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入 門
女子キャンプ入門*34
『キャンプの朝!!(の過ごし方)』

コケコッコー! 朝ですよー!!

ひと晩明けて、朝になりました。皆さんおはようございます。「初めてのキャンプでの1日」を時系列を追ってお送りしてきました「女子キャンプ入門」も、残すところあと僅かとなりました。

こんなに長い連載になるとは思ってもいませんでした。お読み頂いている皆さん、本当に、本当に、ありがとうございます!!

さて、今回は初めてのキャンプ場で目覚めてから、朝食までの時間の過ごし方をお話します。皆さんもできるだけ想像を逞しくして、すがすがしい朝の光と空気の中にいるような気持ちでお読みください!!




朝は静〜かに……

キャンプ場によっては、美しい朝日がウリのところもあります。日の出時間をチェックして、たまには早起きしてみるのも一興。ただ、まだ皆さん寝ている時間ですから、うるさくして迷惑をかけないように気をつけて!

いくら朝日が綺麗でも、歓声を上げたり、大きな声でしゃべったりはいけません。他にも、緩んだペグを打ち直したり、逆に撤収の準備を始めたり……大きな音が出る行為は控えましょう。

どうしても必要がある時は、そ〜っとやりましょうね!

就寝時間とは違って、朝の起床時間を設定しているキャンプ場はほとんどありません。こういった「入門書」でも、朝の過ごし方について触れているものはあまりないので、時間で区切るのは難しいのですが……。

なんとな〜く暗黙の了解で「7時より前は静かにする」みたいな線引きがある気がします。でも実際は時計を気にしなくても大丈夫。周囲のテントを見渡せば、皆さん同じくらいの時間にゴソゴソ起き出して、朝の挨拶を交わし始めます。

知らない人にも「おはようございまーす」とご挨拶しましょう!



朝の焚き火は?

また、マナーの良くないところでは、朝早くからコーンコーンと薪を割る音が響いてきたりもしますが、初回のキャンプで朝の「焚き火」は控えておいた方が良いかと思います。「音」もそうですが、「撤収」の問題もあるからです。

起床の時間は設定されていなくても、チェックアウト、退場時間はほとんどのキャンプ場で設けられています。タイムリミットまでに焚き火を鎮火させ、灰を集積場まで持っていかなくてはなりません。

チェックアウトの時間になっても、薪が燃え切らなくてあたふたしている光景は、中級者でもよく見られます。かといって、水をかけて消化し、大量の消し炭を残らせるのも憚られます。

ビギナーのうちは焚べる薪の量、燃焼時間などに経験則が働きませんし、火起こし、着火の時点から手間取って、時間を大幅に浪費してしまうこともあり得ます。朝の焚き火は、夜の焚き火で十分に慣れてから、挑戦した方が無難でしょう。

冬のどうしても寒い朝ならば、この限りではないと思いますが!



撤収の下準備をしましょう

それより見落としがちなのが、結露や朝露です。夜の間に雨が降ったりしなくても、気候によってはテントの中がびっちょり……。または草のサイトなどでテントの裾や底面がびっちょり……。そんなこともよくあります。

インナーテントを少し外しておいたり、裾を持ち上げたりしておけば、帰りまでに乾いてしまうことがほとんどですが、最悪雨が降った場合は、ポールを外して干した方が早く乾きます。

ちらっと確認するだけで済みますから、朝食の準備の前に対策しておきましょう。寝袋なども、何故か端の方が湿っていたりすることがよくあります。完全に乾かしてから撤収できれば、帰宅してからのメンテナンスが楽になりますよ。




朝の空気を楽しんでください!

ということで今回は、あまり「入門書」でも触れられることのない、朝の過ごし方についてお話しました。洗面やお化粧などの細かいこともありますが、せっかく大自然の中で迎える朝ですから、心ゆくまで満喫して頂きたいと思います。

朝陽が差し込む木漏れ日の森をお散歩したり……、水面の輝く波打ち際に遊んだり……。通勤通学で慌ただしい普段の生活では忘れがちな、ゆったりとした朝の時間を、たまには取り戻してみましょう。

未経験な人は、キャンプ場などでよく開かれる朝の「ヨガ教室」などに参加しても、意外な発見があるものです。普段意識していない「呼吸」や「姿勢」を意識してみる。大自然で迎える朝は、いろいろなことを気付かせてくれます。

深酒かっくらって、寝坊する朝もなかなかオツですけどね!

「キャンプ」と言えば、夜の焚き火のイメージが強くありますが、ベテランさんになるほど、この朝のひと時を好まれる方も増えてきます。もうすぐ撤収……という寂しさも手伝って、余計に景色が愛おしく思えるのかもしれませんね!




こちらの動画は「どんちゃん」のモーニングルーティーン。まったく何の参考にもなりません!







Author
なちゅガール編集部
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