焼きリンゴ活性化推進協議会
皆さんは焚き火の時に「焼きリンゴ」ってやりますか? 特にリンゴが美味しいこのシーズン。私の中では冬キャンプ定番のお楽しみなのですが、まわりを見渡してみると、案外やっている人が少ないような……。
焚き火ときたら「やきいも」の方が定番かな? もちろん美味しいは、美味しいんですけど……女の子ならやっぱり「焼きリンゴ」じゃありません? 美味しさの上に、華やかさも加わって、女子力(死語)がUPするような気がしませんか?
「やきいも」がスーパーのレジ横で、よく強烈ミリョク的な匂いを発していて、いつでも購入できるのに対して、「焼きリンゴ」となるとそうはいきません。キャンプの時だけって特別感あるものに、皆やらないなんてもったいない〜!
「石焼きリンゴ」って?
さて、それでは早速、焼きリンゴの健全な普及と発展を推し進めるために、実験に入りましょう。今回試してみるのは「石焼きいも」と同様に、「焼きリンゴ」も石で焼けるか? ……という実験になります。
普通はアルミホイルで火に焚べることの多い焼きリンゴ。それは焼き芋も同じですが、ホイルを使わずに石だけで焼くことができたら、ゴミも削減。「石焼きいも屋さん」と同様に、軽トラックで「石焼きリンゴ屋さん」も開業できるはずです!
意外と利益率が高いことで知られる「石焼きいも屋さん」。でも「石焼きリンゴ屋さん」はまだ誰も目をつけていません! ……かもしれません!! これはビッグなビジネスチャンスの到来かも!?
材料&作り方
材料自体は普通の焼きリンゴと変わりません。スタンダードには「リンゴ+シュガー+シナモン」だけでOK。贅沢にしたいなら「グラノーラ」「メイプルシロップ」「アイスクリーム」などを追加しても良いでしょう。
① まずは、リンゴを洗って切ります。上部をフタのように切るのですが、リンゴの種類は「紅玉」がオススメ! ……というか紅玉一択です! 小玉で、硬く、甘酸っぱいのが特徴の品種ですが、火を通すと甘酸っぱく、美味し〜く焼き上がります。
② 次にリンゴの芯を抜きます。細めのナイフでもくり抜くことはできますが、「焼きリンゴ活性化推進協議会」としましては、「リンゴの芯抜き(って名称だそうです)」の購入を推奨します!!
③ 芯をくり抜いた穴に、グラニュー糖を注ぎます。これだけでもOKですが、凝りたい人は「グラノーラ」「レーズン」などを投入したり、レモン果汁を搾ったりしてみてください! リンゴの準備はこれで終了です。
④ 今回は実験なので、お芋と一緒に焼いてみます。使い古した「石焼き器」に並べ、弱火にかけます。焼き時間はいつも適当で、途中でお芋をひっくり返ながら加減を見ているのですが、今回はリンゴを逆さまに出来ないのがちょっと懸念材料……。
⑤ ……と思ったのですが、お芋より先にリンゴの方が焼きあがっちゃいました。甘い香りが漂い、色も変わって、中まで透明なアメ色に。底の部分も、ちょっと果汁が染み出して石がくっ付いたりもしましたが、コゲコゲになることはありませんでした〜。
⑥ ちょっと遅れてお芋も焼き上がりました。弱火で、リンゴは30分、やきいもは45分ってところでした。アルミホイルでくるむ必要がないと、途中で焼き加減が視認できて安心ですね。
試食&考察
お味の方はいつも食べている通り。間違いありません。上からアイスをディップして、シナモンパウダーを振りかけて、う〜ん……上質なアップルパイの中身の味です(どんな食レポや!?)。
グラニュー糖だけの方より、やっぱりグラノーラやメイプルシロップで凝った方が、味は格段に上がりますね。シナモンパウダーも、森風美プロデュースのMottecoちゃんを使うとさらに良くなります(しっかり宣伝)!!
結論として、石焼きリンゴは大成功〜!! これで当初の野望、「焼きリンゴ活性化推進協議会」による「石焼きリンゴ屋さん」開業の道も見えてきました!! 「なちゅガール」が総元締めとなって、販売網を全国展開!! 来年の今頃は、こんな売り声が聞こえてくるかも!?