買い物自慢!?
こちらでご紹介する「外どうぐ」は、生産者さんや販売元さんからご提供いただくことも多くあります。記事の中でしっかり「この度ご提供いただきました〜」って明記してますから、お気付きだとは思いますが……。
もちろんそんな時もそのままご紹介する事はなく、編集部の厳し〜い(くもない)審美眼に敵ったものに限定してはいるのですが、いざ、自分で購入するとなると慎重に慎重を重ねます。なにせ予算が少ないものですから。
そんな金欠編集部が、というか私個人が、下調べに下調べを重ねて今回購入したのが『Stella Scan(ステラスキャン)』……双眼鏡です。今回はこの購入したばかりの品を自慢させて、もとい、オススメさせてくださいっ!!
『Stella Scan』の特徴
……とは言っても専門的な話は出来ないんですよね。すみません。双眼鏡とかカメラとか、望遠鏡とかレンズとか……光学機械類の話って、難しくて。こちらをお読みの女子の皆さんもそうなんじゃないかなぁ……たぶん。
でもその分、シロート目線でご共感頂けるお話ができると思うんです。カメラやレンズにそれほど凝ってないキャンパーさんにちょうど良いレベルで。今回買ってみて良かった利点・メリットを、以下にご紹介してまいります!
*視界が広い〜!
まずこの『Stella Scan』の良さは「視野が広い〜!」の一言に尽きます! キャンプで素晴らしい景色に出会った時、もっと良く見たいな〜と思った時、「3倍」という低い倍率で広〜い景色を楽しめるんです。
この「3倍」というのがポイントで、一般的な双眼鏡は8倍ぐらいあるそうです。倍率が高ければ大きく見えるのは当然なのですが、そうするとトイレットペーパーの芯を覗いた時のように、視界が狭くなっちゃうんですよね。
キャンパーが見たいのって、そんなピンポイントじゃありません。「ふもとっぱら」で富士山の勇姿を眺める時、「ほったらかしキャンプ場」から甲府の街を見下ろす時、「道志の森キャンプ場」から紅葉を見渡す時(ぜんぶ山梨やん!)、見たいのは全景です。
*初心者にも扱いやすい〜!!
ですから、倍率は高ければ高いほど良いって訳でもないんですね。その他にも高倍率の双眼鏡には、次のようなデメリットもあるそうです。
・倍率が高くなるほど暗くなる。
・手ブレで視界が揺れて気持ち悪くなる。
・見たい対象を視界の中に入れにくい。
・ピントなどの調整が難しいものもある。
・見ていて疲れる(眼への負担も、重さも)
その点、この『Stella Scan』は手軽さ加減がちょうど良いんですよね。見ての通りコンパクト。サッと取り出し、接眼レンズを合わせるだけで、絶景が眼前に迫ってくる! すぐに「わ〜きれい〜っ!!」って歓声を上げられるんです!!
これは実際に体験して頂かないと伝わらないと思うのですが、普通の双眼鏡とはまるで別の道具みたい。48mmの大口径レンズのなせる技なんだそうですが、めっちゃ明るくて、「覗いてる」という感覚が薄いのです。
本当は星空観測用
ところがこの双眼鏡。本当は景色を眺めるための物じゃないんです。『Stella(ステラ)』の名の通り「星」を見るため。しかも天体観測というよりは星空観測用なんです。一つの天体ではなく、星空をできるだけ広く眺められるように開発されているのです。
ですから土星の輪っかとか、アンドロメダ大星雲がくっきり見えることはありません。せいぜい月の模様がハッキリ見える程度です。しかし、大口径レンズの明るさが手伝って、肉眼では見えないような暗い星が、とにかく沢山見えるのです!!
都会の数えるほどしか見えない星も、これを使うとちょっと数えたくなくなります。田舎の澄んだ夜空で使うと、もともと多い星が、光の束になって飛び込んできます。その数に圧倒されます! 感動します!!
稀に天の川の名所でも、条件が悪くて見えない時ってありますよね? 都心から1〜2時間ドライブしただけの郊外だと、そんな場所が多いですよね? それが見えるらしいんです! 流星群の日なんてハンパないらしいです。星がバンバン流れるらしいです。これは是非体験してみたい〜っ!!
キャンプに最適!!
昼は景色が気軽に眺められて、夜は星空に思いっきり感動できる。こんなにキャンパー向きの双眼鏡って、なかなか無いんじゃないでしょうか? 双眼鏡の世界は高価な物を求めればキリがないそうですが、お値段からしての機能的には”Best Buy”!!
ご購入の際は、2倍率の『Stella Scan 2X40』もあるのでご注意ください。Amazonのレビューを見ても、オススメは『3x48』の方になってます。詳しい方からの専門的なレビューもあって、参考になりますよ!
もちろん「しっかり星を見たい」「バードウォッチングをしたい」という方には、もっと高倍率な双眼鏡が良いと思います。でも『Stella Scan』を併せて持っておいて損はないはず。それぞれの用途で使い分けられるし、装着感がまったく違いますからね。