改めて実感したカーサイドタープ
ここの所しきりに編集長が推してくるのが「カーサイドタープ」。以前からその存在は知ってましたし、タープ内にお邪魔したことは(持ってはないけど)何度もあったのですが、先日その理由を体感して、実感してきました。
ひと言でその魅力をお伝えするならば「冬キャンプにちょうど良い!」という点に集約されます! でも「ちょうど良い」ってなかなか難しいですよね。その「ちょうど良さ」加減をお伝えするために「ちょうど良い」文章を心掛けてお届けします。
1. 暖かさがちょうど良い!
冬キャンプの何よりもの敵は「寒さ!」ということでご異存はないかと存じますが、カーサイドタープって「思ったより」暖かいんですね。これまで、夏とか他のシーズンの時にしか体験したことがなかったので知りませんでした。
編集長は愛用の「パーフェクションストーブ」をインストールしているのですが、暖気が上がってタープ内にほどよく溜まる感じ。焚き火の集中的なアツさとは違います。極寒の地でなければ、ちょっとした冬キャンプにちょうど良い!
※火器を使用する場合は各メーカーが推奨する使用法に倣い、正しくお使いください。また換気や警報機で一酸化炭素中毒に注意しましょう。
2.手軽さがちょうど良い!
ポール2本を、地面にはペグで、車体には吸盤で固定したら、あとはフライシートを被せるだけ! キャンピングカーによく付いているオーニングよりは面倒で、ヘキサタープよりは簡単だというちょうど良さ。
テントほど本格的じゃないのに、ちょっと設営すれば広がるリビングルーム感。ダイネットの延長としてチェアやコット、テーブルを展開したり……。逆にバンのスライドドアを開放して、楽に中の物が取り出せたり、車内でお昼寝したり……。このお手軽さがちょうど良い!
3.密閉感がちょうど良い!
これは暖かさとも連動するのですが、サイドウォール(出入り口のカーテン)を開閉することで温度調節が可能。そして開けっ放しにしておいても案外暖かいんですよね。これが一番の驚きでした(ほぼ無風だったせいもあると思います)。
また冬のお籠りキャンプというと大型テントに暖房器具を持ち込んで……というイメージが強いですが、それだと完全な「お籠り」になっちゃいがち。半分車内に連結して、半分外界にオープンしている。車の下からそこそこ換気もされて、この中途半端さがなんともたまらん!
VANLIFE SUPPLY『CAR SIDE CHILLER』
厳密に言うと「カーサイドタープ」というジャンルには、屋根だけのものだったり、ボックスタイプのものだったり、様々な形状のものがあります。その中で編集長が所有しているのは、VANLIFE SUPPLYさんの『CAR SIDE CHILLER』という製品。
ニュアンスカラーの多いこのジャンルの中で、VANLIFE SUPPLYさんは「ヨーロッパのヴィンテージテントからインスパイアされた」という絶妙な色を採用されています。ただ広いだけでなく、このちょうど良い色合いも圧迫感や密閉感に影響しているのかもしれません。
とにかく編集長の愛犬「どんちゃん」が中でウロウロ、クンクン歩き回っていても気にならず、ストープひとつで暖かくリラックスできる空間が生まれたのが特記すべきところ。「CHILLER」の名の通り「チル〜い」「ちょうど良〜い」タープでした!