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書籍紹介
『これで死ぬ』

これで死ぬ

本日はいきなり物騒なタイトルで始まりました。いつも呑気な『なちゅガール』らしくありません。しかしこれは知る人ぞ知る話題の本のタイトル、正式には『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』という長いタイトルになります。

ただ……「いつも呑気」とは言いましたが、なちゅガールでは年に3回ほど「冬キャンプの危険」「キャンプにおける水難事故」「キャンプの熱中症対策」という注意喚起記事もお送りしています。

真面目な記事もたま〜には書いているんですよ!

ですが今回この本を読んでみて、「まだまだ足りない!」「もっと(自分も含めて)注意しなければ!」との思いを強く抱きました。そこで今回は、なちゅガールとしては珍しい書籍紹介の記事をお送りします。




知っていれば死なない?

著者の羽根田治さんは、これまで山での遭難を中心に取材、執筆を続けられてきたフリーライターさんです。アウトドアテクニックや自然にまつわる執筆活動をされる一方で、山岳遭難や事故などのリスクを啓蒙する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表されてきました。

発行は森風美の「はじめよう! ソロキャンプ」と同じ『山と溪谷社』さん!

本書ではそれほど専門的で難しい話にならないよう、たくさんのイラストと読みやすいレイアウトで、初心者にも分かりやすく注意喚起をしてくれています。専門的で詳細な話は敢えて割愛されているのでしょう。だからこそ良いんです!

編集部が読んでみて痛感したのは「知らなければ死ぬ」「知っていれば死なない」という極めてシンプルな……しかし命に関わる法則です。この目的のためだけに特化された本だと言っても良いでしょう。

「知っていれば死なない」……これをお伝えしたくて記事を起しました!!



でも知っていましたか?

もちろん本当に「知ってれば100%死なない」という訳ではありません。でもリスクはかなり減らせます。専門的な詳しいことを知る前に、浅くても幅広い知識を身につける意義は十分にあると思います。

本書は全部で53の事例を紹介しながら、その対処法を学べるように書かれています。その53コを大きく4つの章……「1章:山で死ぬ」「2章:動物にあって死ぬ」「3章:毒で死ぬ」「4章:川や海で死ぬ」に分けた構成になっています。

また別ページではコラムや安全知識などもあって充実の内容!

なちゅガール編集部も、先述の通り読者の方々に注意喚起しているぐらいですから、ある程度のアウトドア、キャンプの知識は持ち合わせているつもりでした。「マダニで死ぬ」「一酸化炭素中毒で死ぬ」ぐらいは知っていました。

しかしページをパラパラとめくってみると、知らなかった事例もいくつか……。全てを抜き出すのはこれから読む方に悪いので、そのほんの一部を抜粋してみます。皆さんは全部知っていますか?

*アイゼンを引っ掛けて死ぬ
*カタツムリやナメクジに触って死ぬ
*アオブダイを食べて死ぬ
*戻り流れで死ぬ
*初心者がSUPで死ぬ……

なぜ死んでしまうのかはご自分で読んでお確かめください!



周りにも知らせましょう!

この夏は異常とも言える酷暑のせいか、はたまたステイホームが解除されたせいか、山や川での事故が特に増えているように感じます。先ほど挙げた事例は、編集部も知らなかった特殊なものですが、本書では基本的な注意からしっかり網羅しています。

そしてニュースを見る限りでは、そんな初歩的な知識がなかったが故に、痛ましい事故に至ってしまったケースも多く、非常に残念に感じます。まさに「知らなければ死ぬ」「知ってれば死なない」です。

ぜひ一冊でもお買い求めになってご家族で共有してみてください。特にお子さまと一緒にお読み頂くことを推奨します。また最近になって、登山やアウトドアの趣味を始めた方へのプレゼントとしても最適です。

あまり怖がらせないように書かれているのも本書の良いところ!

ですが、自然を相手にする時は、ちょっと怖がっている位でちょうど良いかも……。そのぐらいの慎重さの方が、いざと言う時に自分の身を守れます。これからの夏休み後半、皆さんの安全で楽しいアウトドアライフをお祈りします!


お求めはネット、またはお近くの本屋さんで!










Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。