持ち物リストを作りますか?
さぁ、ここまできました。今日が初めてのキャンプの前日だと思ってください。明日出かける用意はお済みですか? 荷物のパッキングは今日のうちにしておきましょうね。いよいよ「実践編」も佳境に入りますよ。
忘れ物は誰でもします! これまでしてきたキャンプの中で「忘れ物をひとつもしなかった回」なんてことは滅多になかったぐらい、します!! 「忘れ物checkリスト」などを作るのも一つの手かもしれませんが……。
*テント(グランドシート・ポール・ガイロープ) *ペグ・ペグハンマー *テーブル *チェア *シュラフ(枕) *クーラー(保冷剤) *ライト(ランタン・電池・マントル) *コンロ(バーナー・焚き火台) *薪・炭 *トング・着火剤・ライター *ナイフ・薪割り斧 *革手袋・軍手 *ウォータージャグ *クッカー(スキレット・ダッチオーブン) *お皿・カトラリー *まな板・包丁・しゃもじ・おたま *洗剤・スポンジ・金たわし *アルミホイル・サランラップ *キッチンタオル・ペーパー *ゴミ袋・ティッシュペーパー・新聞紙 *虫よけスプレー・蚊取り線香・ムヒ *洗面具(タオル・歯ブラシ・歯磨き・石鹸・シャンプー) *着替え *携帯電話・カメラ・充電器 *お財布(お金・カード・保険証・免許証)
ふぅ。これだけ書き出しても、こんどは「書き忘れ」があるかも……って心配になりますし、このリストにないキャンプギアも持っていたりしますよね? それにまだこれ以外に食材も積むんですよ。調味料から飲み物まで……!
用意を楽にするコツ
という訳で今回はリストそのものよりも、キャンプの用意を少しでもスムーズにするコツを伝授していきたいと思います。忘れ物はどっちにしろしちゃうもんですよ。もう気にしない! 気にしない!
*キャンプ道具は1箇所にまとめて収納
持ってるギアは全部、ひとつの押し入れやクローゼットにまとめてしまっておくことにしましょう。そこから必要なものを取り出せば、リストを作らなくても忘れ物は減るという算段です(無くなりますとは言えない……)。
*用途別にバッグやボックスを用意しておく
「設営に使うもの」はこの袋に……「焚き火関係のもの」はこの箱に……というように仕分けておくと、細かいものを個別に確認する必要はなくなります。ポールとガイロープ はいつもテントの袋に入れておく……というようにね!
*車も収納場所とみなす
全部のギアが積みっぱなしでは普段乗る時に影響あるけど、ある程度のギアは車に置きっぱなしにしても良いでしょう。筆者は災害時を想定して、干した後のシュラフは車を定位置にしまっています。
*食材は事前に下ごしらえ
現地での手間が省けるように、切ったり、浸けたりなどの下ごしらえは、家で済ませてジップロックやタッパーに入れちゃいます。その過程で「買い忘れ食材」に気づき、行きのスーパーで購入することもよくあります。
*車の積載のコツ
車に荷物を積む際は「重くて安定しているもの」を下に……キャンプ場に着いて「先に使うもの」を手前に……この2つの方針に従うと良いでしょう。あまりに重いものがある時は、左右のバランスと重量オーバーに気をつけて。
「大変そう」とは思わないで!
なんだか「キャンプに行く前の用意」よりも「帰って来てからの収納のコツ」の方が多かったような気もします。こうして文字で読むと大変そうですが、回数を重ねて慣れてくればルーティーンに落とし込めます。
それでも忘れ物がなくならないのは、再三お断りしている通りですし、実際、なちゅガールメンバーのYouTubeでも、色々忘れてます。編集長の森風美はテレビ撮影で、ワンポールテントのポールを忘れたエピソードを語り草にしています。
それより注意したいのは、キャンプサイトに忘れてきちゃうという……逆のパターンの忘れ物ですね。これは大事なギアを失ってしまうことに繋がりますので、この「実践編」の後半の方で注意喚起することにしましょう。