美味しいお肉の焼き方
① お肉を事前に冷蔵庫(クーラーボックス)から出し、常温に戻します。表面に肉汁(ドリップ)が滲み出てきますので、キッチンペーパーで拭き取ってください。
② 片面にだけ「塩」と「胡椒」を振ります。
③ できるだけ高温に熱した鉄板にオリーブオイルを敷きます。
④ 先ほど「塩」「胡椒」を振りかけた面を下にして焼き始めます。
⑤ 反対の面にも「塩」「胡椒」を振ります。
⑥ ひっくり返して反対面を焼きます。お肉が鉄板から剥がれにくい場合は無理に剥がさず、上から一度押し付けて焼き切ると簡単に剥がれます。
⑦ お好みの焼き加減で火から上げて、アルミホイルで包みます。
⑧ 焼いた時間と同じくらい寝かせれば完成。
レシピを先にお送りしました
キャンプの時に現地で「サッ」と参照できるように、今回は前口上もそこそこに、いきなりレシピから掲載させていただきました。……ということで「美味しいお肉の焼き方」のご紹介でした〜。
昨年10月に「なちゅガールメンバー」たちがお招き頂いた『Aussie Beef & Lamb クッキングアカデミー』で、田中ケンさんと沢樹舞さんに、伝授して頂いたプロの技です。
11月のタックルさん主催による『キャンピングカーファンフェス2022』では、その技をメンバーたちがお客さんにご披露。自分の焚き火台で焼いたお肉を、美味しく召し上がって頂きました。
焼き方を科学する
*常温にもどすのはなぜ?
これは単純に、お肉が均一に焼けるからです。気温にもよりますが、30分〜1時間ほど冷蔵庫から出しておけば、お肉の表面と中心部の温度の差が小さくなり、火が均等に通るようになります。
*ドリップ(肉汁)を拭き取るのはなぜ?
ドリップの正体はお肉から滲み出たタンパク質「ミオグロビン」です。旨味の元でもあるのですが、空気に触れると臭みやエグ味の元になるので拭き取ります。洗い流すと旨味まで流れちゃうので注意!
*ひっくり返すのはどうして1回?
肉汁を閉じ込めるように表面をカリっと焼いた後は、ひっくり返すのは1回だけ。テレビ番組「所さんの目がテン!」の実験では、複数回ひっくり返した時と比べ、15倍ほどの香ばしさが検知されていました。
*アルミホイルで包むのはなぜ?
それをカバーするのがアルミホイルです。鉄板からの熱伝導では表面がカリッと香ばしく焼けても、中心までは焼けません。それを輻射熱で仕上げるので、アルミホイルはピカピカした面を内側にした方が効果がUPします。
皆んなの動画も参考にしてね!
それでは最後に、メンバーがこれまで上げてきた動画をご紹介しておきます。記事では確認しやすいように文字でお伝えしましたが、あくまでもキャンプ本番での復習用だと思ってください。
直感的に予習しやすいのはやはり動画の方です。記事ではお伝えしていないお肉の焼き加減の確かめ方なども、メンバー個性豊かに披露してますのでご覧ください。全部見れば「免許皆伝」です!!