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外ごはん
ひし餅じゃなくて
『菱トッツォ』

ひな祭りレシピです!!

おとといの記事から引き続き、ひな祭りのメニューを作ります。前回はマーブルコーティングされた『d+メスティン』をご紹介する記事でした。お料理そのものの方は、特に目新しいものでもなく、作り方の説明も省略させていただきました。

ギアの性能をお見せする「外どうぐ」記事でしたからね

今回はいつもの「外ごはん」記事です。詳細なレシピもお伝えします。そして目新しいものにも挑戦します! なんたって、今流行りの「マリトッツォ」作りにキャンプで挑戦しちゃうのです。皆さん「マリトッツォ」って、知ってますか?

「マリトッツォ」とは、パンに大量のクリームを挟みこんだイタリアの伝統的なお菓子です。本場イタリアでは朝食に食べることもあるそうです。クリームを大量に使ったインパクトのある見た目から、SNSを通じて、いま全国で大ブーム!!

写真でお見せしようと思ったのですが、お店を何件もまわっても売っていませんでした。くすん。きっと大人気すぎて売り切れてしまったんでしょう。でも、だいじょうぶ(吉高由里子かっ)! これから編集部が作ってお見せします!!




メスティンでパンを作る!

冗談はさておいて、今回ほんとうに挑戦したい目新しいこととは「メスティンでパンを焼く」です。これまでキャンプでパンを焼こうとすれば、ダッチオーブンの上に炭を載せて……が定番でした。が、しかし、駄菓子菓子! なんと焼けちゃうらしいのです! メスティンで!!

通常パンは、オーブンのように上下左右、四方八方から焼かなくてはいけませんが、メスティンなら、本体の方をひっくり返せば6面全方位から焼くことができちゃう! しかも熱伝導率の良い『d+メスティン』なら万全なはず!!

厚さ1.5mmの極厚ボディのなせる技です!!



材料&作り方

《材料》
*強力粉
(150g)
*塩 (小さじ1/3杯)
*ぬるい牛乳 (40℃程度を80cc)
*バター (8mm角切りで10g)
*ドライイースト (小さじ1杯)
*砂糖 (大さじ1½杯)
*ぬるま湯 (40℃程度を大さじ2杯)
*粉末よもぎ (5gを熱湯で戻して絞っておく)
*食紅 (極少量を1〜2滴の水で溶いておく)
*生クリーム (泡立て済みホイップ使用)
*桜花の塩漬 (水で塩抜きして水気を切っておく)

ちょっと材料が多いので生地は家で作っちゃうと良いです!

① 最初にイースト菌を発酵させます。「ドライイースト(小さじ1杯)」に「砂糖(大さじ1½杯」と「40℃くらいのぬるま湯(大さじ2杯)」を加えてよく混ぜます。15分置いて、プツプツと泡が出てきたら発酵している証拠です。

② ボウルかビニール袋に「強力粉(150g)」「塩(小さじ1/3杯)」「①で発酵させたイースト」「牛乳 (40℃程度を80cc)」を入れて、切るように混ぜ合わせます。ぽろぽろとした状態になれば正解です。

③ 生地を取り出して、台に押し付けながら伸ばすようにこねます。まとまってきたら広げて、「バター (8mm角切りで10g)」を包み込むように混ぜ、引き続き伸ばしながらこねていきます。

④ 生地を半分に分けて、一方に「赤い食紅」を加え、もう一方に「よもぎ」を加えます。それぞれの生地が桃色、若草色のきれいな色合いになるようによくこねます。

⑤ 表面を丸く整え、清潔なボウルの上にのせてラップをかけ一次発酵をさせます。40℃の環境で(日なたやコタツや湯煎を使います)50分程度、2倍の大きさに膨らむまで発酵させます。

⑥ 生地に指をさしてみて、開いた穴がそのまま残れば一次発酵完了です。ラップを被せて15分ほど休ませます(ベンチタイムと言います)。生地を押してガス(中の空気)を抜いた後、再び生地を丸め直します。

※自宅で生地を途中まで作っておく場合は、ここで完了。パン生地を冷凍しておきます。現地で自然解凍してから↓次の工程に進みます。

⑦ クッキングシートを敷いたメスティンに並べて、再び発酵させます。二次発酵です。⑤の要領で40℃を保ち、今回は30分ほど発酵させればOKです。

⑧ いよいよメスティンで焼いていきます! 上部にもクッキングシートをかぶせて、メスティンの蓋を閉じます。極弱火のバーナーでメステインを引っくり返しながら全面を5分ずつ焼いていきます(スマホのタイマーに命令してね)。

バーナーパットを使用すると、火が均一に通りやすくなりま〜す

⑨ メスティンのハンドルが熱くなっているので、軍手を使用して火傷に気をつけてね。『d+メスティン』はハンドルがカチっと固定されるので、ひっくり返しやすい!! 6面焼いたら焼き上がりです!!




仕上げ&試食タイム♪

さて、いろいろ盛り込みすぎて本題を忘れてました。今回のテーマはひな祭り。レシピ名は「菱トッツォ」でした。ひし餅を模したマリトッツォ。粗熱を取ったパンを半分にスライスして、仕上げに飾りつけていきましょう。

見てください! この綺麗な断面。成功ですね!!

生クリームもアウトドアでホイップする方法はあるのですが、今回は簡単に「らくらくホイップ」を使用。便利な時代になりましたね。お手軽だし、味の方も美味しい〜んです。「桜花の塩漬」もアクセントにチョンっ。

前回同様、ひなあられや桃の花などで飾りつけたら、それっぽくなってきました。けど、ひし餅には見えないかな〜。丸っこすぎて。本当はもっとメスティンの四角型にふくらむ予定だったのです。

それでもさすがに「赤」「白」「緑」の色合いはマッチしてますね。この3色には由来もあって、上から「桃の花(魔除け)」「雪(清浄)」「草地(健康)」を意味するんですって、知ってた(東急リバブルかっ)?

味の方はもうバッチシです! パンは完璧な焼き上がりだし、生クリームも出来合いとは思えないクオリティー。本物のマリトッツォに負けてないかも!? ……実は食べたことないんですよね、私。おととしのブームの時に食べ損ねたんです。

だって、品切れを見送ってたらブームが終わっちゃったんだもーん!

唯一の失敗は、焼くときにクッキングシートを敷いちゃったことかな? 敷かなかったら、もっと四角く膨んだかもしれません。今回初めて焼いてみて、『d+メスティン』のマーブルコートなら、シートなしでも焦げ付かない確信が持てました。

だって「テフロン」<「マーブル(大理石)」<「ダイヤモンドコート」の順で高性能とされる表面加工です。「菱トッツォ」はともかく、キャンプでのパン作りには最適でしょう。『d+メスティン』……ハマっちゃいそうです!!












Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。