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新刊発売のお知らせ!
『もふっとキャンプ第3巻』

3巻が届きましたー!!

ちょうど1年前。春が訪れようとしていたこの時期に、ひとつのマンガをご紹介しました。『もふっとキャンプ』……擬人化された(?)動物たちが、キャンプに勤しむ可愛いけれど、ちょっと変わった不思議なマンガです。

こちらのサイト『路草』で数話分お試し読みできまーす!

昨年の記事では出版社さんにご提供いただき、プレゼント企画も実施させて頂きましたが、この度その『もふっとキャンプ』の新刊……第3巻が発売になりました〜!! わーい♪、パフパフどんどん♫ もふもふどんどん♫ (これが言いたかっただけ)。


でもこのマンガ、実は編集長の森風美が持ってっちゃって、返してくれないんです。しばらくは本人の愛車「なまけもの号」のマガジンラックに挿してあるのを見かけましたが、今はちゃっかり自宅の本棚に格納されているのでしょう。

編集部が「読んで」とだけ言って渡したのが失敗でした……

「貸すだけだよ! 返してね!」と念を押しておいた方が良かったかもしれません。おかげで今、1〜2巻が手元にない状況。Amazonから届いたばかりの「第3巻」と、昨年書いた記事だけを頼りに、ご紹介していきます。




新ヒロイン登場!!

今回は冒頭から新たな女の子キャラが主役になって登場します。こちらの元気で可愛い「マヤ」ちゃんです。とにかく明るくって覇気が良く、ハキハキ動き回るその姿に、読んでいるこちらまで元気を貰えちゃう……朝ドラの主人公のようなヒロインかな?

3巻まで来て、キャンプをまったく知らない初心者の登場です。皆さんも憶えがあるような、初めてキャンプという趣味を知った時のワクワク感、初めてのギアと出会った時のドキドキ感。マヤちゃんのキラキラ光るお目々に、共感したり、応援したくなったり……。

よくある初心者マンガなのかな〜と最初は思うのですが……

でもこのマヤちゃん、キャンプを始める動機がちょっと変わっていて……自分が何の「種族」の動物か、ルーツを探しに大自然へと飛び出すのです。「種族」というのはこのマンガ、クマやネコ、キリンやラクダが一緒に暮らす異世界を舞台にしてまして……。

育てのパパとママは、いつも優しくマヤちゃんを見守ってくれるのですが、自分が何の「種族(動物)」なのか分からない。その疑問が時折、いつも元気で明るいマヤちゃんに暗い影を落とします。




あの2人ももちろん登場!!

実はこのマンガ、ここまでも巻を追うごとに主役が交代してきました。1巻が、某繊維メーカー勤務の社内SE「熊井」さん。2巻が、営業の「猫田」さん。しっかり、きっちり2巻で分かれていたかどうかは、手元にないので分からないのですが……。

昨年の記事では、自分でそう書いてます

「熊井」さんは、仕事で失敗ばかり。癒しを求めてキャンプに行くも、ブッシュクラフトに憧れるようになるクマさん。一方「猫田」さんは、仕事も生活も器用にこなし、キャンプには興味ないけれど、自らの野生を呼び覚ますために山に籠るネコさんです。

ある意味対照的なこの2人は、続けて3巻にも登場します。これって、手塚治虫やマーベルのようなスターシステム(……ちょっと違うか)? 第3巻では、新たにマヤちゃんも加わって、どんな化学反応が起こっていくのかが楽しみなところ。

交差し始めた物語から目が離せません!



遠野物語キャンプ版?

昨年の記事でご紹介した時から、このマンガには何かを感じていました。3巻を読み終えた今、同時進行で描かれる3人の物語には、通底に不協和音のようなものが流れているような気がしています。

何か格好良いコトを言おうとしていますね?

単純明快なただのキャンプ漫画ではなく、ちょっとした不思議なコトが物語で起こります。特に巻末の第34話「グループキャンプの掟」では、その構図が絵になって暗示されています。会社の飲み会で、グルキャンのフィールドで過ごす辺境の人々の物語です。

これって、明治の近代化の波にアンチテーゼを掲げた「遠野物語(柳田國男)」の現代版? 都会に住む擬人化された動物たちが、アウトドアに繰り出して、便利で快適なキャンプ中に出会う不合理な出来事との不協和音。

Wikiに載っている「遠野物語」の解説を引用しますと……

これまでの考えを否定するかのような都市部に生活する一部の「平地人」に対する警告とも、あるいは山中には列島渡来の民族とは異なる先住異民族がいまだに生存していると考えた柳田の、山人論を立証しようとする意気込みが窺える──(Wikipedia)

さまざまな種族の動物たちが、さまざまな背景を抱えてキャンプ場に集う様子を、善し悪しで裁断するわけでもなく、どこかとぼけた切り口と、優しく柔らかな絵柄とで鮮やかに……う〜んと、え〜っと、何が言いたいかというと……

無理して深いコトを言おうとして失敗しましたね!



オマケとプレゼントもお見逃しなく

とにかく!! 最後にオマケでついてくる描き下ろしマンガ。野生派の猫田さんによるグランピング初体験記では、ちょっと微笑ましくて、ちょっと共感できて、ちょっと不思議な余韻が残ったりもします。

ここって、豪華でおしゃれな施設が目白押しで、編集部も行ってみたかった場所なんですよね〜。猫田さんが羨ましい〜(ただし、本当に行ったのは作者の佐倉イサミさん)!! 特に清流乙川のサウナ!! 滝に打たれて「サウナ、パねーわ」言ってみた〜い!!

他にも相変わらず、キャンパーなら気付く小ネタや、編集部も知らなかった小ワザが散りばめられています。佐倉イサミ先生によるtwiiterプレゼント企画も3/31まで実施中ですので、ぜひぜひcheckしてみてください〜!!













Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。