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入 門
女子キャンプ入門*39
『あったら良い? タープ』

タープについて考える

「安く手軽に始めるキャンプ」を標榜してきた『女子キャンプ入門』ですので、タープは贅沢品と考えて、後廻しにしていました。無くても済むものならお金や、運搬や、設営の負担はできるだけ減らそうという方針です。

実際「タープなし」で済ませるベテランさんもいらっしゃいます

あらためてタープについて考えてみると、「無かったら無くても良い」し「あったらたあったで良い」……という結論になるかなぁ。無責任に聞こえますが。先にその理由から挙げていきましょう。




タープは不要?

*難しい?
まずタープの難点としては、設営が難しいことが挙げられます。慣れてしまえば何てことないのですが、初心者のうちはテントの設営より手こずるかもしれません。特に1人での設営となると、ポールを立ち上げるのが一苦労です。

*かさばる?
設営を簡単にしようとすると、「スクリーンタープ」や「ワンタッチタープ」になるのでしょうが、重くて嵩張るものが多いです。タープの下のリビングは、テント(寝室)より広い空間が必要なので、仕方ありませんね。

テーブルとチェアを広げて、立って歩いたりもしますからね

*付いてる?
ソロキャンプなら、タープを別途購入しなくても、「ドーム型」や「パップ型」に庇(ひさし)が付いているものも多く存在します。ファミリー用の大型テントでも、「2ルーム」や「かまぼこ型」などなら不要です。




タープは必要?

*日除けとして
林間サイトならともかく、だだっ広くて遮るものがないサイトでは、夏の直射日光に閉口することもしばしば。タープがないとやってられません。特にお肌が気になる女子としてはなおさら?

*雨よけとして
タープの恩恵を一番に感じるのは突然の雨です。特に撤収時の降雨にはありがた〜い存在。タープの下で全ての荷物をまとめ上げ、タープの天幕は最後にゴミ用ビニール袋に突っ込んでGoできちゃいます!

*雰囲気作りに
でもでも、個人的に感じるタープ最大の魅力は「くつろぎ空間」を演出できること。日が照っていなくても、雨が降っていなくても、夜間でも、タープがあると何故かゆったり落ち着けるんですよね。

四角い「ワンタッチ型」ならファミリー感、「ヘキサ(六角形)」や「レクタ(四角形)」ならプロっぽさ、ソロの「ウィング型」なら孤高間まで演出できて、写真に撮っても画になります。

やっぱり「あったらたあった方が良い!」ですね



タープの種類とオススメ

それでは主なタープの種類と、それぞれのオススメ品を、独断と偏見でお伝えしていきます。種類別の呼び方は各メーカーまちまちで、統一された呼称はないのですが、とりあえず大きく3つに分けました。

*一枚布のタープ
「ヘキサタープ(6角形)」「レクタタープ(4角形)」が主流ですが、「ペンタタープ(5角形)」「ウィングタープ(菱形)」なども。個人的な見解ですが、ソロキャンなら断然一枚布が格好良いっ!!


広さ5m以上でグルキャンのベースに使える大型のものもありますよ!

*スクリーンタープ
「ドーム型」や「ロッジ型」のテントが大きくなったような趣き。側面全てがスクリーン(網戸)になったものが多く、夏の虫を避けつつ一家団欒の一体感を提供してくれます。設営が大掛かりで、荷物になるのが玉にきず。


*ワンタッチタープ
脚が重いのが難点だけど、設営は広げるだけなので、数人いれば楽勝です。連結して広いスペースを確保できるので、グルキャンの宴会場所にも良いですね。風にあおられやすいのでご注意ください。





タープ選びのポイント

使用人数と用途を気にしながら3つのタイプに分けてみましたが、購入時には次の点も考慮に入れておくと良いでしょう。

*耐水性能
一般的に強い雨に耐えうる性能は「耐水圧1,500mm」程度とされています。いまどきはよほどの格安品でないかぎり、雨漏りするのは珍しいくらいですが、購入前にちょっと表示を気にしましょう。

*耐火性能
皆で使う大型タープなら、張る位置も高くなるのでナイロン製でもOKですが、ソロ用では焚き火の火の粉に注意しましょう。難燃素材でできている時は、TC(テクニカルコットン)の名を冠していることが多いです。

*遮光性能
日焼けが気になる方は、ストッキングと同じ「デニール(150Dなど)」や、繊維の密度を表す「タフタ(150Tなど)」という単位にも注目しましょう。分かりやすく「紫外線〜%カット」と書いてあることの方が多いようですが。

タープ選びの1番のポイントは「格好良さ」だと思いますけどね!



焦らずじっくり検討を

本人に訊いてないので、その理由は定かではありませんが、編集長の森風美はほとんどタープを使うことはありません。面倒臭いだけなのかもしれませんが、さほど必要だと思っていないのでしょう。

やはり設営に手間が増え、強風時などに難儀し(特に夜中の突風)、四方八方にガイロープを伸ばさなくてはならないことも多いタープ(狭いサイトでは使えません)。焦って買うまでのことはないでしょう。

実際にキャンプを始めてみて、キャンプ場や動画で皆さんが使っている様子を観察し、自分のキャンプスタイルが確立してきてから、ご購入を検討されてはいかがでしょうか?

逆にタープだけで「タープ泊」するベテランさんもいらっしゃいますよ!

「こっしーチャンネル」さんのタープ泊……というかハンモック泊です!










Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。