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コラム
はななのフィッシュ日和*04
『鯛の塩釜焼き』

今年最後のご挨拶

今年も大晦日となりました! 今回はお正月におすすめな「めで”たい”」お料理。鯛を丸ごと1尾使ったインパクトも美味しさも間違い無しの「鯛の塩釜焼き」を紹介していきたいと思います!




鯛の塩釜焼き

鯛の塩釜焼きの起源は戦国時代らしいです! 豊臣秀吉が朝鮮出兵をするときに、玄界灘(げんかいなだ)で取れた鯛を母へ贈るために腐敗を防ぐ目的で、鯛を塩に包んだ事が始まりと言われています。

400年前からあるなんてとても驚きました

鯛の鮮度を落とさないように冷蔵庫などがない時代でも美味しい状態で食べられるように、新鮮な鯛を丸ごと塩で包んで蒸し焼きしたというのが由来です。

鯛と塩という少ない素材だけれど、鯛の余分な水分が抜けてギュッと旨みが濃縮し、鯛1尾を豪快に使うというお祝いごとにとってもおすすめなお料理です!




マダイ

高級魚で、一般的に私たちが鯛と呼んでいるのは「マダイ」のことで、タイ科の魚にはクロダイ、キダイ、チダイ、ヒレコダイ、タイワンダイ、アカレンコがいます!

また、扁平(へんぺい)・大型・赤っぽい体色・白身などの特徴を持つ魚には「〜ダイ」という名前がつけられていることも多いです。名前ににタイと名前のついている魚は200種以上もいるそうです!

「〜ダイ」とついている魚は全部タイ科だと思っていたので、とても驚きました!

淡水魚のティラピアを、その学名ティラピア・ニロチカから「チカ鯛」などと命名したり、「イズミダイ」と称して販売していた歴史もあるそうです。こうしたものは「あやかりタイ」などと揶揄(やゆ)されることもあります。

マダイの稚魚は好奇心が旺盛でダイバーの近くに寄ってくるときあり、ダイビングに行ったら寄ってきてほしいな!



*鯛の塩釜焼きのレシピ

《材料》
・鯛
1匹(35cm)
・粗塩 1.5kg
・卵白 3個分
・おろしにんにく 適量(チューブでも可)
・レモンの輪切り レモン半分
・板昆布 1〜2枚

① 鯛の鱗を取り、内蔵を取り出した後のお腹の中に塩(分量外)とにんにくを塗る。

② 粗塩と卵白をもったりするまでよく混ぜる。オーブンを180℃に余熱を開始する。

③ 天板にアルミホイルを敷き、卵白を混ぜた塩を鯛の大きさよりも一回り大きく、厚さ1cmになるようにする。

④ 卵白を混ぜた塩、板昆布、輪切りレモン、鯛、輪切りレモン、板昆布、卵白を混ぜた塩になるように重ねていく。

⑤ 鯛が隠れて厚さが均一になるように形を整える。

⑥ 菜箸とスプーンを使って魚の模様を描きました! 注意:大きく凸な部分があるとそこだけ焦げてしまうので気をつけましょう!

⑦ 180℃のオーブンで50〜60分焼きます。全体的に焼き色が付いていたら完成です。

⑧ 木槌などを使って塩を割って食べてください! 注意:塩が飛び散るので気をつけてください。




はななのフィッシュ日和

しょっぱすぎず塩の旨みが染みていて、身はとてもふっくらでご飯が何杯でもいけそうなくらいでぺろっと食べてしまいました。お腹のにんにくのチューブを入れた部分が1番美味しかったです!

鯛のうろこはペットボトルの蓋を使って、うろこに逆らうように引っ掻いていくと簡単に取れ、包丁でやるよりもうろこが飛び散りません。

塩を振りながら洗うと、全体のぬめりも落ちます!天板からはみ出てしまったので、3cmくらい尻尾の先を切り落としました。

塩を割った時にひょこっと鯛の顔が出てくるのがとても可愛かったです










Author
はなな
海と魚が大好きな高校生です。特に泳いだり、潜ったりするのが大好きです。豆チョウ採集や釣り、アクアリウムやお魚料理など、海や魚に関することをお伝えしていきます!