飯盒を買いました〜!!
実は持っていなかったんです。飯盒。ひとつも。キャンプ歴も長く、購入したキャンプギアも、編集長からもらったアイテムも結構あるというのに……なぜか飯盒には手を出して来なかったんですよね。
でも何やらここ最近、周囲で「飯盒」が話題になっている? メンバーのSNSでも飯盒で作ったお料理の写真がアップされたりしている? 眺めているうちに、なんだか飯盒でレシピを作らなきゃいけない気持ちになってきました〜。
ポーチドエッグ
「ポーチ・ド・エッグ」ではありません。「ポーチド・エッグ」です。英語で書くと「pouch(巾着)」ではなく「poached(落とした)」になります。ゆで卵とは違い、卵を落とし込んで茹でるニューヨーカーな卵の食べ方ですね。
ただ温泉卵と逆なのは、黄身が半熟で白身が凝固体なところ。3〜5%のお酢を注いだお湯で茹でるので、タンパク質の凝固効果も手伝って、白身が先に固まるんだそうです。
温泉卵と同様そのまま食べても良いのですが、それだけではレシピ記事になりません。この「ポーチドエッグ」をイングリッシュマフィンにのせると、ちょっと前に流行った「エッグベネディクト」になるのです!! が……、
お酢×アルミ製品の注意
しかし飯盒でポーチドエッグを作る際、気をつけなければならない注意点があります。それはアルミニウム製のお鍋でお酢を茹でると、酸に反応してアルミが溶け出してしまうことです。飯盒はほとんどがアルミ製です。
それならステンレスやホーロー製の別のお鍋で茹でればいいじゃん! ……という話になるのですが、ここでもまた編集長、森風美の呪いの声がどこからともなく聞こえてくる気がして……。
材料&作り方
ということで、解決法を編み出しました。外ごはんレシピでは過去に何度かお世話になった「アイラップ」です。お酢を使わずに、アイラップに卵を落としこんで茹でてみようと思います。
したがって材料は「お水」と「卵」だけ! あとアイラップに卵がこびり付かないようにするために「植物油」を少〜しだけ使います。せっかくですから、洋風にするために「オリーブオイル」を用意しました。
① アイラップに少〜しだけオリーブオイルをほ〜んの数滴垂らします。それから両手で擦り擦りして、袋の内側に油を伸ばします。
② 再びアイラップの口を開けて、卵を割り込みます。黄身をつぶさないように注意しながら、袋の口を緩くしばります。
③ 飯盒を火にかける前に、くしゃくしゃにしたアルミ箔を入れました。いくら熱に強いアイラップでも、飯盒の底やフチに付くと溶けてしまう可能性があるからです。
④ 飯盒に水を注ぎ、火にかけます。今回は常温からアイラップを茹で始めました。沸騰してから入れる方もいらっしゃるようです。
⑤ しばらくすると、お湯が沸騰し切る前に白身が固まってきました。何度も取り出して確認できるところがアイラップの強みですね。「白身がゆるく固まり、黄身が半熟」がポーチドエッグの定義ですから、これで完成としました。
試食&感想
あとはお皿に盛り付けて、キャンプの朝食などで召し上がれば良いんじゃないでしようか。お味の方は……ただの卵です。いろいろ講釈垂れましたが、温泉卵と大して変わらない、普通の卵です。
感想としては……ずーっと背景に写っていた「ポーチ」が邪魔たったなぁ〜、ということくらい。この10月に先行予約が開始され大好評。今週末の「Field Style 2023」で、いよいよ実物が販売される「飯盒ポーチ」。
飯盒がぴったり格納されるように作られていますが、丈夫なデニムで作られているため、飯盒を入れなくても型が崩れず自立して、飯盒をお持ちでない方もそのまま使用できちゃうという「飯盒ポーチ」。
色も「ツートン」「サンドベージュ」「オリーブ」「チャコール」の4色展開。キャンプだけでなくタウンユースもしたくなる可愛くおしゃれなデザインなのに、男性が使っても違和感のない無骨さも兼ね備えているというスグレモノ……。
決して編集長に命令された訳ではありません。忖度という名の謎の呪いによって、ダジャレレシピをお送りしてしまいました。「なちゅガール」オリジナルブランド『Nachu_GEAR』第一弾、「飯盒ポーチ」をよろしくお願いします!
今回、飯盒をポーチと一緒に購入して、何を作ろうかな〜と思案している人もいらっしゃるはず。しかし飯盒は、昔からキャンプの定番調理器具。次回も飯盒でのキャンプ飯に挑戦したいと思います。