今回は完全に「N-VAN推し」記事です
正直に言いますと、N-VANがリリースされた当時(‘18年)は「なんだ狭いじゃん!」と、スルーしてました。だって車を見る目は完全に「車中泊」前提になっていましたから。注目するのは常に荷室(≒ベッドルーム)の広さでした。
普通の軽バンは荷室が180cm以上はあるのに、N-VANのスペック表を見ると、130cmちょっと。「これじゃあフルフラットにしても寝れないな……」と早計に失していました。ところが今、だいぶ遅ればせながらN-VANに関心が高まってきています。
その原因はもう完全に、なちゅガールズメンバーの「野外のもりこ」さんの動画のせい。ご覧になっている方にはお分かり頂けると思いますが、彼女とのN-VANとの相棒感が非常に良いんです。デメリットだと決めつけていたそのサイズも含めて!
可愛いは正義です!
もちろん当時から助手席を倒せば、男性でも余裕で眠れるフルフラットシートが作れることは分かっていました。また、ピラーレスで車体左側が全面開放されることも知ってはいました。でもやっぱり軽キャンパーである以上、少しでも空間の広さが欲しかったんですよね。
ところが「もりこさん」の動画を見ていると、そのサイズ感が非常にマッチしているんです。車の全長はさほど変わらないのに、ちょもかちゃんの「ハイゼット」や、風美編集長の「バモス」と比べても一回り小さい感じ。それがなんだか「かわいい!」んです。
現代的なカチッとしたフォルムでありながら、よく見ると丸目のライト。荷室の寸詰まり感(失礼!)が他の軽バンとの一線を画している。これってちょっと「ステップバン」っぽいかも……そう思い始めたら、気分はもうペンギン村。可愛い〜としか思えなくなってしまいました!
そんなN-VANがポップアップ!!
そんな話を編集長にしていたところ、先日の「ジャパンキャンピングカーショー」で、さらに気になるクルマの写真が送られてきました。ホワイトハウス製の『N-VANコンポ』です。こちらのメーカーさんにポップアップ仕様のがあるんですね(しないのもある)!
写真は「Cabin」パッケージというフルフラットになって、シンクも電子レンジもついている贅沢バージョンのものですが(展示用は大抵フルパッケージになっている)、もちろんビルダーさんによるキャンピングカーですからオプション選択も可能。
ポップアップルーフだけでも十分魅力的だし(価格表の一番左列)、人数によっては運転席を180度回転させるのも良いですね。表記の4人就寝は、大人だとさすがにキツそうですが、お子さんが小さいファミリーなら全然アリだと思います。
ポップアップって食事時(どき)なんかに差が出るんですよね〜。2人で向き合って食べる時でも、天井が高いと「軽」であることが気にならなくなるんです。ちょっとお昼寝したい時も、片方はパソコンしたり漫画を読んだり……くつろぐ余裕が出るんですね。
さらに使ってみると分かるのがポップアップの網戸の貴重さ! 普通の軽バンの窓に網戸を付けるのは、技術的にも防犯的にもかなり困難ですが、ポップアップなら両方解決。上の網戸から風が入ってくると、夏でも夜は少し寒いくらいに快適になります!
好みと予算に合わせてカスタムしたい!
うーん、俄然N-VANの魅力が増してきちゃいました。最初に気に留めなかったピラーレスもフルフラットも輝いて見えます。後部座席を外す手間なく「もりこ」さんのように「縁側」が実現できちゃうアシンメトリーな車なんて他にないし。
DIYしなくても車中泊できちゃうこの手軽さも良いんですが、逆にだめ押しで「まるなな」さんレポートによるN-VANオーナー「ruiさん」の動画を見て頂くと、カスタマイズ沼の深淵を覗き込むこともできます!
最初に「狭い」と切り捨ててごめんなさい。「ノーマルのまま」「ポップアップさせて」「徹底カスタマイズして」……この可能性の大きさにまったく気付いていませんでした。初期予算から、後々のDIYで無限にその可能性を広げられる……ポップアップルーフが発表されたのは2年も前なのに、今さらながら記事にまとめたくなりました!!