連載打ち切り!?
いえ、もうそろそろ「連載終了」です。もう、書籍一冊分くらい書いてきましたし、オプション品についても「これでもか」ってくらい検討を重ねてきました。「もうすぐ終わり」と言うと寂しくなりますが、あとちょっと、最後までお付き合いよろしくお願いします。
今回は、軽キャンパーのメンテナンス。洗車、おそうじの仕方から、細々としたお手入れについてお話していきます。せっかく手に入れた愛車を、少しでも綺麗に、長持ちさせるために、ぜひお読み下さい。
キャブコンの洗車問題
軽バンをカスタマイズした「バンコン」ならば、通常の乗用車と同じです。カーシャンプーで洗って、ワックスで仕上げる……ガソリンスタンドの洗車機にかけることも可能です。手軽な方法から、こだわった方法まで、様々な洗車方法が確立されています。
しかし、特殊な形状を持つ「キャブコン」となると、ガソリンスタンドでの洗車機はまず断られてしまいますね。中には「洗車機にかけてもらった」そして「問題なかった」という話もたま〜に聞くのですが……。
キャブコンは、ボディがプラスティック(FRP樹脂)で作られていることが多く、ボディーカラーも白が多いので、雨だれなどの汚れが目立ちます。ユーザーの間ではよく「バーコード汚れ」と呼ばれ、悩みのタネとなっています。
そんな時、ユーザー仲間の先輩から勧められて使い始めたのが『フクピカ』。これはお手軽で良いです。ちょっと汚れが気になった時にも「サッ」と拭けるし、徹底的に洗車したい時にも対応できるし。
実際の洗車方法
①水かけ
あくまでも一例ではありますが、長年続けている洗い方を披露させていただきます。まず「高圧洗浄機」がないので、ホースの「強」で車全体に水をかけます。汚れを吹き飛ばす感覚で、ルーフに溜まった汚れも押しやってしまいます。
②雑巾で水分をとる
次に雑巾で、さーっと車体を拭いていきます。「汚れを落とす」というとり、「ホースでかけた水分を拭き取る」という程度の軽さで。拭き残しがあっても構いません。少し水滴が残っているぐらいの方が、次のステップで役に立ちます。
③フクピカ「白」で汚れ落し
さて、バーコード汚れを落として行きましょう。白いパッケージの『水アカ・雨ジミ クレンジングシート』です。要注意なのは「コンパウンド(研磨剤)配合」なので、あまり強くゴシゴシやると、細かな傷を付けちゃうことも……。試し、試し、拭いていきましょう。
④フクピカ「青」で仕上げ
そして青いパッケージの「洗車&ツヤ出し」で、カーワックスのように仕上げます。軽く延ばしていくように拭いていき、またクロスが乾いてきちゃうので、ボトル入りスプレーの「フクピカトリガー」で、プシュップシュッと噴霧していきます。
どうしても頑固な汚れには、3Mの「MARINE CLEANER & WAX」を使っています。元来はボートやヨット用品のようですが、キャンピングカー仲間の間では「よく落ちる」と評判です。そして実際、すっごくよく落ちます!!
ただ裏面の「取扱説明」には「人体への悪影響」とか「施錠して保管」とか、結構怖いことが書かれていますので、あまり頼り過ぎないようにしています。ピンポイントでこすり落としたい時、専用ですね。
車内の掃除
車内の掃除は、一般的な乗用車とあまり変わりませんね。ハンディー掃除機があると便利ですね。ガーっと掃除機をかけたり、サーっと水拭きをしたり……。ただキャンピングカーならではの注意点もあって……。
まずクッションは定期的に日光に干しましょう。カバーもたまには洗濯しましょう。カーテンも外して、定期的に洗濯をした方が良いです。その理由は湿気。狭い車内で人いきれが籠もりがちなキャンピングカーでは、カビが大敵になります。
特に外気温の下がる冬場になると、就寝時の結露に悩まされるようになるのですが、これはあまりにも大きな問題(解決不可能な問題?)になりますので、次回、ひと記事まるまる割いて特集しようと思います。
洗車も楽しく!!
ボディーコーティングなどの技術が進歩している一般車両と違って、キャンピングカーはどうしても経年とともにみすぼらしくなってしまいがちです。空き地で雨ざらしになっている古〜いキャンピングカーを見かけることってありますよね?
ですが、軽キャンパーはコンパクトな分、隅々にまで手が届きますから、小まめにお手入れしてあげて、末長く可愛がってあげましょう。知り合いを見渡すと、10年以上、10万km以上、乗り続けている方がたくさんいます。
どうしても古ぼけてきてしまう箇所については、ステッカーなどの装飾で、逆に味のある外装にカスタマイズするのも良いかも。旅やキャンプ大会の思い出が積み重なっていくと、かけがえのない相棒へと、成長していくものですよ。