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コラム
キャンプ場開拓日誌*05
『真鶴町(神奈川県)のこと』

発表します!!

開拓の始まりました『なちゅガールキャンプ場(仮称)』。少しずつその詳細を解禁してきましたが、今回はいよいよその所在地を発表したいと思います! じゃ〜ん♪、その場所とは神奈川県の真鶴町になりま〜す!!

とは言っても全国的にはほとんど知られてない地名ですよね。人口7000人弱、神奈川で下から2番目に人口の少ない町(1番は清川村)。そして面積も約7k㎡で、やっぱり神奈川で下から2番目に小っちゃな町(1番は開成町)です!

おかげで神奈川県民でも知らない人が多数……

場所も神奈川最西端!……と言いたいところですが、湯河原町があるので西から2番目です。海(相模湾)にちょこんと突き出した小さな半島。あまりにも小さく細いので、海から昇る日の出も、日の入りも眺められちゃいます!

……ということで今回は「真鶴町紹介スペシャル」です



海の町「真鶴」

伊豆半島の方ではよく見られるような漁港の町。磯の香り漂う、ひなびた感じがどこか懐かしい町。それが真鶴です。もちろんお魚屋さんも多くて、干物も絶品(キャンプの炭火でGood)!! 最近は牡蠣の養殖も始まりました!!

キャンプにお越しの際はオススメのメニューをお教えします!!

真鶴港の先には子どもたちの遊ぶ声が絶えない「琴ケ浜」海岸。小さな岩場なのですが、波を遮る防波堤の内側は、お子さんのスノーケルデビューにぴったり!! 私の小さかった頃は、毎週末通っている時期もありました。

岬の先端には3つの岩が並ぶ「三ツ石海岸」。箱根ジオパークの始まる場所で、たま〜にドラマの撮影などでも使われます。お正月には岩の間から昇る神々しい日の出が見られるパワースポット!!

写真は今年の1月3日の日の出(なので初日の出ではありません)



坂の町「真鶴」

富士山の溶岩流で形成されたと言われるこの半島は、急斜面が海まで切り立っています。そこに所狭しと立ち並ぶ可愛らしくて、懐かしい造りのお家の数々。明治時代、洋画家の三宅克己という人は「東洋のリヴィエラ」と喩えたそうです。

大林映画ファンの父は「東洋の尾道」と呼んでいます……

私もまだその深層部までには足を伸ばせていないのですが、細い路地、急な階段と石垣、神社や道祖神が点在。確かに昔行った尾道を思い出します。大規模レジャー開発が入らないよう「変えない」を価値基準とした「まちづくり条例」があります。

どこを撮っても絵になる小旅行に最適な街並みです。

ちょっとした迷路気分で、よそ様の玄関やお庭の先を「こんなとこ通って良いのかな?」と進んでみると、別の路地へと通じていたり……新しい発見と驚きが絶えません。何度も通って、少しずつ探索の地図を広げていってください!

でも何と言ってもオススメは7月終わりの「貴船まつり」!! この日は貴船神社の急な階段をお神輿が降りて海へざばーん! ぼんぼりの灯った船と花火が真鶴港を照らします。そして、その一隻を左右に激しく揺らして、男たちも海へざばーん、ざばーんと落ちます!!

「小早船」と言ってこの迫力は一見の価値ありです!!



移住の町「真鶴」

人口が神奈川でビリから2番目の真鶴ですが、少しずつ若い移住の方も増え始め、古民家を改装したおしゃれなお店も増えてきています。その発信地となるのが「真鶴出版」さんと「道草書店」さんの2軒の本屋さん。

それと「本と美容室」さんもあって真鶴の文化レベルをリーディンクしています

そして珈琲屋さん、パン屋さん、ケーキ屋さん、飲食店やレストランも増えてきています。どこもこだわりの食材とメニューを提供されていて、遠くから通われているお客さんもいらっしゃいます。

中でもテレビ神奈川の「あっぱれ!KANAGAWA大行進(神奈川のすべての市町村を1年かけて毎週一つずつ紹介する番組)」のMCを16年間つとめられたデビッド伊東さんのラーメン店、「伊藤商店」さんはいつも長い行列!  

つまり神奈川を16周もされた伊東さんが選んだのがこの真鶴なのです!!

どこのお店の人も気さくで暖かい! 今話題のミュニシパリズムは全国の市町村でその輪を拡げていますが、真鶴町は規模的にも、内容的にもそのロールモデルになりそう……もし皆さんもお気に入りましたら、いっそのこと移住しちゃいませんか!?


ミュニシパリズムはこちらの動画で分かりやく説明されています!



次回に続きます!

本当は「OZマガジン」や「ことりっぷ」のようなオシャレな写真と文章でお送りしたかったのですが、やっぱり照れもあって躊躇してしまいました。あんな素敵な文章を書く文才もないし……結局いつものなちゅガールテイストでお送りしました。

前回「ちょっと気取ったおしゃれな雰囲気のご報告」と予告してたのに……

伊豆半島の先端から三浦半島の先端まで土地探しをした父母も、「逗子」「葉山」のおしゃれさには尻込みしていたぐらいです(お値段的にも)が、かえって今は真鶴に決まって良かったな〜と思っています。

これからキャンプでお越し頂く方にも、それ以外の魅力が「ぎゅっ」と詰まった町。雑誌で特集されることもほとんどなく、意外と知られてなかったりしますが、通えば通うほど新しい発見のある町なので、ぜひ何度もお越しになってください!!











Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。