ウクレレのススメ!
春が来て、夜の冷え込みもだいぶ和らいで来ました。冬キャンプには冬キャンプの魅力がありますが、暖かくなるとキャンプに連れ出したくなる相棒がいます。それはタイトルの通り……「ウクレレ」くんです!
いや、何も絶対に「ウクレレ」じゃなきゃいけないって訳でもなく、別にギターでも同様に楽しめます。実際、ウクレレもミニギターも両方所有していますし、サイズも重さもそれほど違いはありません。
ですが、「ビギナーにとっての始めやすさ」や「アウトドアへの連れ出しやすさ」を比べると、僅差でウクレレくんに軍配が上がるんですよね。……というわけで、今回は「これから何か楽器を始めたいな〜」とお考えの方に「キャンプとウクレレの相性の良さ」をお伝えしていきます!
ウクレレの実力
ウクレレがハワイの楽器であることは皆さんご存知だと思いますが、実際にどんな音色を奏でるのか? まずはそこからご紹介しましょう。もちろんギターの方がメジャーだし、クラシックからRockまで……汎用性が高いのですが、ウクレレもなかなかどうして……侮れませんよ!
音色については「文字で説明する」より「聴く」方がが早いでしょう。早速YouTubeでご紹介します。小さいながらに「天才」ウクレレプレーヤーとして話題になった「グレース・ヴァンダーウォール(Grace Vanderwaal)」ちゃんです。ウクレレのイメージが一新しますよ!
うっとり……惚れ惚れしますね。この子は今やビルボードにもチャートインする有名なシンガーになっていますが、ウクレレの表現力ってここまで出来るんですね。でもこの人は「天才」すぎて我々ビギナーの参考にするには敷居が高いですね。
う〜ん、好きっ! メロウで、アンニュイで……癒されますね。この人も「天才」ですが、このぐらいの「コード弾き」なら、初めての人でもマネできそうでしょ? チャンネルには往年の名曲が、数は多くはありませんが並んでいますので、ぜひ時を忘れてお耳を傾けてみてください!
ウクレレがキャンプに向くワケ
もう当然のように音楽を嗜んでいらっしゃる方にはピンと来ないかもしれませんが、苦手な人にとっては「入り口の敷居の低さ」ってすごく大切なんです。その点、ウクレレは利点が多くて……ちょっと列挙してみましょう。
*価格が安い
楽器ですから値段もピンからキリまであるのですが、同程度のアコースティックギターと比べると半額以下のお値段で買えちゃいます。「お遊び用」なら1万円くらいから。5万円前後の物になれば、お教室の「発表会」でも使えるレベルになります。
*コードを弾きやすい
ギターが6弦なのに対して、ウクレレは4弦。tamamixxさんの動画は運指がアップで撮影されているので「これなら私にもできそう!」と思えますよね! 初心者の鬼門となる「セーハ(指で全部の弦を抑えるコード)」もずっとやりやすいんです。
*軽くて持ち運びに便利
これは少しでも荷物の軽量化をはかりたいキャンパーには至上命題ですね。でも「小さくて軽い」って持ち運びだけでなく、弾くときにも重宝するんです。小柄な女性でも、ストラップなしで小脇に抱えられます。
*維持がカンタン
ギターは、こまめに交換しないと錆びてしまう「スチール弦」が多いのに対して、ウクレレは「ナイロン弦」が主流。もちろん本格的に弾くなら、定期的な弦の交換も必要ですが、筆者ははっきり言って、何年も交換していません!
*音が小さく可愛らしい
ご近所迷惑が御法度のキャンプ場においては、ウクレレの小さな音もメリットになります。音色も可愛く、見た目も可愛い(特にパイナップル型!)ウクレレはまさに「なちゅガール」向け! それでも迷惑にならないように音量には気を付けはしましょうね。
最短ひと月で弾けるようになる(ハズ)
新しい楽器を持つ時には付きものとなる悩みですが、どこからどう手をつけたら良いのか、何から始めたら良いのか、とっかかりが分からないんですよね。ただし今回は「キャンプで焚き火を囲んでポロンポロン」がゴールと決まっています。
tamamixさんのように「ポロンポロン」と弾くには、「コード」と呼ばれる「和音」の運指を覚えれば事足ります。「C」とか「Am」とか「E7」という記号で表記されるやつですね。簡単な曲なら4つ〜5つくらいのコードを覚えるだけでマスターできます!
今の時代、YouTubeでとっても優秀な先生がいらっしゃいますので、動画に合わせて練習しているうちに自然とマスターできてしまいますよ。最後にその先生をご紹介して、次回の記事につなげます。
もうとにかく初心者向けに、懇切丁寧にウクレレのチューニング方法から解説してくれています。そして特筆すべきは、その曲数の多さ!! 1600曲以上が初心者向けの簡単なコードになって、レッスン動画に上がっています。