CB缶とOD缶
まだまだブランドを紹介していきます。第12回は調理をするための熱源「コンロ」と「バーナー」になります。と、その前にガス缶についての説明が必要ですね。こちらはあくまでもビギナーさん向けの「入門」になりますから。
*CB缶 (Cassette Bombe)
一般のご家庭でお馴染みなのはこちらの細長い缶ですね。カセットコンロでの家族団欒に使われることが多いので、コンビニでも売っているし、量販店で安売りもされています。ビギナーさんが使うならこちらがオススメです。
*OD缶 (OutDoor)
そのまま上にバーナーやランタンを取り付けられる土台状のカタチをしています。寒冷地や高山に向いているのはこちら。取り付けるギアも家庭用ではなくアウトドア用が中心。取り扱っているお店が少ないのが(やや)難点。
初心者のうちは、OD缶によほど欲しいギアがない限り、CB缶に絞ってギアを選定していくのが良いでしょう。今はCB缶でもドロップダウン(低温で火が消えてしまう現象)の起きにくいカートリッジも販売されています。
コンロの種類
いわゆるカセットコンロですね。春夏秋の3シーズンなら、家で使っているコンロをそのまま持ち出しても良いでしょう。でも風の強い時などは、火の消えにくいアウトドア用の方が有利です。
バーナーの種類
携帯に便利なシングルバーナーは、登山家やULキャンパーに重宝される「ひと口コンロ」(←読みにくい)。昔はOD缶専用のイメージが強かったのですが、最近はCB缶用のシングルバーナも増えてきて、初心者にも敷居が下がりました。
良い子は取り扱いに注意しましょう
ということで代表的な4社からそれぞれ、ひと品ずつ紹介いたしました。2種類のガス缶の説明も含めての紹介でしたが、ガスランタンもCB缶用、OD缶用それぞれ出ています。LEDから移行したい人はそこも視野に入れておくと良いでしょう。
そしてキャンプ調理の熱源はガスだけではなく、アルコールストーブ(アルスト)や焚き火台、最近は電化製品(車中泊用が多いですが)も充実しています。そちらは追い追い焚き火の話などが終わった後の「上級編」でお送りしたいと思います(忘れてなければ)。
以前「冬キャンプの危険」の記事でも書きましたが、ガス缶は破裂して事故につながることもあります。高温の車内に放置したり、寒くて火がつかないからといって焚き火やストーブで温めたりすることのないように注意しましょう。