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外どうぐ
プリンで試してみました
『SUNGOOD』

どちらがお好き?

皆さん! 「プリン」はお好きですか? 手作りのプリンといえば2種類。「冷やして固めるタイプ」と「焼いて固めるタイプ」の2つがありますよね。冷やして固めるタイプはゼラチンを使用して、ぷるんぷるんとした食感に……。

プッチンプリンを思い浮かべて頂いたら間違いないかと

そして焼いて固めるタイプは、オーブンや蒸し器で熱することで、卵の性質により固まります。茶碗蒸しが固まるのと同じ要領ですが、さらに言えばゆで卵が固まるのと同じ。タンパク質が凝固しているんですね。

こちらはケーキ屋さんのプリンを思い浮かべて頂いたら良いと思います

ぷるんぷるん食感の「冷やすプリン」……しっかりとした食感で気泡の穴もあったりする「焼くプリン」……あなたはどちらがお好きですか? ちなみにマロはどちらも好きでおじゃる!




Solar Brother『SUNGOOD』

しかし今回は「外ごはんレシピ」の回ではありません。プリンの作り方をご披露する訳でもありません。「外どうぐ」……編集部厳選のキャンプギアやアウトドアグッズをご紹介する回となります。

嘘です! ただ編集長が持ってて面白そうだったので借りただけです

そして数あるキャンプグッズの中から今回借りてきたのは……ジャーン♪ Solar Brotherさんからリリースされている『SUNGOOD』です!! この見た目から想像つきますか? たぶんつきますよね。

そうです、太陽光を集めて調理しちゃおうという究極の省エネ器具。キャンプなら火起こしも薪も不要。もちろんガスカートリッジやホワイトガソリンも要りません。必要なのは太陽光……お日様だけ!!

とは言ってもソーラー発電ではありませんよ。シンプルに光の反射を中央に集めて熱する鏡のパネルです。これで80℃〜150℃まで加熱加工というから驚きです! さーて、これで何を作りましょうか?

何を作ったかは冒頭からもう明かしているのですが……



焼きプリンを作ってみる

Solar Brotherさんの説明書によれば、この調理器『SUNGOOD』で作ることができるレシピは、ミネストローネ、ラタトゥイユ、鶏肉の煮込みなどなど……。う〜ん、スープ系で具材を温める料理なのかな?

しかし「3リットルの水を温めることはできません」とも書いてあります

ということは、実験として作るなら「湯豆腐」かな? 温度も検証しやすいし、火を通さないでも食べられるし、和風で意表をついてるし……。でも、いやいやいや……真夏に湯豆腐はないでしょう。

ただでさえ暑くてやりきれないのに、読者さんを不快にしてどうする。もっとこう冷たくて、つるんと食べられる……と『SUNGOOD』の機能とは逆のことを考えていて思い至ったのが「焼きプリン」でした。我ながら名案!

これなら加熱もするし、そのあとで冷やせば良いのです



実験スタート!

焼きプリンならこれまで何度も作ってますから簡単です。本当に固まるのか? という問題も残りますが、そこはそれ。どうせ「なちゅガール」です。失敗なら失敗と読者さんにご報告すれば良いのです。

ただ、付属の「黒いパン(お鍋)」が大っきいんですよね〜。これをある程度満たす「プリン液」を作るのに牛乳の1リットルパック1本、卵10個も使っちゃいました。これで本当に固まるのかしら?

今回は「外ごはん」記事ではないので詳細なレシピは省略します!

実験場所はフィールドではなく、ベランダを選びました。真夏の昼下がりは何もしなくても、裸足では歩けないくらいこのタイルが熱くなるんです。そこでソーラーパネル(?)を説明書通りに組み立て、広げます。

中央に黒いパンを設置して、「プリン液」をたぷたぷと注ぎ込みました。外の気温は36℃。8月初旬の午前10時。もうこの時点で汗だくだくで暑いんですが、あとは蓋をして待つだけでOK!

でも30分毎に太陽の位置に合わせてパネルを動かす必要があります

2時間経過。「プリン液」にトロミがほ〜んのりとついてきました。液体の温度は65℃。プリンが固まり始めるには60℃。完全に固まるには80℃を要すると言いますから、ちょうど良いかもしれません。早くも期待が持てます。

3時間経過。周辺が固まってきました。黒いパンの鉄のフチが一番熱いですからね。「プリン液」の温度は73℃。上昇スピードがちょっと遅いような気もしますが、まだ午後2時ですからね。たぶん大丈夫。成功するでしょう!

この間も大汗かきながら30分ごとにパネルをずらしてます!

6時間経過。ダメでした〜!! 時間は午後4時。タイムアウト。もう日が傾いてソーラーパワーを集められません! 「プリン液」は半分くらい固まりましたが、中央のあたりはまだたぷたぷ。検証結果としては「失敗!」……を受け入れざるを得ないでしょう。




スタッフで美味しくいただきました

やっぱり無謀だったかな? 「3リットルの水を沸騰させることはできません」という但し書きを真摯に受け止めるべきでした。もちろんこの「1リットルの牛乳&10個の卵」という巨大プリンにも無理があったのです。

普通の大きさのカップで試せば確実に成功しますね!

結局、中央がとろとろの巨大プリンを食べる訳にも行かないので、オーブンでちょっとだけ焼き直しました。上からカラメルをかけたら、普通の焼きプリンのできあがり! 後は、スタッフで美味しくいただきました〜!!

ちゃん、ちゃんっ♪










Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。