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外ごはん
いろいろダメダメな
『虹色そうめん』

まずはお詫びから

今回の「外ごはん」レシピは、タイトルにもある通り、いろいろダメダメでした〜。そのダメダメな様子は、記事の端々で正直に打ち明けてまいりますが、ただ1点!! 出来上がったメニューそのものは、大変美味しゅうございました。読者さんに胸を張ってオススメできます!!

でも、まず、「そうめん」……季節的にダメですよねぇ。本来なら初夏にご紹介すべきメニュー。9月ともなると、夏休みの間じゅう「えーっ!? またーっ!?」「文句言わないのっ。暑くて何も作る気にならないから、昼はこれが一番簡単なのよっ!!」とお母さんとバトルを続けた後ですよね。

食べ飽きた上に、涼しくなってきたら、わざわざキャンプで作ろうとは思えません!

ただ「今年は9月になってからも残暑厳しく、30℃を超える日が続く」と、木原さんとそらジローが言ってました。せめてこの記事が掲載される頃には、その長期予報が当たって、季節外れ感が出ないようになることを祈るばかりです。




材料

そして材料もダメダメです。まずは肝心の虹色そうめん「みわの虹」という商品ですが、開封前の画像を撮っておくことを忘れました。痛恨のミスです。ご覧の通り、一度開けて、半分ほど使ってしまった後の写真を載せておきます。

これは編集長に怒られそう〜

色の付いた「そうめん」は、別にこの商品に限らずとも各種販売されています。本来ならばこのような盛り付け方にするのが、正規のお召し上がり方でしょう。しかしそれだけならば「なちゅガール」で紹介するまでもありません。

今回編集部が考えたのは、このように各色を別盛りにするのではなく、茹でる時からお鍋で混ぜてしまうという暴挙。カラフルさとゴージャスさが演出できるのではないか?……という企みです。果たして上手くいくのか? はたまた、残念な見た目になってしまうのか!?

絵の具を全色混ぜてしまった時のような惨状も予測されます

《材料》
*そうめん
*エディブルフラワー
*プチトマト
*オクラ
*えのき茸
*薬味
(ミョウガ、カイワレなど)
*めんつゆ




平野レミさん直伝?

材料を見て「えのき?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。実はコレ、NHKの『平野レミの早わざレシピ』で紹介されていたアレンジ。単調になりがちな「そうめん」の中に、シャキシャキ感とほのかな香りがプラスされ、絶品「そうめん」となるそうです。

ご存知の通り、編集部はレミさんの大ファン。絶大なる尊敬の念を寄せていますので、早速取り入れさせて頂くことにしました。番組内では三谷幸喜さんも大絶賛していましたので、美味しさに間違いはないはずです!

「みわの虹」には「白色」が入ってなかったので、それもちょうど良いかもしれません!



作り方

ここまでの写真でお気付きかもしれませんが、この日はお天気もダメダメで雨模様。ドタバタした中での調理と撮影になりました。ですが「早わざ」には定評のある平野レミ師匠にあやかって、夏休みの「手抜き」料理の代表を作ってまいりたいと思います!!

① 茹でる前に「えのき」と「その他の野菜」、「薬味」をあらかじめ切っておきます。茹で上がってからは、時間が勝負になるからです。「えのき」はバラバラにほぐれるよう、だいぶ上の位置で切りました。

② 沸騰させた大量のお湯で「そうめん」を茹でていきます。虹色ということで7束も入っているので、それぞれ半分ずつ投入しました。あとは普通の「そうめん」と同様、大きく攪拌しながら、1分半ほど茹でていきます。

③ 茹で上がったら「氷水」で冷やします。キュッと「締める」と表現することもありますが、これにより表面のデンプンがベーター化(老化)し、膜を張った状態になるのです。おかげで、周りの水分を吸うことなく、弾力を保ち、成分を外に溶け出し難くする大切な行程です。

④ ここでまたダメダメ。同じ煮汁で「えのき」を茹でようとも思ったのですが、順番が逆だったかもしれません。「えのき」の方が「麺」より伸びにくいからです。それでも丁寧にほぐしながらお鍋に投入しました。

⑤ 「えのき」も一緒に冷やして完成です。ザルで余分な水分を切り、バナナの大きな葉に盛り付けます。今回は色合いが重要になるので、カラフルさを引き立たせるための演出。ただもうお気付きだとは思いますが、肝心の「そうめん」の色が……あまり付いていませんねぇ。




実食レポート

これが最後のダメダメです。元々はこんな風に、くすんだ色合いの乾麺だったので、茹でることで鮮やかに発色すると思い込んでいたのです。エビやカニを茹でた時みたいに……。ところが、こちらの仕上がりはかなり落ち着いた色合い。

すべての「色付きそうめん」がそうだとは限らないのでしょうが、やはり「和」の食品ですからね。ビビッドなカラーよりも、枯れた色合いを好まれるお客さんが多いのでしょう。めげずにエディブルフラワー(食用のお花)を散らして、飾り付けました。

じゃ〜ん!! でも、でもっ、なかなかの映え料理になったとは思いませんか? これまでの「外ごはん」レシピの中でも1、2を争う出来栄えだと思います!! ダメダメはいろいろあったけど、最終的には大成功。当初の目論見は見事に達成されました!!

そして、そして、お味の方も新食感で美味し〜い! さすがレミさん!! 今回はいつもより多く、4人で試食してみたのですが、4人が4人とも大絶賛!! 氷で締めたおかげで、麺も伸びてません。次から「そうめん」の時には、必ず「えのき」を投入しようと、決意するほどの美味しさです!!

冒頭でお伝えした通り、胸を張ってオススメできるレシピとなりました!!

……いや、「えのき」は編集部のアイディアではありませんし、映えたのも単なるお花のおかげだし、調理はラクでもキャンプ場まで氷を持っていくのは大変だし……。トータルで言えば、編集部自体がダメダメだったのかもしれません。











Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。