香里武さんと行くセブ島!
今回のフィッシュ日和は「ゴージャス」で「スペシャル」な特別編になります。何が「ゴージャス」かというと、なんと海外遠征!そして「スペシャル」なのは本を何冊も出し、テレビにもラジオにも出演されている、あの鈴木香里武さんとご一緒なんです!!
鈴木香里武さんはそれに加えて、静岡県清水町にある「幼魚水族館」の館長さんでもあります。幼少の頃からタモ網を使って漁港の足元にいる稚魚や幼魚を探し出し、幼魚の魅力を発信されています。ただ今、J-WAVEのポッドキャスト番組も毎週発信中です。
この海外ツアーは香里武さんがパイロット企画として、若干名をX(旧twitter)で募集されたもの。私はダメ元で応募しましたが、選考結果発表の日を迎えても何の連絡も来ず、やっぱりだめだったのかな……と、がっかりした気持ちで数日を過ごしていました。
しかし、突然お家に旅行会社からの封筒が届きました。そこで初めて、選考に受かっていたことがわかったのです。原因は、キャンプの時にパスタを作ると言って麺を忘れた伝説を持つ母のようでした。
いざ、セブ島へ!
セブ島へ行くのに乗るのはセブパシフィック航空。機内食はネットで事前予約制です。テーマがフィリピンの家庭料理とあったので、私は「鶏のチャーシュー」というのを注文しておきました。
当日、搭乗検査や荷物検査なども完了し、機内食を楽しみにしながら飛行機に乗り込みました。この日は朝5時起きだったので、飛行機の出発する朝9時にはもうお腹がペコペコ。機内食が出てくるのが待ちきれません。
離陸も無事に終わりシートベルト着用サインも消え、「朝ごはんだ♪」と待っていると……出てきたのは「ポテトサラダとハムとからあげ」……? 鶏は鶏でもチャーシューではありません。味は美味しかったけど、思っていたのとは違いました。
セブのホテル
お世話になるホテルは「Jパーク アイランド リゾート&ウォーターパーク」です。ホテルの中に大きなプールが2つあり、レストランは韓国料理、フレンチ、日本食など……いろんな国のお料理が食べられます。こんなに豪華なホテルに泊まったのは初めて!!
そして何より海が綺麗で感動です!! 水が澄んでいて透明度も高く、日差しに輝いてエメラルドグリーン。神津島みたいな桟橋があって、ヨットやパラセーリングで遊んでいる人も見えます。
お部屋でひと段落したら、いよいよ幼魚採集です! どんな魚に出会えるかな? ツアーに行く前からセブで見られるチョウチョウウオの種類を調べ、「ハシナガチョウチョウウオ」に会いたいな……と考えていました。
ホテルで幼魚採集?
ホテルの敷地内にあるちょっとした堤防のような場所に移動し、海面をのぞいてみると……そこでもう色鮮やかな魚の群れが見えました。ツアーに参加している子どもたちと香里武さんとで力を合わせ、岸壁に追い込んで掬い上げます!
香里武さんはさすがのスキルです。水面の上から魚を見つけるのも早いし、掬うのも上手。でも私たちに採らせてくれようとして、たくさんアドバイスと応援をしてくれます。いつも使っているという網をお借りしたら、5mくらいも伸びてびっくりしました。
さらにびっくりしたのが、ツアーに参加していたそうすけくん(@hello_sousuke)という中学生の男の子のお魚の知識と幼魚を発見する素早さです。彼の活躍もあって、皆でたくさんの生き物を採集できました。
私も上手くいかなくても、何度もなんども挑戦して……や〜っと採ることができたのが「アカホシキンセンイシモチ」という長い名前のお魚です。どうにか一匹でも採ることができてほっとしました。
アカホシキンセンイシモチ
キンセンイシモチによく似ていますが、黄色の線が細いところが違います。アカホシキンセンイシモチはテンジクダイの仲間なので、マウスブリーダーといって、オスが口の中で幼魚を育てることで有名です。
口の中がふさがっているので、お父さんはその間何も食べられません。卵の頃から何週間も絶食して自分の子どもを守るのです。今の言葉でいうと「育メン」になるのかな? 最先端をいくお魚です。
セブ島のマクドナルド
マクドナルドといえばハンバーガーとポテト。しかし、セブ島のマクドナルドではハンバーガーはメニューのごくごく一部。フィリピンの方はお米が大好きなので、フライドチキンとライスのセットの方がポピュラーなんだそうです。
しかも日本でウーバーも頼んだことないのに、アプリを使ってホテルに届けていただきました。フライドチキンは衣がとってもカリカリで、グレイビーソースがチキンにもご飯にも合っていました。とっても美味しかったです。