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スポット
星空に包まれる……
『野反湖キャンプ場』

野反湖に行ってきました!!

こんにちは、森風美です。今回は、先日お仕事で焚き火マイスターの猪野さんと行ってきたキャンプ場がとても良かったので皆さんにご紹介したいと思います(お仕事の全貌は来年3月頃に解禁です!)。場所は群馬県の「野反湖」になります!!

最初にお間違えないようにご注意頂きたいのですが、実はウチの父が間違えていました。出掛ける数日前に実家でふと、「こんど野反湖に行くんだ〜」と口にしたら、「いいな〜。いいな〜」としきりに羨ましがります。

普段は全国どこ行ってもそんな反応することないのに……

そして「タックルは持ってく?」「スモール用のプラグもあるよ」「この時期はねぇ〜」などと色々言ってきます。皆さんもうお分かりでしょう。長野県の「野尻湖(のじりこ)」と間違えていたのです。

「野反湖(のぞりこ)」は野尻湖よりもうちょっと東、長野県と群馬県の県境あたりに位置します。場所としては、伊香保温泉や草津温泉の北。父が期待していたブラックバスはいませんが、トラウトフィッシングは盛んな湖です。


渋川伊香保ICから車で1時間半、草津からは50分です



天空の湖!!

ここ野反湖は標高1,513m。先ほどの野尻湖が654m。富士五湖でいちばん標高の高い山中湖で982mですから、群を抜いて高いところにある湖になります。日本一高いと言われる中禅寺湖で1,269mという話ですから、まさに天空の湖!!

日本一より高いというのは、どういうことでしょうか?

気になって少し調べてみたところ、湖の標高ランキングは「火山湖」や「ダム湖」、「池」や「沼」を除外するか、しないかと基準が難しくて、なかなか決着がつかないそうなんです。だとしたら、キャンプ場のある湖としては日本一かもしれませんね。

でも、順位とか数字なんて散文的なことはどうでも良くて、このキャンプ場の素晴らしさは「大自然に包まれた感!!」だと思います。周囲はぐるっと2,000mクラスの山々が連なる上信越高原。余計な人工物はほとんど見当たらず、大自然を満喫できます。

そして余計な物を下界に残してきたおかげで、空が近い! 雲が近い! 一刻、一刻と色を変える空と山々が湖面に映って、まるで大きな鏡のよう……。私が訪れた時はシーズン外でしたが、7月にはノゾリキスゲが咲き乱れるそうです!

ラピュタで雲が流れて全貌が現れるシーンみたい……



昔ながらのキャンプ場

何より湖が素晴らしく、肝心のキャンプ場の紹介が後回しになってしまいましたが、その湖畔でキャンプができる「野反湖キャンプ場」の良さは、過不足のない素朴さにあると感じます。

余計なものはないけれど、必要な物はそろっています

まずキャンプサイトまでは、駐車場からリヤカーに荷物を載せて引いていくことになります。歩いて10分……およそ800mくらいでしょうか。山梨の四尾連湖と同じ方式ですが、1.5倍くらい遠いですね。

この出番を待っているリヤカーくんたちも可愛いのですが、途中の移動ものんびりと自然を味わうことが出来て、良いんです! 下の地面はアスファルトではありませんが、小砂利でキレイに整備されていて歩きやすいですし、湖畔に向かうワクワク感が高まります。

キャンプ場毎に異なるこのような一手間が楽しいんですよね

そしてサイトが近づくと野反湖が眼下に広がってきます。草地と砂礫が半々に混ざる、清潔で使いやすく、ペグも打ちやすいサイト。電灯や看板は最小限に押さえられいてて、自然が最優先になっています。

そして受付棟も、炊事場も、大きなトイレ棟も、清潔に管理が行き届いていて、不自由はありません。コンビニやスーパーは草津まで戻らないとないそうなのですが、受付棟の売店には食材も調味料も、お酒もアイスも揃っています。

斜めにそろって並んでいる便器も珍しいですね!



満天の星空に挟まれる!!

そうこうしながら焚き火の準備をしているうちに、陽も傾いてきました。標高高く、空が近く、空気も澄んでいる……人工物も遠く、光害となる人里もはるか下界に離れている……となれば、満天の星空が期待できますね!

そう! この野反湖キャンプ場は、「星空の綺麗なキャンプ場」の紹介などで必ず名前が挙がるビュースポット。天の川はもちろん、「星ってこんなにあったんだ〜」と感動に浸れる小さな光が頭上いっぱいに広がります!!

iPhoneではこれが限界ですが、本格的な機材でも撮ってもらったので、公開されたら綺麗な星空も見えるはずです!

しかもしかも、その満天の星空が、鏡のような野反湖にそのまま映りこむのです!! 上も星、下も星!! 星に挟まれて焚き火を燃やし尽くし、星に挟まれてテントに入り、そして眠りに就く……一瞬、宇宙で眠るかのような錯覚までおぼえます。

日の出のように見えますが、これ、仲秋の名月です!!



今のうちにお出掛けください!

これだけ魅力的なキャンプ場。雑誌のアンケートで1位取ったこともあるそうなので、夏のシーズンは、避暑を求めるお客さんでいっぱいになってしまうそうです。静かな夜長を味わえるのは、この時期、特に平日が狙い目かもしれません。

私が訪れたのも、夏が終わって、夜が冷え込んできた頃。おかげで人も少なく、静かなキャンプを楽しめましたが、標高の高い山間部のキャンプ場ですから、天候の変化と気温の低下には十分な対策をとっておでかけください。

こんなキノコもありました(たぶんヌメリスギタケ)

しかも冬期はクローズしてしまうので、空気が澄んでいく夜空を楽しめる期間もあと僅か。キャンプ場の予約状況をcheckして、お出掛けになってみてください。星空に包まれて、静謐なキャンプの夜が過ごせますように……。

最後に公式ページへのリンクご案内しておきます

野反湖キャンプ場HP : https://nozorikocamp.com/camp/











Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。