チンできなくても楽チンに
前回に続いて、キャンプの朝は「できるだけ労力を使わない」ことをオススメしたい編集部です。初めてのキャンプは気合も入り、凝った朝食にチャレンジしたくもなりますが、何かでトラブると、撤収時間際に間に合わなくなる羽目に……。
やはり初回は、炭火や焚火を使った調理は避けるようにしましょう。火起しに余計な時間がかかったり、時間内に鎮火させられなかったり……火加減も難しいので、失敗の元になったりしますしね。
すると、メニューや調理法も自然と絞られてきます。よくある朝の定番キャンプ飯。今回はそんな品々を調理法(?)別にご紹介します。初回キャンプ時のお献立にお役立てください。
調理しない!!
*買って来たパン
いきなりですがコレが一番オススメ。手間要らずでリッチな気分のモーニングを味わえます。コーヒーや紅茶も淹れて優雅にね! キャンプ場近くには、割と有名ベーカーリーがあるものですよ。
*カットフルーツやスムージー
これも冷やして持って行けば良いだけなので、究極の手間要らず。大自然で食べると格別です。スムージーはもちろん現地でミキサーしても良いのですが、普段飲めない高〜いヤツをKINOKUNIYAとかで買っちゃいましょ!!
バーナーやコンロで調理
*ホットサンド
実情としては、ここら辺がキャンプの定番ですよね。ホットサンドに挟める具材は無限大。キャンプでハマると思わず家でも作り続けちゃったりします(いずれ飽きますが)。
*ホットケーキ、フレンチトースト
フライパンやスキレットでちょっと焼くだけなら、お片付けもそんなに面倒ではありません。調理するときはジッパーバッグを使うと、洗い物も出なくてオススメです。
*お粥
寒〜い冬キャンプの朝は、熱々のお粥があたたまります。とっておきの「ごはんのお友」を用意して、キャンプの特別感を演出しましょう。日本人に生まれて良かったと痛感!!
昨晩からの残り物
*おじや/うどん
「お粥」と大して変わりませんが、前日から残ったポトフやカレーやお鍋などに、ご飯や麺を投じて温めるだけ。卵を落としたり、お餅を入れたり、アレンジも味変も自由自在!!
*オムレツ
残り物の種類にもよりますが、肉料理だけでなく、焼きそばなどの麺類、パエリアなどのごはん類、グラタン、タコスなども卵でくるめばオムレツになります。
インスタント/レトルト
*カップラーメン/焼きそば
「朝から濃そう〜」と思ってしまいますが、なちゅガールメンバーの動画を見ると、結構皆さんやってますよ。若いって羨ましいですね。
*レトルトパック
キャンプで電子レンジは使えませんが、湯煎で温められる真空パックなら可能。定番はカレーやパスタあたりですが、最近はスープやポタージュ、お粥やリゾット、牛丼や中華餡かけなど色々な商品が揃います。
その他
*カートンドッグ
これもキャンプならでは! 焚火をおこす必要がなく、牛乳パックを燃やすだけなので、着火も片付けも楽々。お子さんにも喜ばれます。
*焼きフルーツパフェ
今回の趣旨に矛盾するようですが、いつかは挑戦してみてください。思いっきり焚き火料理ですが、これは本当にオススメです。美味しくて、ゴージャスで、暖かくて、優しくて……作り方はコチラから!
優雅な朝食を!
軽くて、手間のかからない朝食をお勧めするのは、何も撤収のことだけを考えてではありません。朝から調理にバタバタするのではなく、ゆったりとした優雅なモーニングを楽しんでいただきたいからです。
ゆっくりと紅茶を淹れたり、丁寧にコーヒーをドリップしたり……一つ一つの所作を味わいながら時間を過ごしてみてはいかがでしょうか? お家ではいつもインスタントな人も、キャンプでは豆から挽いたりします。
おそらくこれもキャンプの魅力。普段は忙しさにかまけて、無意識にこなしているルーティーンも、キャンプでは輝きが増すんですよね。「不便さ」と「非日常的な景色」が手伝って、一つ一つの作業の輪郭が際立ってくるような気がします。