なんて読むかご存知ですか?
ご存知ですよね「雲呑」……ワンタンと読みます。中国では餛飩(フントゥン)と呼ばれることもあるそうですが、スープに浮かぶ「雲」のようなその姿が名前の由来ともされています。雲を呑む……言い得て妙ですね!
ツルンとして、優しい感じがして……似てはいるけど餃子とは違う魅力。中国語の「フントゥン」の方が音的に合っている気がします。正直ふだんは忘れがちだけど、たま〜に思い出して、食べたくなるんですよね。
「ラザニア」の方です。ワンタンはたま〜に食べたくなることはあっても、キャンプで食べようとは思いません。アウトドアって感じ、あまりしませんよね? でもピザやパスタやアヒージョなど、イタリアンは定番です。
だったらラザニアも……と思うのですが、面倒くさいんですよね。ラザニアって、生地を茹でて、ミートソースを作り、ホワイトソースを作り、段々に交互に重ねて……キャンプなんかでやっとれんわ!!
簡単にしてみました!!
ということで今回は、究極に簡単な「ラザニア」作りが目的です! その材料に「ワンタン」を選んだってだけの話です。そしてソースもレトルトを使ってしまい、こんなに少ない材料で仕上げちゃおうって魂胆です!
《材料》
*ワンタン(チルドコーナーで売ってるもの)
*パスタソース(ボロネーゼがおすすめです)
*とろけるチーズ
*粉チーズ
*パセリ
① ここから先は、ただ材料を入れていくだけなんです。焦げつかない『d+メスティン』を用意して、一番底にはボロネーゼとホワイトソースの両方を敷きました。
② その上に、そのま〜んまワンタンを敷いて……ボロネーゼかけて……ワンタン乗せて……ホワイトソースかけて……と、4層だけ重ねて終了。
③ 最後に「とろけるチーズ」をパラパラかけたら、あとは焼くだけ!! カンタン楽ち〜ん!!
実食レポート
これは別にやらなくても良いのですが、トッピングした「とろけるチーズ」をガストーチで焦がすと見た目がグッと美味しそうになります。味もちょっとだけ美味しくなります。有名なSOTOのトーチは、1つあると色々に使えて便利ですよーっ!!
それでは粉チーズとタバスコを少々かけて頂きましょう。パクっ、もぐもぐ……、うん! ちゃんとした立派なラザニアです! パスタソースを何にするかちょっとだけ悩んだのですが、ボロネーゼで正解でしたね。
ホワイトソースはいつも使っている「HEINZ」のレトルトなので当たり前として、味も食感もカンペキなラザニアになりました。美味しい〜もぐもぐもぐ……美味しい〜もぐもぐもぐ……ん? 食感も? そういえば今回はワンタンを使ったの忘れてたっ!
ごめんなさい。忘れるハズはありません。でも、それぐらい何の違和感もないのです。まったくいつものラザニアです。もっとツルツルした舌触りになるかな〜と思っていた生地も、本家のパスタ生地と何ら変わりはありません。
そして、ワンタンにちょこっと入っているはずの具、お肉のカタマリも無くなっちゃってます。ゆっくりと噛み締めて、確かめるように舌で探してみてもありません。まわりのボロネーゼのお肉に紛れて、分からなくなってしまったようです。
これは面白い発見でしたが、ソロキャンプでやるには面白くないかもしれませんね。グルキャンやファミキャンで振る舞ってみて、「何が入ってると思う?」と問題にした方が面白いし、話題になるかも! いずれにしても、とってもとっても簡単なので、ぜひ試してみて!!