実験してみよー!
一昨年、アウトドア業界を席巻した「おにやんま君」をご存知でしょうか? 火も電気も薬剤も使わずに、吊り下げるだけで嫌な虫を撃退できる虫除けグッズ。売り切れ店が続出し、ネットで高値で取引されるほどのブームになりました!
そして編集部にこの度「あかねちゃん」というコが届きました。「赤とんぼ」の呼び名でお馴染みの「アキアカネ」を模して作られた「おにやんま君」の妹ちゃんです! しかもストラップ型とブローチ型の2タイプ!!
大きくてリアルな「おにやんま君」にちょっと拒絶感を抱いていた虫嫌い女子も、この可憐で小さい「あかねちゃん」なら受け入れられそう! まさに「なちゅガール」向けのアイテム! さっそくその効果を実験だー!!
……と意気込んだのですが、今は真冬。蚊がブ〜ンと飛び回る夏には半年も早いし、アブやブヨが出始める春もまだ先。効果のほどを確かめるにも、実験が出来ませ〜ん!! いや、そもそもそんな難しい検証実験をする科学力なんて持ち合わせてないんですけどね。
ネットでは検証済み
しかし、ご安心ください。発売当初は「効果ある」vs「効果ない」で評価が分かれていた「おにやんま君」ですが、Amazonのでは1,600件ものレビューが付いて、★★★★☆(星4つ)の超好評価!!
またさらにネットの海を潜っていくと、「なちゅガール」とは比べられないほど「しっかりした」大手サイトや個人blogが見つかります。それぞれ独自の方法で、効果のほどを検証実験されています!!
もはや「なちゅガール」の出る幕はないと言っても良いでしょう。しょうがないので、「なちゅガール」は「なちゅガール」らしく……「あかねちゃん」の新たな活用法を模索するとしましょうか。
「つくってあそぼ」
思わず懐かしい教育テレビのタイトルが飛び出しましたが、高度な実験を実施できない我々は、いにしえの(2013年放送終了)幼児番組の方向に舵を切ることにしました。工作の時間です! ワクワクさんです!!
幸いなことに編集部に送られてきたトンボは3体。「おにやんま君(ストラップ)」1匹と、「あかねちゃん(ストラップ&ブローチ)」の2匹……これだけあれば、何か面白いものが作れるハズ! さっそく工作のネタを考え始めました。こーゆーのは得意です!
構想1日。製作1時間。いつもの「なちゅガール」の適当さ加減で思いつき、作り上げたのがコレ。トンボ3匹を吊るしたモビールです! 写真では伝わりにくいと思いますが、実物は想像以上に優れものですよ〜! 今回は先に結論から力説します!!
「モビール」……これがそもそも忘却の彼方に追いやられているんですよね。子どもの頃にどっかで見たような、見なかったような。雑貨屋さんでたま〜に目にしたような、しなかったような。今回、編集部も作り上げて初めてその「動き」に魅了されました。
動画にしたら伝わるでしょうか? それぞれのトンボがゆらゆら揺れるだけではなく、2本のアームが同じ方向に回転したり、逆の方向に回転したり。数分間は余裕で見とれちゃう不思議さがあるんです!
さすがに1時間は見てられないけど、作った甲斐はありましたね。そして防虫の効果からすれば、コレって十分商品化の価値もあるんじゃないでしょうか? 各トンボは水平を保っていて、まるで自分で飛んでいるかのような動きを再現しています!!
作り方
しかし、商品化を待たずとも、カンタンに自分で作れちゃいます。なんたって製作時間1時間ですからね! わざわざ説明するまでもないんですが、少々の「コツ」は必要になりますので、最後に伝授して終わりましょう。
材料は「小枝」と「釣り糸」の2つのみ! 最初は2本のアームに針金やピアノ線を使おうと思っていたのですが、アウトドアです。小枝の方がナチュラルで良いでしょう。それから釣り糸の方は、写真の0.6号では細すぎました。2号くらいがちょうど良いと思います。
先に大きいアームに「おにやんま君」を吊るしました。面倒臭いのでストラップにそのまま結んだんですが、リアルを追求したいなら、ストラップを取って直に結ぶと良いでしょう。釣り糸の結び方を知っている人は「ユニノット」か「クリンチノット」がオススメ!
次に小さいアームに「あかねちゃん」を吊るします。送られてきた内の一つはブローチ型だったので「頭が重いかな〜?」とも懸念したのですが、そのまま背中に直結びしても大丈夫。平行姿勢を保つことができました。
最後にアーム同士を釣り糸で結びます。この時、「クリンチノット」や「ユニノット」ならば、輪を広げた状態で仮止めできます。バランスが取れたところで「キュッ」と絞めてあげればいいので楽チン。でも固結びでも試行錯誤すればなんとか出来ます!!
さて、これだけで完成です。後は糸が絡まないようにキャンプ場まで持って行き、タープの先などに吊るせばOKです! 風で回転する姿はすっっごい効果があるように感じます。夏に現地で試してみるのが待ちきれません〜!