まだまだお正月!?

皆さん明けましておめでとうございます(まだ言ってる……)!! 「なちゅガール」の外ごはんとしては珍しく、クリスマスに年末年始と季節の行事に合わせたレシピをお送りしてきましたが、今年はまだ引っ張ります!

そうこうしているうちに松の内が明けたら「七草粥」!! 古き良き日本の伝統です。これを先日、1/7(日)〜8(祝)で開催された「なちゅガールキャンプ場(仮称)」の開拓DAYで、お客さんに召し上がって頂きました。

その他にも「鯛焼き茶漬け」「おちょる粉」「鮭のちゃんちゃんタッカルビ」などなど……過去の外ごはんの謎レシピをお昼や夜に召し上がって頂いたので、七草粥をお出ししたのは翌朝、1/8になってしまったのですが……。

七草粥不味い(?)問題

……という訳で1日遅れで皆さんに召し上がって頂いた七草粥。それを記事にしてお読みいただくにはさらに日数がかかるので、松の内もとうに明けた本日がこのレシピの公開日となってしまいました。

ま、そこは業界一の脱力系アウトドアWEBメディア「なちゅガール」のことですから、ご勘弁頂きたいと思います。ところで……春の七草、ぜんぶ言えますか? えーっと、セリ、ハコベラ、スズナ、コノシロ……だめだ! 出てきません!!

正確には「芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)、これぞ七草」……森風美は全部言えました。さすが編集長!!

でも美味しくないんですよね。七草粥。というか不味い! 雑草の味!! 「そぉ? お正月のご馳走に飽きてきた舌にはスッキリしてて美味しいよ?」との意見もありますが、もっと美味しくアレンジしてもバチは当たらないのでは?

七草リゾット

そこで! 今回のタイトルにもある通り七草を使って「リゾット」を作ることになりました。しかもメイン食材には蟹を選びました。カニ!! お正月明けのスーパーでは、年始用の冷凍ものが半額に値下がりしてて、この時期お得なんです♡

《材料》4〜６人分
・お米(2合　洗わない)
・七草(パックのもの)
・蟹(適量)
・タマネギ(適量)
・オリーブオイル(適量)
・コンソメ(ブイヨン)
・粉チーズ(適量)
・バター(適量)
・塩こしょう

① 最初にお米を炒めます。鍋にオリーブオイルを適量温めて、生米のまま軽く炒めます。さらにはみじん切りにしたタマネギも混ぜ、火が通って透明になるまでゆっくり炒めます。

② 別のお鍋で熱〜い800ccくらいのお湯(60〜70℃くらい)に、コンソメ(またはブイヨン)を顆粒だったら小さじ2杯くらい、キューブだったら2つほど溶かし、薄いスープ状のものを作ります。

③ ここから20分ほどかけて少しずつ、炒めたお米にスープを足していきます。熱々のお鍋にスープをかけると、最初はボワッと水蒸気が立ち込めましたが、その後はゆっくりゆっくり〜……弱火〜中火でお米を炒めながら、少〜しずつスープを足していけばOKです。

④ 5分ぐらいの段階でスズナ(かぶ)とスズシロ(大根)の身の部分をスライスして入れます。シメジも入れてみましたが、こちらは無くても構いません

⑤ カニを投入するのは最後の方。お米の芯がほぼ無くなった頃合い……火を止める5分前くらいかな。ボイルなので、しっかり火を通す必要はありませんし、カニの風味もその5分でしっかり出ます。

⑥ 最後、七草を投入するのは火を止めてから。粉チーズをその上から振りかけて、塩こしょう、バターで味を整えたら完成です! 赤と緑でなかなかお目出たい彩りに仕上がりました〜。

試食&感想

もう作っている途中から良い匂いで、良い匂いで……ただの七草粥の味気なさ(と言っちゃ悪いけど)とは大違い!! さっそく『開拓DAY』に集まって頂いた皆さんに編集長の森風美自ら振舞いました。

う〜ん、美味し〜い! ……くないわけがありません(どっちや?)!! 思わず日本語がヘンになっちゃうほど、上出来に調理できました。カニの風味が全体を包んでいることはもちろん、リゾットの優しい味が、開拓明けの疲れた体に染み入ります。

お粥と違って、生米から炒めたリゾットは、お米のひと粒ひと粒がコリッ、シャキッとしています。それをズワイ蟹の風味がまろやかに包み込んで……そこに七草の雑草っぽい苦味がアクセントとして効いています!

皆さんに喜んで貰えて、お鍋はあっと言う間に空っぽ! たまにはこんな、ちゃんとしたレシピも良いですね。今回皆さんをお迎えするにあたって、過去の記事を振り返ってみたのですが、どれもこれもヘンテコレシピばかりで……。