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コラム
キャンプ場開拓日誌*28
『KOYAの基礎の基礎のこと』

前回からの続き

……と言いつつ、前回はキャンプ場の予定地、神奈川県真鶴町の「貴船祭り」の様子をお伝えしました。海にぼんぼりを灯した船が浮かぶ、と〜っても幻想的なお祭りです。キャンプ場と関係なくてもオススメです!

毎年7月の最終土曜日開催です。遊びに来てね♡

……ですので正確には前々回からの続きになります。KOYA(小屋)のお話。トイレや洗面、シャワールームに炊事場を兼ね備えた当キャンプ場唯一の施設(?)……「サニタリー棟」をこの夏DIYで組み立てます!!

今回、「基礎の基礎のこと」という題を選んだのは、いくら2坪程度の小さなKOYAであっても、家と同様に「基礎」が必要になるからです。「土台」と言っても良いですけどね。すると「土台の土台のこと」……となるのかな?

「土台の基礎のこと」って言っても良いでしょうか?



浄化槽のこと

なぜ2回繰り返したかというと、まだ「基礎そのもの」を施工できる段階ではないからです。その前の段階です。基礎をがっちりと作る前にやっておくべき作業。予告していた通り、上下水道やガス、電気などの基礎工事です。

でも水道やガスなんて専門的過ぎて、私も家族も手が出せません。たぶん何かの免許も必要になるだろうし、重機や専門工具も必要でしょう。……ということで地元の業者の方に見積もって頂いたのでした。

KOYAの搬入は、7月末(実は貴船祭りと同日)。それに間に合うように、事前の工事に着手して頂きました。まずはトラックで合弁浄化槽というものが運ばれてきます。これが結構大きくて……。

私の背と比べて見てください。これで5人用だそうです

浄化槽の人数はその処理能力で大きさを決定するそうですが、ウチは1日1組限定のキャンプ場なので、多くても7〜8人の利用になるだろうし、利用者のない日もいっぱいあるだろうし……ということで業者さんと相談して決めました。




配管のこと

続いて上下水道の配管工事です。すみません。これもまた業者さん頼みです。下の県道から引き上げられている配管を、水道メーターのところで分岐して、KOYAの建築予定地の方へ引き伸ばします。

業者の方3人にパワーショベルまで動員して、小さな土木工事です。この時も暑〜い1日だったのですが、炎天下の中作業を進めてださいました。今年も異常な暑さが続いていて、外で働いている方々には本当に頭が下がります。

……なんて、私もけっこう外で働いてるんですけどね

工事が終盤になると、パイプの頭の部分を残して、配管はとりあえず中断となりました。一気に完成させるのではなく、KOYAの床を作ってから各パイプを蛇口や便器とぴったり合わせるそうです。




KOYAの搬入のこと

そして以外と大変だったのがKOYAの搬入です。いつか誰か、このページを見ながら同じ作業にチャレンジする方もいらっしゃるかもしれませんので、その詳細を書き留めておきましょう。

当キャンプ場が購入したのはGreenBellさんの「Style-01」というKOYAのキット。さっきから「小屋」と表記せずに「KOYA」と書いているのは、最近のオシャレな「KOYAブーム」を意識してのことです。

完成予想もこ〜んなオシャレなイメージ!!

この資材が長野県からはるばる運ばれてくるのですが、問題となったのはその搬入場所。4tチュニック車という、クレーン付きの大型車が出動するのですが、ウチの鋭角なスロープを曲がれないだろうとの予想です。

担当の方と往復4〜5回のメールをやりとりをして、代案をいくつか検討して頂いきました。やっと決まったのが他所様の敷地に一時的に置かせてもらうという案。ご購入の際は、搬入場所にお気をつけください!!




KOYAの格納のこと

さて、そして当日。貴船祭りの朝。運送会社の人から電話が入り、もうチュニック車が近くまで来ているとのこと。この日私は現地にはいなかったのですが、父と母が道路に出て対応しました。

キットを置かせてもらう場所へご案内する前に、念のため、一応、ウチの敷地に直接搬入できないか、目視で確認して頂きました。すると……「やってみましょう!」とのお返事。ラッキー♡

スロープを曲がらずに、アームを伸ばして降ろされたそうです

この日ももちろん、超猛暑日!! ラジコンのようなコントローラーで、巧みにアームを操つるドライバーさんも汗ダラダラ。しかしウチの両親はさらに滝のような汗をかきながら、置かれた荷物を農具小屋まで運んだそうです。

5往復、10往復……途中から遊びに来ていた読者の方にも手伝って頂き、20往復ぐらいで全部運び終えたそうです。これで雨に濡れることもなくなりました。手伝えなくてすみません。

私はお仕事で、現場にも貴船祭りにも行けませんでした〜



次回に続く

そして最後にちょっと残念なお知らせ。実は「基礎の基礎」……配管その他のインフラ工事がまだ終わっていないのです。キットが到着する前に、本当の基礎まで完成させておきたかったのですが……。

天候、コロナ、その他いろいろな要因が重なって

各業者さんが、工事に来ていただける日が延び延びになってしまっているのです。夏の終わりに完成させて、トイレと水道だけでもできたら「仮オープン」にしようと思っていたキャンプ場。その日が遠のいてしまいそうです!!

波乱万丈(?)なこの先の展開を、楽しみにお待ちください〜!!







Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。