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外どうぐ
究極の無骨アイテム
『バタフライSAW』

衝動買い魂……着火!

アウトドア・キャンプの老舗雑誌「BE-PAL」さんが、Webメディアもお持ちなのをご存知でしょうか? その名も「BE-PAL.NET」。先日、そちらの記事をつらつらと眺めていたら、「衝動買い魂」を揺さぶるアイテムと出会ってしまいました。

それがこちらの「バタフライSAW」になります。当該記事はコチラです! 小学館内のネットショップ「PAL-SHOP」にて「大人の逸品」として取り扱い中。価格7,700円です。 値段も「衝動買い魂」の購買欲を満たすのに、ちょうど良いぐらいの設定です。

「別にこんなもの要らない〜」というお声も聞こえてきそうですが!



切るためではないんです!

そうです。要らないんです。……って言ったらBE-PALさんに迷惑かな? 確かに焚き火などでちょっとしたノコギリが欲しくなる時はあります。ブッシュクラフトなどで小枝のペグやポールを切り出したくなる時もあります。でもそんな時は……


このくらいのサイズ感の方が使いやすそうですよね。こちらも商品名は似ていて「バタフライソー」。通常のノコギリと同じような薄い刃が付いていますし、取っ手もとっても持ちやすそうです。価格も9,000円と同じくらい。……でも、ダメなんです!!

「普通」では、なちゅガールの「衝動買い魂」に火は着かないんです!!

そもそも何かを切りたい訳ではないんです。言って、ブッシュクラフトもしませんし。ノコギリを使いたくなるようなコンパクトグリルも、そんな使いません。では、なぜそんなに「衝動買い魂」に火がついたのかというと、「シャッ、シャッ、シャッ」をやりたいからです。




「シャッ、シャッ、シャッ」とは?

お読みになっている読者さんには、何のことだか全く分かりませんよね。何か名前が付けられているものでもないので「シャッ、シャッ、シャッ」なのですが、まずは動画を見ていただいた方が早いと思います。どうぞ!

本当は「Vertical Open (ヴァーティカルオープン)」という名前が付いているようです

コレです。これをやりたかったのです。ただノコギリを振り出す際に、カッコつけて回転させる……このためだけに購入したのです。よく鉛筆をくるくる廻すのに似ていますよね。でもそんなことはありません。なんたって、「大人の逸品」ですから。




やり方の説明

それでは、やり方の説明に入りたいと思いますが、何より最初に注意したいのは、ケガ防止のために、必ず、必ず、必ず革手袋を着用すること! こちらのノコギリはひとつひとつの山が非常に鋭いです!! 素手でやったら絶対に怪我します!!!

薪割りなどにも使う、焚き火用の革手袋をそのまま転用してもOK

振り出し方につきましては、他にも「Horizontal Open(ホリゾンタルオープン)」とか「Quick Draw(クイックドロー)」とかもあるのですが、基本となる「ヴァーティカルオープン」を画像で伝授していきましよう。

① まず、留め金のついてない方の持ち手(セーフハンドル)を掌に持ちます。逆に持つと③でケガをします。

② 留め金の付いている方の持ち手(バイトハンドル)を手の甲に振り上げます。

③ 続いて、バイトハンドルを振り下ろします。きちんとセーフハンドルを握っていれば、振り下ろしたブレードは、指に背の方があたり、ケガには至りません。

④ 最後にそのままブレードを振り上げて、上がってきたバイトハンドルを掌に迎えてあげます。ここでケガをしやすいので注意!! 迎え入れてあげる際に、ちょっと指を開いてあげつつ……

⑤ ……かといってハンドルを落とさないようにして、上手く収納できれば完成!!

逆の手順を踏むと「シャッ、シャッ、シャッ」で仕舞うこともできます!!

「ペン廻し」と同じで多彩な技は他にもたくさんあって奥が深いのですが、それを追いかけることは敢えてしません! あまり凝りすぎても周囲に退かれてしまいます。小枝を切る際にちょっと繰り出して、後は素知らぬ顔をしている……それがちょうど良い温度感です!




実際に切ってみた

肝心のノコギリとしての性能の方も検証しておきましょう。基本的にキャンプでノコギリが必要になるのは、木目を横切って切断したい時。木目に沿って割るのは鉈や斧が得意とするところですが、コンパクトグリルでは、横に切って、短くしたい時の方が多いのです。

持った感じはなかなかの高級感。まさに「大人の逸品」として、握ること自体に意義を見出せそうな感じです。ハンドルは大きな角材を切るには力を入れにくいでしょうが、小枝を切るのならちょうど良いおさまり。

実際に切ってみた感触は……良いですね。大きなノコギリと比べて、小さく貧弱に見えるブレードにあまり期待はしていませんでしたが、しっかりと厚みがあるせいか、ひと引き、ひと引き、確実に木を刻み切るような感触が心地よいです。

硬度が高く、切れ味も良いとされる「SK5」という炭素鋼のおかげです



本格無骨キャンパーに……

ミーハーなカッコよさに魅かれて衝動買いした今回の「バタフライSAW」でしたが、実用性から言ってもかなり優秀だと感じました。折りたたむと約13cm×幅2cmに収まるコンパクト設計。登山系のULキャンパーにも嬉しい115gの軽さ。

このバタフライ型の原型は「バリソン」とも呼ばれ、歴史は第二次世界大戦時のフィリピン在留のアメリカ軍にまで遡るそうです。タクティカルナイフ(兵士の携行するlast ditch的ナイフ)の原型とも言われ、サバイバル感満載!!

無骨系キャンパー、ブッシュクラフト系キャンパーの「衝動買い魂」を刺激するには十分魅力的な「大人の逸品」だと思います。文中で紹介した「ヴァーティカルオープン」は、30分ほど練習すればできるようになりますよ!!

バタフライSAWが売っている「PAL-SHOP」はコチラです!


※かならず革手袋を嵌め、怪我には細心の注意を払いましょう!
※刃物類は用途なく携行すると銃刀法違反になります。











Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。