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入 門
女子キャンプ入門*14
『失敗に学ぶキャンプ計画』

まずは恥ずかしい失敗談から

キャンプの計画を立てる上で役に立つポイントをお伝えしていきたいと思いますが、その前にダメダメな失敗例をお話します。もうかなり昔のことですが、筆者が大学3年生の時に経験した語るにも恥ずかしい失敗談となります。

友人3人と車に乗って、初めてのオートキャンプに行きました。場所は自宅から車で3〜4時間の距離にあるキャンプ場。途中、親戚の家を通過したので、一緒に温泉などに入って遊んだ後、キャンプ場に向かったのは夕方近く。

ちょっと迷いながらキャンプ場に向かう山道の手前で、ダンプと軽い接触事故を起こしてしまいました。警察の処理に小一時間かかったあと、現地に着いた時にはもう日が暮れていました。管理人さんもいなかったのでそのままチェックイン……

日付は忘れもしない11/3の文化の日。当時はブームではなかったので、他にキャンパーさんもいない「完全貸切」状態でした

ライトもない山間の真っ暗な夜に、周囲も分からずテント設営。さんざん手間取った後に焚き火の炎で「外はコゲコゲ、中は生」のお肉を食べたのが22時くらい。そのままテントに入りましたが、3シーズン用シュラフでは寒くてロクに眠れませんでした。

翌朝起きたら、なんと通路にテントを張っていた事に気づきました。後からやって来た管理人さんに笑われながら料金を払って、帰る道の運転のもう、眠かったこと! 親に借りていた車の修理代は13万円でした(これも忘れられない)。




キャンプの計画に必要なポイント

しょーもない話に長々とお付き合い頂きありがとうございました。でもこの失敗談に学ぶべきポイントは沢山詰まっていると思います。反面教師として、反省点を振り返ってみましょう。

*キャンプ自体を目的とする
ベテランさんになれば「観光」や「登山」や「釣り」をメインの目的として、キャンプはその宿泊手段に利用もできますが、初心者のうちは「キャンプをすること」自体を目的として、キャンプそのものを楽しむようにしましょう。

*近場のキャンプ場を選ぶ
できれば移動時間が1時間以下のキャンプ場を選びましょう。筆者のようなくだらない事故のリスクも減りますし、帰りは睡眠不足で疲労困憊の状態にある可能性も想定しましょう。

*季節を考える
初心者でいきなりの冬キャンプは危険すぎます。春や秋でもキャンプ場の夜の寒さは平地とは別物です。天気の予報だけでなく、気温もチェック。また逆に、良いシーズンは予約がすぐに埋まってしまいます。早めの計画を心掛けて。

*スケジュールに余裕を
今となっては謎でしかありませんが、どういう訳か「キャンプは夕方から焚き火をして始めるもの」だと思い込んでました。違います。キャンプ場にはチェックインと同時に入りましょう。慣れないうちは設営や火起こしに時間がかかるものです。

*キャンプ場の下調べ
特に女の子はスタッフさんが常駐しているキャンプ場が安心です。防犯だけではなく、困った時にも頼りになります。また料金は高くても「高規格」とされている場所の方が、設備やサイトも初心者に優しく整っています。




計画自体も楽しもう!

「入門」ですからかなり細かいところ書いていますが、ここをお読みの皆さんは筆者ほどの失敗はされないと思います。失敗を恐れるよりも、計画時からキャンプを楽しむ方に心を向けましょう。

ちょっとの失敗なら、後から語り草にもなる「笑い話」で済みます!

雑誌やWEBサイトを開いてみたり、YouTubeを再生してみたり。これから自分が行こうと思うキャンプ場も、たいていは動画になって上がっています。自分がそこに行った時のことを想像しながら、妄想を楽しみましょう。

あと、よっぽどの思い入れがない限り初回は「ソロキャンプ」は控えておいて、お友だちと楽しい計画を共有しましょう。何かトラブルがあっても、3人寄れば文殊の知恵です。できれば、ベテランさんと一緒に行くのが一番です。もちろん「何でも教えてくれるベテランさん」が一人いれば、この「入門」も必要ないんですけどね(自己否定)。






「まるみさん」の初回動画です! 自嘲されて「失敗」と言っていますが、慎重で、勉強熱心な「まるみさん」はみるみるスキルアップされています!







Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。