紹介しきれなかった総集編
軽キャンパー注文時のオプションについては、前回の「オーニング」をもって検討し尽くしました。長い間お読み頂いた皆さん、本当にありがとうございました。いつかビルダーさんに注文する時の参考にしていただければ幸いです。
また、軽バンをDIYする時の「代用品」についても、様々に提案してまいりました。キャブコンと違って軽バンは、注文の期限がある訳ではありません。焦らずゆっくりと、ご自分好みの愛車に仕上げて行かれれば良いと思います。
実際に車中泊をするようになると、欲しくなる備品、部品が見えて来ます。購入するだけで済むものだったり、ちょっとしたDIYが必要なものだったり……。今回はそんな小物を集めて、役立つヒントをご提供できればと思います。
室内灯・ライト
ビルダーさん製作による軽キャンパーでは、ほぼ標準装備に含まれています。後から、オプション品として選ぶ必要はありません。逆に軽バンDIYの場合、元からの室内灯だけでは暗すぎますし、バッテリー上がりの原因になりますから、別に用意しましょう。
とは言っても、ポータブル電源につなぐような本格的なライトは必要ありません。今は充電式のLEDライトが非常に明るく高性能になっていますから、Goal Zeroなどを1〜2個ぶら下げておけば、狭い軽キャンパーの車内は十分明るくなります。
棚・収納
棚も自作する人が多いですね。車内の形状に合わせて凝ったDIYをする人もいれば、市販の棚を置くだけで済ませたり、コーヒーや果物の木箱を流用する人もいます。備え付けるよりも、取り外せるようにした方が、状況に応じてスペースを確保できます。
テーブル
軽バンの方は、バックドアからスライド式で引き出せるテーブルを自作している方が多いですね。フルフラット化で生じたデッドスペースを生かせるナイスアイディアです。また軽トラの場合、あおりを利用したカウンター状のテーブルも可能です。
車内のテーブルは、これからの季節にぴったりの「こたつスタイル」がオススメ。掛け布団を外せば、夏でも快適なワークスペースになります。また、自作する場合も「棚」と同様、比較的ラクなDIYで済みます。
サニタリー
車中泊となれば、毎日の歯磨きやお風呂も重要です。女性の場合はいつものお化粧ポーチに入れておけば良いと思いますが、ファミリーの場合は、一箇所にまとめてあると便利。100均のビニールポケットを使う人も多いのですが、写真のような布製はどうでしょう?
歯ブラシ、歯磨き粉だけでなく、それぞれのニーズに合わせて、コンタクト洗浄液、コンタクトケース、洗顔料などを収納できます。生地の柄は無限にありますから、簡単なお裁縫で、自分好みのデコレーションが実現できます。
お風呂セット
また、お風呂セットもひとつにまとめておくと、いつでも戦闘体勢……いえ、銭湯体勢に備えておくことができます。キャンプ場や街の銭湯では、石鹸やシャンプーが備わっていないことが多いですからご注意ください。
着替えをひとつの袋に入れておくのも、銭湯体勢に入るのにはオススメです。以前、開発部がご紹介した「まバッグら」なら、車中泊時の枕にもなるし、そのままお風呂のロッカーまで持って行って、その中で洗いものと仕分けられるので超便利!!
先輩方に学びましょう!
なんだか写真による紹介ばかりの、カタログのような回になりましたね。キャンピングカーの「快適化」とか「便利化」なんて皆さんおっしゃいますが、多種多様な工夫をされています。
中には、目からウロコの天才的なアイディアが投入されているカスタマイズもあって、感動しちゃうこともしばしば。オフ会とかフェスと呼ばれる集まりで、ご披露していただくことが多いです。
ぜひ軽キャンパーのオーナーになられた暁には、ふるって参加してみて下さい。単に授かるアイディアだけでなく、貴重なアドバイスが聞けたり、新しいお友だちや仲間も増やせたりします。