本音で語ります!
ちょっと久しぶりになりましたね。「なちゅガールズ」メンバー同士の対談企画。3人でおしゃべりする場合は、もっと正確に「鼎談(ていだん)」と銘打っていますが、今回は「ちょもか」ちゃんと「さおりんご」さんと、編集長の「森風美」の3人になります。
3人の共通点は、皆さんご存知の通り軽自動車のキャンピングカー、通称「軽キャンパー」に乗っていること。本サイトの定期連載『軽キャンパー入門』でもお馴染みですね。なちゅガールは「女性向けサイト」として軽キャンパー推しではあるのですが……。
今回の鼎談は実際に乗っているオーナーたちからの「生の声」になります。『軽キャンパー入門』のようなビギナー向けの解説ではなく、彼女たちの本音がバンバン飛び出してきそうな……(悪い予感しかしません)。
皆の愛車紹介!!
森風美「まずはどうして『軽キャンパー』に乗っているのか、というところから……」
さおりんご「可愛いから! 最初はキャンピングカーってゴツいイメージだったけど……おもちゃみたいで可愛い〜と思ったの!」
森風美「その前はもっと良い車っていうか、ちゃんとしたっていうか……しっかりした車に乗ってたんだよね?」
さおりんご「おウチの車だったんだけど、ワーゲンの『イオス』っていう、セダンのオープンカー」
森風美「ひょえぇぇぇ、オープンカー!!」
森風美「ちょもかちゃんは?」
ちょもか「私の場合はたまたま車を探していて……キャンプ好きだし、荷物いっぱい積めるから……って」
森風美「それでハイゼット?」
ちょもか「うん、たまたまハイゼットカーゴになったの。フルフラットになる車が良くて。車中泊したかったし」
森風美「前の車はなんだったんだっけ?」
ちょもか「……それもハイゼットカーゴ」
一同「(笑)」
森風美「私は選択肢にハイゼットもエブリィもサンバーも挙がってたんだけど、顔をModest Carsさんのに変えたい車種があって……」
さおりんご「何?」
森風美「……何だっけ?」
さおりんご「どんなの?」
森風美「えっと……何って名前だっけ?」
ちょもか「調べよっか?」
森風美「あ〜出てこない、もうダメだ〜私。……そうだ、ポケットバン!」
軽キャンパーの良さ
森風美「実家の車が軽キャンパーだったから、『寝られる車』ってことは大前提で選んでたけど……キャブコン買うにはお金が足りなくて」
さおりんご「私も釣りのために寝られるっていうのは重要だった。夜中に出て釣りに行くから」
ちょもか「私はキャンプ行きまくってて、設営も撤収もしなくて済むってのがすごく大きくて……」
森風美「テントはもう使わなくなっちゃった?」
ちょもか「うん。飾りで軍幕を張ったりしても、寝る時は車の中だったりする」
さおりんご「私は逆かもしれない。逆にキャンピングカー買ったから、キャンプに行く機会が増えた!」
森風美「インドアだった人もキャンプするようになったってよく聞く〜」
さおりんご「あと『軽』ってことでいうと、高速代も燃費も安くて、助かるよね〜。遠出が多いと」
森風美「それとあと、5月になると皆んな気になり出す……」
さおりんご「維持費もね〜。税金とか、保険とか、車検とかも安くなるよね〜」
軽キャンパーのデメリット
さおりんご「でも、遅くて、走らないの。高速の合流とかで怖い思いしちゃう人多いんじゃないかな。特に首都高とかだと」
森風美「ああ、合流の距離が短くて、加速できないってこと?」
さおりんご「そう。皆んなビュンビュン走ってる中に、シュンッ!って入らなきゃいけないから。あとただの緩い坂道でも『私って迷惑かけてる?』みたいになっちゃう」
森風美「馬力がねぇ……」
ちょもか「それ、ある!」
森風美「ベタ踏みでも進まなかったり?」
さおりんご「そうそう。『これ床じゃん!』って思うことよくある!」
森風美「私はクーラーが弱くなっちゃうのが悩み。ちゃんとした車だと、後部座席や左右で、効きを調整できたりまでするのに。装備が豪華じゃないっていうか……」
さおりんご「すぐ外だったりするしね」
森風美「すぐ外?」
さおりんご「なんというか体が薄い?」
森風美「ああ、ボディが薄いってこと?」
ちょもか「確かに薄いよね〜!!」
一同「(笑)」
欲しいオプションは?
森風美「私は引き出し式のテーブルを作ろうかなぁって考えてるんだけど、皆は何か欲しいオプションとかある?」
さおりんご「自動運転!」
ちょもか「うん!」
さおりんご「この間お父さんの車借りて北茨城まで行ったの。高速道路で200kmくらい。もう、な〜んにもしなくて良いの! ……そうしたい!!」
森風美「レベル4ぐらいの自動運転になるのかなぁ?」
さおりんご「あとねぇ、ターボ!! バンの人たちなら絶対つけた方が良いと思うよ」
森風美「後付けってできるの?」
さおりんご「なんかトラックとかはキットがあるみたいだから、出来るのかな〜って思ったんだけど」
ちょもか「山道を登る時にはいいですねぇ」
森風美「ちょもかちゃんは?」
ちょもか「私はソーラーパネルかな、やっぱり。キャンピングカーらしくて憧れる!」
さおりんご「便利ですよ。勝手に充電してくれるからね」
森風美「えっ!? 付ける場所ないじゃん?」*注)
ちょもか「そうなの。付けるところないんだけど……」
やっぱり大型キャンパー欲しい?
さおりんご「欲しい! 乗りたい!!」
ちょもか「乗りたーい!」
さおりんご「でも『1台だけ』って限るなら、今の車かな〜、やっぱり」
森風美「贅沢が許されるなら、2代目はタウンエースサイズのキャブコンが良いな〜。ダイレクトカーズさんの『AMAHO』……だっけ?」
さおりんご「ああ、アレ! 可愛いよね〜。いいよね〜」
森風美「あれのタウンエースサイズはなかったと思うけど、後ろの開口部がガバって開くのが、めっちゃ良くて……」
さおりんご「車内が明るくなるのはすごく良いね!」
森風美「レジストロ(Mystic社)で後ろがガバって開くのがあったらもう迷わず買っちゃう!」
さおりんご「中型サイズの大きさで、キャブコンとバンコンの良いとこ取りした車が理想なのかな〜」
森風美「でも高いよね〜」
一同「……」
森風美「やっぱりお金があればねぇ……」
ちょもか「うん、お金があれば何でもできる」
さおりんご「そうそうそうそう……(笑)」
森風美「……これが結論? ……で、いいのかな?」
編集後記
結局「お金」? 冒頭の、悪い予感が当たった「結論」になってしまった気がしますが、これが今どきのZ世代って感じもします。まぁ、小娘たちの言うことですから、寛容な目で見守っていただければありがたいと思います。
どちらかというと、軽キャンパーの「メリット」よりも「不満」の方が多く吐露されてしまったような今回の鼎談。それでも彼女たちの愛車への愛情が、垣間見れたのではないでしょうか?