代打犬「もぐ」

こんにちは。森風美です。今回はペットのキャンプグッズです。先日の撮影のお仕事で、カインズさんよりワンちゃん用のテント、コット、シュラフ(寝袋)をお送り頂いたのですが、ウチの「どんちゃん」には明らかにオーバーサイズ……。

間違えました。逆ですね。「どんちゃん」の方がオーバーサイズですね。しかも「どん」は以前から自分用のテントやコットを持っているのです。そこでカインズさんと相談して、撮影には実家の犬「もぐ」を駆り出すことになりました。

おるすばん番長

「もぐ」はもう12年前、ウチに来た時からまったく吠えない犬で、一方的に私のひとりごとを聞かされ続けてきました。特にツラかった大学受験期に……。今は離れて暮らしているのですが、たまに帰る「どん」の教育係にもなってくれるお利口な犬です。

そしてお留守番犬。しょっちゅうあちこちに出かけてしまうウチの両親は、「もぐ」を「おるすばん番長」と呼んでます。ちょっとした買い物の時などは、大人しくおうちでお留守番しています。

さすがに長期の旅行やキャンプの時は、軽キャンパーで連れ出してもらえるのですが、そうなると今度は車の中でおるすばん番長。食事や入浴、海に入ったり水族館に行ったりしている最中に(妹も含めてそんなんばっかり)、車内で一匹になることが多いのです。

実家レポート

お仕事の当日までにはしばらく間があったので、3点セットを事前に母に送って、その使用感をレポートしてもらいました。ついでにカインズさんの撮影前に「もぐ」にも慣れてもらえれば一石二鳥です。

母からまず最初に返ってきたのが「設営がラク〜!」という反応でした。「ドーム型だから覚悟してたんだけど……」というのが、私以上にキャンプ歴の長い母からの言葉です。以下、具体的にひとつひとつのアイテムをレポートしてもらいましょう。

＊ペット用ワンタッチテント
商品名そのまんま……どころか、ワンタッチすら不要!? 手を離すだけでパッと開きます。これは車内などでお留守番させたい時に、とっても便利!! キャンプでもないので、いちいちポールを組み立てて……なんてしたくありませんよね。

ネコちゃんもそうかもしれませんが、犬は狭い所が好きだし、落ち着きます。特に「もぐ」はコタツの中が大好きなコタツ犬なので、言われないでも自分から入ります。

＊ペット用コット
こちらも、ワンタッチとはいかないまでも、ツータッチくらいで済んじゃうかな? 開いてかぶせるだけ!! 人間用のコットはテンションを張るのに苦労しますよね。脚を3〜4本つけたり、キャンバスを張るのもひと仕事です。

ところがこちらは、丈夫に縫い込まれている4隅をふんわりかぶせるだけ。ワンちゃんは丸まって寝るので、人間みたいな張りの強さは要らないんですね。コットでは毎回苦労している母も、予想を裏切られて驚いていました〜。

そして肝心の「もぐ」自身は……いっつも人のヘリノックスチェアを独占しちゃう困り者だったのです。犬のくせに地面が嫌いなんです。冬は冷たく、夏は太陽で熱くなりますしね……特に海岸に連れられてばかりいるので。

＊ペット用シュラフ
シュラフ(寝袋)は、マミー型と封筒型の中間のようなタイプ。正式にはコクーン型と呼ばれるものですね。コタツ犬の「もぐ」は、こんな筒状のシュラフがあれば、自分からもぐり込みます。もぐだけに(すみません)。

コクーン型って、人間用ではあまりメジャーではありませんが、ワンちゃん用にはピッタリ。枕にあたる部分がちょうどアゴ乗せになるんですよね。ジッパーを開いても使えますし、写真のようにテントにINしてもOK。

お試し用にも最適です!!

ブームの今、ワンちゃん用のキャンプグッズも各社からこぞってリリースされています。中には凝った構造のものや、すごく値の張るものも存在します。しかし、気にいるかどうかは本人(本犬)次第。

その点ご紹介した3品は、どれも一つ3,000円〜4,000円ほどのお手頃価格。万一、キャンプ場で入ってくれなくても、ショックは大きくなりません。おウチでしばらく使ってみても良いですしね。

実際、テントとなると人間のテントの横に並べて立てて、夜を別々に過ごす……なんてことは、あまりないんじゃないかなぁ(やってる人いらっしゃいます?)。軽キャンパーに泊まることの多い両親にはちょうど良かったかもしれません。

何より「親孝行」というよりは、「もぐ孝行」になったかな? ツラかった受験期を付き合ってもらった孝行に……。グッズ紹介というよりは実家の犬紹介の記事みたいになってしまいましたが、これからもよろしくお願いしま〜す!!