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入 門
女子キャンプ入門*43
『一長一短? ストーブ各種』

季節に合わせて……

「ウォータージャグ」や「クーラーボックス」など、ちょーっと季節外れなギア紹介が続きましたが、やっと季節に合わせることが出来ました。寒〜い冬のアイテム「ストーブ」です!

いえいえそっちではありません。キャンプ業界では上のような調理器具も「バーナー」と呼んだり「コンロ」と呼んだりしますし、「ストーブ」とも呼んだりするのです。英語では「コンロ」を普通「ストーブ」と呼ぶからかな? 紛らわしい!

もちろん今回取り上げるのは暖房器具の「ストーブ」の方。ビギナーさん向けの入門書にはちょっと早い気もするのですが、ブームのおかげで冬にキャンプを始める方も増えています。注意喚起の意味も込めて特集します。

本当は季節外れの記事が続いたことへの罪ほろぼしです



薪ストーブへの憧れ

まずキャンパーの間で「ストーブ」と言えばコレ。「薪ストーブ」ですね。焚き火をそのまま箱に閉じ込めたような構造で、ガラス窓から見える炎もロマンティック! ストーブ全体が(煙突まで)熱くなるので暖房効果も抜群!!

ただ、重量と大きさもそれなりにあって荷物になりますし、組み立ても慣れるまでは苦労します(特に煙突)。最低、テントがスムーズに立てられようになってから、導入を検討した方が良いでしょう。

何より使用方法を間違えると一酸化炭素中毒を起こす危険があります。後遺症が残ったり、死にもつながる事故になりますので、十分な知識と、火を扱うスキルがつくまでは我慢するのが無難です。

最初は上級者の方に直接教えを請うのがベストです!



ストーブの種類

というわけで、ビギナーの方がテントで使用する「ストーブ」に目を向けると、「電気ストーブ」「ガスストーブ」「石油ストーブ」の3種になってくるかな? 小型でも小さなテントなら十分な機能を発揮するものもありますよ!

それぞれの種類と長所・短所を挙げていきましょう

*電気ストーブ
火を使わないので一番安全だと言っても良いかもしれません。構造的にヤケドの危険性が少ないものも多いですね。ハロゲン、カーボンなどの遠赤外線方式から、温風の出るセラミックファンヒーターまで種類も豊富。


一酸化炭素中毒の心配も少ないので、初心者にはオススメ。ただもちろん、電源サイトorポータブル電源じゃないと使えないのがデメリット。あと大型テントになるとパワー不足も否めません。

車中泊で使っている人が多いイメージです!

*ガスストーブ
ガス缶をセットして暖をとります。電源の心配不要で、3種の中では一番お手軽かも。「アラジン」のようにデザインが可愛いものも出まわるようになってきました。上でお湯を沸かしたり、干し芋を焼いたりもできます。


他にも「なちゅガールメンバー」の動画でよく目にする「ヒーターアタッチメント」なんてものもあります。バーナーに乗せて、ただ熱を拡散させるだけなのですが、安価で荷物にならず、普段調理に使うバーナーが活用できるメリットは大きいですね。

くれぐれもヤケドには注意してくださいね〜

キャンプで導入するには一番バランスが取れていると思いますが、火を燃やしていますので換気は必要。ガスの消費も早いものが多いので注意です。また、電気や石油と違うのは、いざという災害時にも活用できる点です。

*石油ストーブ
おしゃれキャンパーさんの大型サイトで、インテリアの一部として一役買っているイメージです。レトロなデザインが魅力的で、炎が揺れたり、虹色になったりするものもあり、冬キャンプの雰囲気作りには最適。


ただ大きくて重くて、値段も張ってきますので、キャンプをトータルコーディネートするようになってからの上級者向けになるかな? もちろん換気も必要だし、石油の扱いも難しかったり……車内でこぼしちゃったっていう話もよく耳にします。

嫌〜な匂いがいつまで経っても取れないんですよね〜



使用上の注意!!

最後に心して頂きたいのが、ストーブの大半がテントでの使用を前提に作られていないということ。「屋外用」と表示されているものがほとんどです。やっぱりキャンプは焚き火で暖をとるのが本筋かも……。

ただ、外が雨だったり、風が強かったりすると焚き火は禁物。冬キャンプは熱源を一つにだけ頼っていると危険です。かといって電気カーペットやコタツは、石油ストーブ以上に荷物が膨大になって、制限も多くて……。

いっそのこと湯たんぽと羽毛シュラフで早めに寝ちゃいますか?

結局、一酸化炭素チェッカー必携で、換気をこまめに、自己責任で……って注意喚起している入門書が多いので、本稿もそれに倣います。くれぐれも就寝時には消火してくださいね。一酸化炭素中毒も火災も、一番危険なのは寝ている間ですから。




「こまんすまん」ちゃんの初ストーブ導入動画、昨日上がりたてのほやほや、ほかほかです!







Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。