キッチンware? wear?
編集長、森風美の手元にキッチン雑貨の『tokitoGOHAN時季とごはん』さんから、2つのアイテムが届きました〜。カトラリーロールとエプロン。キッチンware(製品)と言うべきか、キッチンwear(衣類)というべきか……。
どちらもビビッドな色合いで可愛らしい〜……だけでなく、読者の皆様にもお伝えしたい大切な秘密がございましたので、ちょっとお裾分け。アウトドアでの使用を想定した記事にしたためて、お送りいたします!
バナナクロスのカトラリーロール
ジャジャーン!! 見てください! こちらのカラーリング。ライトブルーにイエロー! 偶然にも「なちゅガール」カラー!! 昨年サイトをリニューアルする際に、従来のピンクを基調とした色合いから、現在の水色と黄色のトップページにイメチェンしたのです。
イメージしたのは、資生堂の「ANESSA(アネッサ)」日焼け止め。今はゴージャスに水色とゴールドになっていますが、昔は水色と黄色のパッケージだったんですよね(他でもよく見かける配色ですが)。
デザインの方も、料理家の石川智佳子さんが考案された使いやすい仕様となっています。「菜箸」や「スプーン・フォーク」「お⽟・お杓文字」などを収納できるポケットも絶妙な大きさと数。ナイフや包丁などにも負けない丈夫な布で作られています。
そしてその「布」こそが、皆さんにお裾分けしたい大切な秘密。第三の天然繊維と呼ばれる「バナナクロス」……それまでは廃棄されるだけだったバナナの茎から編まれているのです(第一と第二は麻と綿花ですかね)。
世界中で廃棄されるバナナの茎は、年間10億トンにものぼるそうです。その廃棄や放置により発⽣する⼟壌汚染を軽減し、生地として蘇らせたのがこの「バナナクロス」。バナナ農家さんの収⼊増加につながることも期待されています。
実際に森風美がアウトドアで使ってみたところ、その収納力はもちろんのこと、広げた時の意外な大きさが、キャンプサイトや車中泊車内でも存在感を発揮。ハトメが付いているのでカラビナやマグネットフックで掲げ、可愛いアクセントを出すこともできます。
アップサイクルエプロン
それからもうひと品。カラフルなバリエーションが目にも眩しい「アップサイクル・エプロン」です。「アップサイクル」……聞いたことのない言葉ですね。「リサイクル」とも似ていますが、その違いを少々ご説明しましょう。
アップサイクルは「素材」をそのまま活かして、新しい製品に生まれ変わらせる技法。リサイクルの場合、廃材を回収して「原料」に戻して再利用するため、洗浄や分解のためのエネルギーが使われてしまいます。それを極力抑えたサステナブルな方法なのです。
『時季とごはん』さんのオリジナルエプロンは、現在のところ9色展開。こちらも天然素材であるリネン100%の生地を使い、その内の7色は食材などを利用した「アップサイクル染料」や「草木染料」で鮮やかに染め上げたもの。
実際のカラーバリエーションをご紹介すると『ワイン』『オニオン』『麦芽』『クチナシ』『珈琲』『珈琲チャフ』『スオウ』の7色になります。分かりやすくするために文字に色をつけてみましたが、もちろん実際の色とは異なります。
森風美が選んだのはオニオン。見てください、このヴィヴィッドなオレンジの発色!! 元がタマネギだなんて信じられませんね。かといって派手すぎることもなく、天然染料の落ち着いた風合いも保たれています。
大きくても柔らかな素材でできているので、動きやすくて体にフィット。幅広のポケットも使いやすく、『tokitoGOHAN』のイニシャル「t」も控え目でおしゃれ。小さなキャリーポーチも付属しているのでコンパクトに収納できて、車中泊の良い相棒になりますね。
キャンパーだからこそ自然に優しく
『時季とごはん』さんのキッチンウェアは、素材と品質にこだわった国内生産。料理家の視点を作家さんや職人さんへと伝え、時間をかけて開発されています。ひとつひとつの丁寧な制作工程にも環境への想いが込められているのです。
キャンプって自然の中で過ごすし、天然素材のギアも多いし、とってもSDGs!! ……ってイメージもありますが、よくよく考えると車に乗ってキャンプ場に行き、焚き火を燃やして……「本当に環境に良いのかな?」って思ってしまう時もあります。
ただ、こちらをお読みの皆様を始めとして、キャンパーって自然が好きだし、ギアにもこだわる。遊びのスタイルが、丁寧な生活や物を大切にする気持ちに直結しているんですよね。「なちゅガール」もたまには、環境のこと、真剣に考えていきたいと思います!
ご購入はこちらの公式サイトからどうぞ : https://tokitogohan.com