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コラム
キャンプ場開拓日誌*17
『キャンプ場の動物たちのこと』

前回からの続き

すみません! 続いていません!! 前回は大々的な土木工事。キャンプ場エントランスの「スロープ」工事についてご報告しました。今回はその完成の様子をご披露する予定だったのですが……。

実はまだ完成していないのです!!

原因は2月に降った大雪です。関東地方にしては珍しい、10cmを超える大雪。交通網が大打撃を受け、雪国の人を笑わせちゃうくらいの大きなニュースになったのですが、そのせいで工事が中断、延期されてしまったのです。

……とは言ってもですね、キャンプ場の開拓をしている神奈川県西部にある真鶴町は、雪自体は降らなかったそうです。終日、雨。私が住んでいる神奈川県北部は15cmの積雪で、車も出せなかったというのに。

真鶴って南に突き出した細い半島なので、海の安定した水温に守られているんですよね。都心と比べると、夏は冷たい海水のおかげで3〜5℃は涼しいんです。さらに冬も、海水のおかげで3〜5℃も温かいという。ゆる〜いキャンプには最適の立地なんです!!

こんな細い半島は、関東では珍しくここだけかも!?



キャンプ場の動物たち

なので今回はインターミッション。スロープのお話は小休止にして、この自然豊かなキャンプ場に遊びにくる小鳥や動物たちをご紹介したいと思います。そもそも、この記事を書こうと思い立った発端は、母が見つけたこのミステリーエッグ。

これ何だと思います? (答えは記事の最後で)

最初は「トカゲの卵」かな〜と思ったのですが(前に見たことあるんです)、よくよく見ると「植物」っぽい。……というか「豆」っぽい。あぁ、数日前に両親と妹が撒いた「節分の豆」かぁ! ……とも思ったのですが、こんな一箇所にかたまって落ちているなんて???

節分の大豆がまだ余っていたので、並べてみると大きさも若干違う? しかも横にはポチっと小さな点がついている? 何だろ? これ? ……と、謎は深まるばかりなのですが、今回はキャンプ場周辺の動物たちについてお話ししていきます!!




鳥たち

まずご注意頂きたいのが「トンビ」と「カラス」について。神奈川県だと江ノ島周辺での被害が有名ですが、お弁当やお菓子を置きっぱにしておくと、サッと持っていくんですよね。ここ真鶴でも岬の森に住んでいます。

キャンプの時には食材をテーブルに広げたりしますのでお気を付けください。私に限っては、何回もここでキャンプ飯を調理してきても被害はないのですが、何10回もしている両親は1度だけカラスにお肉を持っていかれたそうです。

しかも「いなば肉店」さんの豚肉の味噌漬け!!

そして春になるとピヨピヨと小鳥の声が聞こえます。ヒヨコのようなピヨピヨではなく、ヒバリのようなクルクルと回る可愛い鳴き声。……イソヒヨドリという海岸近くに生息する鳥です。メスは地味な褐色ですが、オスは瑠璃色の羽にオレンジのお腹。

「幸せの青い鳥」とも呼ばれるそうです

私自身が鳥にあまり詳しくないのですが、双眼鏡をお持ちになればバードウォッチングも可能です。岬のトレッキングコースには野鳥観察の方々が多くいらっしゃいます。ウチから500mくらいなのでキャンプの合間にでも!!

夜にはフクロウの声がホーホーと聞こえます



タヌキ

まだ敷地内には現れないのですが、200mくらい離れた路上ではちょこちょこと見かけます。車の前に出てきます。妹は週に2〜3回は見ると言っていました。たぶん近くに2〜3匹は生息しているんじゃないかなぁ?

妹はどれも「ポンスケ」と名付けて大喜び!

タヌキなんて珍しくもない……って地域にお住いの方もいらっしゃるとは思いますが、ウチの家族はこれまでずっと住宅街暮らし。間近で(5m〜10mの距離で)タヌキが見られるだけでも新鮮なんです。

中には皮膚病なのか、ちょっと毛が抜けているコもいて、妹は「はげポンスケ」と名付けながらその子をレアキャラ扱いしています。いずれはキャンプ場に現れて、悪さをするかもしれませんが、今のところタヌキに会えるのを楽しみにしています。

車での来場時にはタヌキにご注意くださいね!



モグラ

一方、場内に現れるのはモグラです。姿は見たことないのですが、地面にモコモコと小山が出来ています。都会(?)育ちなので最初は何の山だか分からなかったのですが、モグラが掘り起こした跡だそうです。

こんなものでも珍しいのです!!

モグラ見たーい! つかまえたーい!! いずれ全面を芝生のキャンプ場にする予定なので、普通に考えれば「害獣」扱い。ネットで調べると、モグラ退治のグッズもいろいろ売ってはいるみたいなのですが……。

でも、モグラは可愛いのでこのままにしておきたい気も! 芝生を荒らす以外の悪さをしなければ大目に見てあげても良いですよね。本当は捕獲して、地中に檻を作って、その中で飼ってみたいんですけどね。




次回に続く

それではエンディング。最初に出題しましたミステリーエッグの正体について発表します! ……いえ、ですからエッグ(卵)ではありません。豆です。木の実です。答えは「櫨の木(ハゼノキ)」の実なんだそうです!!

母がこちらの知恵袋で調べました

小鳥が芝生の中などに、食糧の貯蔵用として集めるんだそうです。そういうことなら、そっとそのままにしておきましょう。それにしても凄いのは母の検索能力。画像検索も使わずに答えに辿り付いたそうです。AI時代には優秀なプロンプターになれるかも!?

……ということで今回は閑話休題して、キャンプ場に訪れる動物さんたちをご紹介しました。今後もまた変わったエピソードが起こりましたらご報告いたしますね。次回こそはスロープの完成形をご披露したいと思います! ……の予定です!!














Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。