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入 門
軽キャンパー入門*14
『災害に備える軽キャンパー』

エコノミー症候群に注意

2016年の熊本地震の際、エコノミー症候群で亡くなる方が複数出てしまいました。当時の報道では、普通の自動車に家族4人で避難したという話もありました。落ち着かない避難所生活より車内を選びたい気持ちはよくわかります。

入院を要した人は調べによると43名だったそうです

しかしあの時は地震の後に大雨が降り続いたんですね。エコノミー症候群が起こりやすい条件は「長時間の同じ姿勢」と「水分補給不足」だそうです。雨が続けばどうしても車外には出たくなくなります。痛ましい報道でした。

「軽キャンパーの用途」として「キャンプ」「車中泊旅」に続き今回3つ目に上げるのは、「災害時」の使用法です。日本は元々地震の多い島国である上、近年は毎年のように記録的な異常気象に見舞われ、各地に被害も出ています。

その結果、キャンピングカー購入を決める判断材料に「災害対策」が必ず挙がるようになってきました。販売台数を押し上げる要因にもなっています。しかし話を「軽」キャンパーに限定するとどうなのでしょう? 考察していきます。

大型キャンパーのように行かないところもありますので、慢心は禁物になります



災害に軽キャンパーを使うメリット

*避難場所が確保できる
体育館や公民館などの公共避難場所ではプライベートが確保できず、周囲に気を使わなくてはなりません。会話や着替えなどで気兼ねせずに、家族でゆったりとできる空間は何よりものメリットになります。

*ペットの避難場所にもなる
ワンちゃん、ネコちゃん、その他のペットも、家族にとってはかけがえのない存在ですが、鳴き声や抜毛などで他の人には迷惑にもなり得ます。季節や種類によっては外に出しておくわけにもいかず、車内で過ごさせてあげたいものです。

*睡眠の質を追求できる
避難場所に快適な寝具が支給されるまでには時間がかかります。軽キャンパーなら普段からマットの厚みと質を追求できますし、シュラフも積みっぱなしにできるので、冬の避難でも安心。車内で眠る習慣も遊びを通して身に付きます。

筆者はこのメリットを一番重要視します。眠りをいちばん大切にしたい「のび太」マインドです

*防災用品の保管場所にもなる
シュラフ以外にも、レトルト食品やコンロなどのキャンプギアを保管しておくと、緊急時に慌てなくて済みます。車の装備によっては電源や水(ギャレー)も確保できますから、数日間の避難生活に活躍します。

*隔離場所として
日本の感染症対策も2年を超えて、緊急病棟や隔離場所として活用されるキャンピングカーの登場に注目が集まりました。自治体では大型キャンパーがレンタルされたりしていますが、個人レベルでは軽キャンパーでも工夫次第で家庭内感染を防ぐ手立てになります。




災害に軽キャンパーを使う注意点

*エコノミー症候群の注意
フルフラットのベッドが展開できたとしても、やっぱり狭いのが軽キャンパーの車内。大型キャンパーのようにはいきません。チェアなどで車外で過ごす時間を増やしたり、体操や災害活動のお手伝いなどで体を動かすようにしましょう。

*地域から孤立しないように注意
20年に政府が発表したガイドラインでは「在宅や車中泊で避難している人にも名簿登録を進め、物資や情報を提供する」方針が定められています。昼間は周囲の被災者の方々と協力し、孤立することのないようにしましょう。

*火災の注意
車内で調理する機会も出てくるかもしれませんが、出来れば火は車外で扱うようにしましょう。また水害時に電気系統がショートし火災が発生した例も報告されています。ガソリンをはじめとして引火物が集積しやすい車内ですから、家の火災以上に注意が必要です。

*積みっぱなしに注意
災害時以外、普段から包丁やナイフを積みっぱなしにしていると「銃刀法違反」に問われます。また薪割り用の斧はもちろんのこと、ペグハンマーで職質に拘束された例もあります。キャンプの後の危険物はこまめに積み下ろししましょう。




災害時に「最強」と報じる新聞もあります!

それでもやっぱり「防災用」としての軽キャンパーの購入は「アリ」ですね。パートナーにキャンピングカー購入を交渉する際の殺し文句としても使えますが、無理に「キャンピングカーを買おう」とは言いません。普通乗用車を車中泊仕様にDIYし始めるのも立派な「防災」と言えるでしょう。

災害時にあって良かったとされる設備、装備は……「フルフラットベッド」「ポータブル電源・サブバッテリー」「シンク・ギャレー」「(遮光)カーテン」「換気扇(ファン)」「ポップアップルーフ」「FFヒーター」「電子レンジ」……とされています。簡単には取り付けられないものもありますが、ご参考までに。

普段のキャンプから防災を意識しておくと、ギアの見方も変わってきますよ









Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。