家などで充電してきた「ポータブル電源」を使う手もあります。最近は「ポタ電」と省略形で呼ばれることも多いです。
*ルーフベント
「換気扇」のことですが、正逆回転して排気と吸気の両方ができる機能のものもあります。「換気扇」と呼べば良いのに!
ちょっとずつ慣れていきましょう!
ということで、今回は軽キャンパーの各部位の名称をご紹介しました。「ポータブルトイレ」や「冷蔵庫」など、誰でも名前から理解できるものは省いて、初心者の頃に戸惑いがちな用語に絞ってあります。
いずれそのうち、軽キャンパーの「DIY」や「オプション装備」を説明する頃になると、「インバーター」や「コンバーター」などの概念も理解していった方が良いのですが、それはまた追い追い……。まずは基本的なワードから身につけていきましょう!