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外あそび
検証&考察
『焚き火は環境に悪いのか?』

珍しく真面目な記事です!!

今年は急激に秋が涼しくなり、夜なんて寒いぐらい。焚き火が恋しく、焚き火がありがたいシーズンがやってまいりました。本サイトの読者さんにも、焚き火が好きな焚き火ラバー、タキビストの方がたくさんいらっしゃると思います。

もうちょっと統一した良い呼び名、ありませんかね?

そして本記事の表題、果たして「焚き火は環境に悪いのか?」……この問題もチラっと考えたことある人、気になっていた方、いらっしゃるのではないでしょうか? かく言う編集部と編集長の間でも話題になったことがあります。

でも、せっかくのレジャー。どこか後ろ暗い気持ちで赴きたくはありませんよね。せっかくのキャンプ、せっかくの焚き火、心ゆくまで楽しみたいものですよね。そこで検証です!「焚き火は環境に悪いのか?」突き詰めて考えてみたいと思います!!

「なちゅガール」にしては珍しく真面目な記事です



問題点は大きく3つ

キャンプと言えば自然を愛し、自然と戯れ、自然の恩恵を受けるエコフレンドリーなイメージがあります。しかし自然に触れている以上、その活動が自然に何らかのインパクトを与えているのも避けられない事実。

都会で暮らしていても同じかもしれませんが

その中でも焚き火の影響は大きいように思えます。わざわざ薪を割り、煙を出して、火を燃やすとなると、現在進行形で環境破壊しているような気にもなります。その時、懸念される問題点を大別すると次の3つになるでしょうか?

①地球温暖化に影響はないのか?
②森林伐採につながらないのか?
③直火による地面への影響は?

今回はこの3点について検証していきたいと思います!



①地球温暖化

二酸化炭素、CO2の問題ですね。これが一番環境に悪い気がします。特に焚き火は煙がもくもくと上がり、風向きが悪かったりすると目や鼻、喉が痛くなったりもしますから、大気を汚染しているような実感をおぼえます。

しかし結論から言うと、気にするほどの問題はないようです

薪を燃やせば当然、その木に含まれていただけの炭素(C)が気化されて空気中に放出されます。しかしその炭素(C)が元々どこにあったのかというと、それもまた主に空気の中。木が成長するにつれ、光合成により空気中のCO2を幹の中に取り込んだものです。

気の成分を大雑把に化学記号化するとCH2Oになります

それを燃やしても、元々あった炭素(C)を空気に戻すだけですからプラマイゼロ。ほとんど影響はないそうです。薪は放っておいても朽ちて微生物に分解されたり、廃材として焼却されたりするので、いずれ大気に放出されます。

元々地中深くで固化、液化していた化石燃料(石炭や石油)を大量に燃やすことが、温暖化を加速させる主な要因。都会の生活で電気や石油を消費するよりは、少しはマシなのかもしれません。




②森林伐採

でも焚き火で使う薪。森の中に自然に落ちている木や枝を常に拾う訳ではありません。ほとんどのキャンパーさんは、お店やキャンプ場で購入されますよね。ということは、その薪を商品にするために、それだけの森林が伐採されているように思えます。

でも結論から言うとその心配は要らないようです

逆に切り出した薪が消費されることで、森林の成長を促すのだそうです。日本の森林はほとんどが植林された人工林。人の手で管理して成長させるためには、枝払いや間引きも必要になります。

また薪や炭作りのためにブナ科の植物(クヌギやコナラなど)を育てる「薪炭林」もあり、計画的に若齢林と高齢林のサイクルが管理されています。それにより日照条件に差が生まれ、生態系に多様性が生まれます。

逆に人の手が入らず高齢な樹木ばかりになると、光合成の効率が下がり、取り込めるCO2の量も減ります。また日照が悪くなり、若木が育たなくなってもしまいます。林業の衰退により、そんな循環の止まってしまった森が増えている問題もあるそうです。

薪が商品価値を持つことで、森が再生されているんですね



③直火の影響

昨今のキャンプブームでは、焚き火の魅力が見直され、マナーにも注目が集まりました。様々な「焚き火台」が開発され、ブームを牽引。逆に「直火」を殆ど目にしなくなったぐらいです。しかし、直火って本当に環境に悪影響を与えるのでしょうか?

これもまた結論を先に言うと、考慮する程でもないそうです

直火の悪影響を取り沙汰する際、必ず触れられるのが、焚き火の熱により地表の虫や微生物が死滅してしまうこと。これは避けられない事実です。この一点だけで、編集部は「焚き火台」と「焚き火シート(スパッタシート)」の使用を推奨します。

しかしそれとは別に知識として地面、つまり土の熱伝導率が相当に低いことを知っておいても良いでしょう。圧力や温度によって差は出るのですが、水が500ぐらいだとしたら、土は1.0以下。地表で炎が燃えていても、10〜20cmも掘れば常温になるそうです。

しかも焚き火の場合、その範囲は1㎡以下。土壌を豊かにし、多様な植物の発芽を促すための「野焼き」や「焼き畑」を考えれば、範囲も狭いですし、環境に与えるインパクトも比べ物になりなません。そもそも「野焼き」も「畑焼き」も環境に良いとされていますし。

CO2の排出も前述の理由でどちらも「問題ない」とされています



それでも配慮は必要です

少々、我田引水しちゃった感も拭えませんが、「焚き火」が環境に与える影響は気に病むほどではないようです。胸を張って……とまでは言いませんが、負い目を感じながら火に当たる必要はなさそうです。

ただ、今回はあくまでも科学的な見地から検証しただけ。キャンプ場の地面を汚さない、草や芝に焦げ跡をつけない……マナーの点でも、従来通りの注意は必要です。火事や事故にも気をつけましょう。

特別な場合を除き、焚き火台とシートも併用しましょう!

あくまでも自然の懐を借りて楽しむ趣味なのですから、ゴミを散らかしたり、植生を破壊したりなんてもっての他。逆にこの記事が、これからのシーズン、読者の方々が心ゆくまで焚き火を楽しむ一助になれたら幸いです。

Let’s enjoy bonfire! (焚き火を楽しみましょう!)







Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。