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コラム
キャンプ場開拓日誌*25
『3つの小さな報告のこと』

前回からの続き

梅雨に突入し、開拓作業にあたれない日も増えてきました。前回ご報告した通り、主戦力となる父が腰を痛めていて、私も北海道遠征が入ったりして、GW以降、大掛かりな作業には取りかかれていません。

4月に発注した小屋(サニタリー棟)も発送は7月になります

ただ、雨が降っては晴れて……を繰り返すうちに、芝生もぐんぐん育って、今ではこんなに根付きました。雑草も混ざってはいますが、良い感じです。このように「大掛かりな作業」ではないものの、小さな進捗は他にもポツポツとありました。

……という事で今回は「特にご報告する大きな事がない!」というのが実情になりますが、代わりに「小さなことはある!」のも正直な事実だったりもします。そんな小さなことも、きちんとお伝えした方が開拓のリアルを感じて頂けるのではないかと思います。

なので今回は3つの小さなことをご報告してまいります!!



スロープのその後のこと

土木屋さんにお願いして造成していただいた入り口のスロープ。お客さんのお車が登る所になりますので、素人DIYではなく、ちゃんとした勾配を割り出し、立派なコンクリートで仕上げて頂きました。

そしてその間に意味深に刻まれているこのスリット……

これはもちろん、自分たちで植栽するために残してもらったものです。このスリットにも芝生を植えても良かったのですが、グランドカバーとなる他の植物を、以前から色々と吟味してきました。

できれば芝生と違って、冬もグリーンを保ってくれるヤツを……

そこで見つけたのがこの「カグヤリュウ(かぐや竜)」です。新しい品種となるそうで、日本庭園によく植えてある濃い深緑色の「タマリュウ(玉竜)」を、明るいライトグリーンに改良した品種だそう。

予算がないので仮に120ポットだけ購入したのですが、すべてのスリットに植えてみたら、こんな間隔(30cmおき位)になりました。株が増えて線がつながるには、芝生より時間がかかりそうな気がしますが、長い目で成長を見守ろうと思います。




一輪車とお山のこと

開拓するなら1台は必要になるだろうと購入。これまでも記事の中でちょくちょく登場してきましたが、元々は写真のような銀色をしていました。でも……なんでも可愛くしないと気が済まないのが我が家の習性。

キャンプ場も可愛く女性向けになるように頑張ってます!!

赤と黄色のスプレーを吹きかけて、なんだかLEGOブロックというかプレイモービルみたいな色合いに変身しました。以来、石を運んだり、土を運んだり(上のスリットの時にも)、よく働いてくれています。

特に前回ご報告した通り、芝生が2倍届いた時には大活躍。急遽、このお山を移動させなくてはならなくなったのです。この場所が将来まさしく平地の芝生サイトになるので、そこにお山があったら邪魔だったのです。

この土も上記のスロープの造成で出たものです

……短期間で苦労して移動させたのですが、結果は当然のごとく別の場所にまたお山ができただけです。しかも、芝生を植えるために100㎡の地面を開墾したら、さらに要らない土が出て、お山が大きくなってしまいました。

行き先は将来、屋外映画館にするためにスクリーンを設置したい塀の前。いずれまた別の場所に移動させなくてはなりません。一輪車くんにはまだ当分の間、頑張ってもらうことになりそうです。




薪(というか廃材)のこと

これが沢山あるんです。キャンプ場をやるとなれば、焚き火は付き物だろう……ということで、元の実家にあった角材や廃材を運んできたんです。さらには家を建てる時にも大工さんに余った木材を貰えることになって……。

農具小屋にこんなにたまっちゃって収拾がつかないことに!

そこで小屋の隣に「薪置き場」を設置することにしました。引越し前からこの土地に放置してあった単管パイプと鉄の足場を組んで、その上に積み上げることにしたのですが、木材を同じ位の長さにカットするだけでも大変な作業。

さらには近所の方から「キャンプ場をやるんだったら……」と、古いミカンの切り株まで頂いてしまって、それも積み上げたらこ〜んな事態に。とてもウチだけでは消費しきれない量です!

もったいないので、秋からの「仮オープン」が始まったら、お客さんに使って頂こうと思います。もちろん無料で。角材や廃材、ベニヤ板などでも良い……と仰る方は、どうぞご自由にお使いください!!

そして正式オープンになったらちゃんとした薪を購入します



次回へ続く

今回は小さなご報告が3つだけの回となりましたが、少しずつでも開拓は進んでおります。それ以外にもトイレ・サニタリー棟を造るために、水道、下水、電気、ガスの業者さんとの打ち合わせにも追われています。

冬でも温水の出るキャンプ場にするつもりです!

そして発注している小屋「Style-01」の製作キットが届いたら、一気に忙しくなって、こちらの記事も充実してくることでしょう。グリーンベルさんのYouTubeを予習しているだけでも、気が遠くなるだけの工程があります!

同時に、夏は次々と伸びてくる雑草との戦いも最盛期を迎えます。果たしてどちらが勝つのか……!? あたたかくお見守りください。そしてトイレだけでも使えるようになったら仮オープンに踏み切る予定です!!











Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。