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コラム
はななのフィッシュ日和*27
『採れなかった三浦半島』

昨年のお話になりますが……

明けましておめでとうございます! 2024年!! 令和6年の第1回目となる今回は、「豆チョウを採ることができなかった日」のことについてお話ししようと思うのですが……実際に採集に行ったのは昨年のことになります。

「豆チョウ」というのはチョウチョウウオの幼魚の呼び名です!

豆チョウ採集の初心者である私には、遠くの海まで遠征しても一匹も採れずに帰ってくることがあります……けっこうあります……かなりあります。豆チョウ採りは難しいのです!!

銛で「とったどー!!」するなら、ゴムの弾力でピュッと刺すだけで良さそうですが、豆チョウは採った後に持ち帰って、家で飼育をするので、傷付けないように網で採らなくてはならないのです。言い訳ですが……。

でも難しいからこそこの趣味にハマってしまうのです



言い訳は続く……

秋も終盤になると豆チョウはさらに採りづらくなってしまいます。その理由は、黒潮に流されてきた豆チョウたちも大きく成長して、警戒心が強くなり、逃げるスピードも速くなるからです。

十円玉サイズの小さな豆チョウじゃなきゃ採れないよぅ……

さらに言い訳をすると、秋の終わりは海水の温度が低くなって、泳げる時間も短くなってしまいます。5mmのウェットスーツを着て入るのですが、30分も泳いでいると限界を迎えてしまいます。

我が家では11月でも気温が20℃超える晴れ予報の日なら、海に出陣できる! ……と目安のひとつにしています。それでも30分ぐらいで指先の方からジンジン痺れてきて、60分になる前には体が動かなくなってきてキケンです。

両親とのバディシステムで安全には気をつけてはいます!



三浦半島への遠征

最近は、伊豆の方へ行くことが多かったので、この日は「新天地の開拓」と称して三浦半島まで遠征しました! 私の住んでいる真鶴半島は神奈川県の西の端。三浦半島というと反対側の東の端になります。

真鶴にしても三浦にしても、伊豆と比べると豆チョウの数や種類はずっと少なくなります。でも地元の真鶴より遠くの三浦半島の方がなんだか採れそうな気がしちゃうのです。

隣の芝生(海)は青い……ってことわざ通り!?

到着すると雲ひとつ無い快晴で絶好の採集日和! 強い日差しのおかげでTシャツ一枚で過ごせるくらい暖かかったです。一足先に海へ入った父に「アケボノチョウチョウウオがいるよー」と声をかけられました。

私も準備を急いで終わらせて海に入ります。海に入ってすぐにアケボノちゃんを発見! 少しずつ後ろから近づいていきましたが、「あと少しで網が届きそう!」というところで気付かれてしまい、ぴゅーっと逃げられてしまいました〜。

大きめのコはやっぱり逃げ足が速いです

その後は1時間弱がんばりましたが、どの豆チョウも大きくて、早くて捕まえられませんでした。それからこの海には、私が憧れているホンソメワケベラがちょっと多めにいたのですが、ホンソメは元から速いんです。

結局何も採れずに渋滞の道を3時間かけて帰りました



ホンソメワケベラ

ホンソメワケベラは掃除魚で、水族館で他のお魚をお掃除している姿を見かけたことがある人もいると思います。体の模様が頭からしっぽへかけて暖色から寒色へのグラデーションになっている美しいお魚です。

元々は「ホソソメワケベラ」という名前だったのが、和名を登録するときに片仮名の読み違いによって「ホンソメワケベラ」と呼ばれるようになってしまったそうです。前回の記事の「honohono」というお店の水槽にもいました。

やっぱり他のお魚をお掃除していました〜



クレープの木の花

海で泳いでいたら口の中がしょっぱくなってしまったので、帰りに「木の花」というクレープ屋さんに寄りました。油壺マリンパーク(今はキャンプパーク)の近くにあるちっちゃな可愛いお店です。

店内も木の温かみを感じられる雰囲気。窓際の席が特に素敵でした。メニューに写真がなかったのでどんなクレープが運ばれるかドキドキでしたが、「木の花」のクレープはインスタ映え抜群のとっても大きい生地でした!

家族3人別々のクレープを注文することにしました

特にクレープパフェはフルーツが華やかに盛り付けられていて、泳いで疲れた体も心も満たされました! ショコラチョコレーズンは他では見た事のないパリパリ生地。ラムレーズンハ大人な味わい。どれもとっても美味しかったです。

記事のために毎回美味しい所に連れて行って貰えるのでLucky!













Author
はなな
海と魚が大好きな高校生です。特に泳いだり、潜ったりするのが大好きです。豆チョウ採集や釣り、アクアリウムやお魚料理など、海や魚に関することをお伝えしていきます!