
バナナフィッシュ
アニメ化もされましたので『バナナフィッシュ』と聞くと、吉田秋生さんの漫画を思い浮かべられる方も多いでしょう。アッシュと英ニくん……二人の助け&助けられハードクライムストーリー。
ご存知のとおり元はといえば、J・D・サリンジャーの小説『バナナフィッシュにうってつけの日』から引用されたタイトルです。短い小説ですが、読んだら読んだ分だけ分からなくなる不条理小説です。
でも熱心な「なちゅガール」読者の皆さんなら……当サイトで連載中の「はななのフィッシュ日和」も思い出して頂けたことと思います。 もちろんこのタイトルも、サリンジャーを元にしているそうです。

はななのフィッシュ日和
タイトルが『バナナフィッシュにうってつけの日』とはちょっと違うようですが、英語の原題は『A Perfect Day for Bananafish』……直訳するなら「バナナフィッシュには完璧な日」となるでしょうか?
これが昔の本では『バナナフィッシュ日和』とか『バナナ魚日和』という日本語タイトルで出版されていたそうです。なるほど……と頷けはする意訳ですが、やっぱり今の「うってつけの日」の方がしっくりきますね。
当人の「はななちゃん」は、幼い頃から自分の名前を言うと「えーっ! バナナ!?」と言われ続けてきたので、魚に関する連載を始めるにあたってこう命名したそうです。長きにわたる連載ももう2年半、次回で40回を迎えるようになりました。

材料&作り方
今回も名前から発案したような「外ごはんレシピ」となりましたが、きっかけは輸入食材屋さんで見つけたこちらのバナナチップスです。水色と黄色のビビットなパッケージが可愛くて、思わずジャケ買いしてしまいました。

でもバナナチップスが使えるレシピなんて、そんなに思い付かず、お馴染み「たいやき機」で焼けば「バナナ」+「フィッシュ」になるだろう……という安直な発想。結局いつもの名前頼りなレシピとなってしまいました。

《材料》
・ホットケーキミックス(100g)
・水(100cc)
・市販のプリン(70gくらい×2個)
・牛乳(大さじ3)
・薄力粉(大さじ3)
・お好みで砂糖(大さじ1くらい)
・バナナチップス
・生バナナ(スライス)

① 最初に餡として使う「簡単カスタードクリーム」を作ります。これは「市販のプリン」を使うお手軽な方法で、カラメルの部分を取り除き、「薄力粉」「牛乳」と混ぜ合わせます。

② 弱火で底が焦げないようにかき混ぜながら一度煮立たせます。次第にドロっととろみが付いてきたら出来上がり。本物のカスタードクリームと見分けがつきません! お好みでお砂糖を足してください。

③ 続いてたいやきの生地に取りかかります。「ホットケーキミックス」に「水」を注いで撹拌します。ついでに残しておいたプリンのカラメルも入れて混ぜちゃいましょう。

④ たいやき機をいつものように熱して、生地を流し入れます。中にカスタードクリームの餡を入れ、上にも生地を載せることを考えて、金型の8分目くらいが良いでしょう。

⑤ カスタードを載せてバナナも入れます。今回は「バナナチップス」だけでなく、スライスした「生のバナナ」も入れてみました。

⑥ その上にも溢れんばかりに(ハミ出すほどに)カスタードクリームを注いで、たいやき機でぎゅっと挟み込みます。両面をひっくり返ながらよく焼き、ときどき中を覗いて「こんが〜り」していたら完成です。
試食&味見
基本的には「たいやき」は鯛です。バナナを入れても「バナナフィッシュ」というより「バナナ鯛」です。まあまあの手抜きレシピでしたが、バナナの葉っぱに飾りつけたら、それなりの見た目にはなりました。

食べてみると問題が発覚!! 使用した「バナナチップス」の味が予想とは異なりました。ドライフルーツのお店でよくあるバナナチップスのように甘い味を予想していたのですが、実際は「しょっぱい」!!

バナナを油で揚げて、塩をふりかけた味でした。ぜんぜん甘くなくて、ポテトチップスと丸っきり同じ味。パッケージには「SLIGHTLY SALTED(わずかに塩味)」って書いてあったんですけど、立派に「しょっぱい」味だったのです!

「甘じょっぱい」は好き嫌いが分かれますよね。お好きな方にはオススメできます。苦手な方は「生バナナ」の方をお試しください。バナナフィッシュ……デザートとしては普通に美味しいので、一応、成功です!!
そして「はななのフィッシュ日和」に話を戻しまして……こちらの記事にまとめている通り、見習いメンバーの「はななちゃん」は現在、神奈川県真鶴町の新しいお土産づくりに挑戦中です!

8月になったら真鶴町内のカフェやレストランで、デザートとしての(商品化前の)試験提供が始まるそうです。食後に、コーヒーと一緒に、ぜひお一ついかがでしょうか? 「バナナフィッシュ鯛焼き」より「ぼんぼん鮫最中」をよろしくお願いします!!
【⠀真鶴のお土産開発プロジェクト始動‼️✨⠀】
— 森花菜もりはなな (@hanana_fish) April 3, 2024
「この辺ってちょうどいいお土産がないよね」
そんな声を元に、この地域に伝わる伝説をモチーフにした「ぼんぼん鮫最中」を創案しました🦈🔔#ぼんぼん鮫最中日記 #ぼんぼん鮫最中 pic.twitter.com/wx15GyK4l9



