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コラム
キャンプ場開拓日誌*29
『KOYAの基礎のこと』

前回からの続き

……で、「基礎」が取れました!! 何のことを言っているかというと、前回のタイトルは「KOYAの基礎の基礎のこと」……と「基礎」という言葉が二回続いていたのです。今回は一回。「KOYAの基礎のこと」です。

神奈川県真鶴町で開拓中のキャンプ場。初の本格的な施設「サニタリー棟」の建築が始まりました。トイレやシャワーユニットを設置することになるため、基礎づくりの前に基礎工事が必要です。

上下水道を引いたり、合弁浄化槽を埋めたり……

実は工期が遅れて、まだ浄化槽は埋められていないのですが、専門的な工事になるので施工は全て業者さんまかせです。配管が終わった時点で、こちらも「基礎づくりを始めても良い」とのGOサインが出ました。

これで本当の、前段階ではない「KOYAの基礎」……土台づくりに入ります。そしてここからは完全にDIY。かなり本格的な作業も入ってくるのですが、自分たちの力だけでなんとかしたいと思います!!

文字通りの悪戦苦闘もありましたのでお読みください!



砂利集めのこと

でも、基礎づくりと言っても何をどうしたら良いのやら、見当も付きません。地元の大工さんに相談すると、ダッダッダダダ……と地盤を固めて、その上に砂利を敷くと良いとのアドバイス。


Green BellさんのYouTubeでも砂利が敷かれています

砂利はホームセンターで購入しても、そんなに高くはありません。けれど、この神奈川県真鶴町のキャンプ場予定地には、砂利が既に結構あります。開墾作業を通して、地面の中から出てきた石たちです。

ミカンの木を抜根したり、芝生を張ったりしているうちに、このぐらいの量が出てきました。けっこうありますが、2坪ちょっとの面積となるStyle-01の敷地には量がちょっと足りませんね。

でもまだ砂利はあるんです!!

それは上段、アッパーサイト。スロープを上がって家の正面となる部分に、10坪ほどの砂利が撒かれているのです。家を建築する際に、工事車両が入るというので敷かれたままになっている砂利です。

このアッパーサイトは将来、友人やなちゅガールメンバーに泊まってもらうミニミニサイトにしようと思っているので、テント1張り分の芝生を貼る予定です。イコール砂利は要りません。一輪車で下に運びました。




ランマーのレンタルのこと

そして大工さんに言われた「ダッダッダダダ……」作業です。工事現場などでアスファルトを固める工作機械ですね。名前も知りませんでした。ネットで調べると「転圧機」とか「プレート」とか「ランマー」などと呼ばれているようですが……。

よく分からないのでこの作業も業者さんに依頼しようかと思ったのですが、隣の湯河原町で重機レンタルをしている会社を見つけました。お問い合わせすると、レンタル料も数千円で済むという話です。

こうなったら「自分たちでやってみたい!」と思うのが我が家です!

この時期、私は仕事続きで参加できなかったのですが、1日限りの「ランマー祭り」が開催! 費用を浮かせるためにレンタルは1日だけ。朝借りて、夜返す。1日だけで「ダッダッダダダ……」作業を終わらせる予定です。

「プレート」と「ランマー」の違いがいまいち分からないのですが、お店の人がランマーと呼んでいたのでランマーだそうです。プレートは面積を広く平らに地ならし用に、ランマーは圧力強く地固め用になるそうです。




転圧作業のこと

借りてきました。お、重いです。正確な重量は分かりませんが、人ひとり分ぐらいの体重はあるそうです。おまけに恐い。エンジン式で、チョークの紐をビューッンと引っ張って始動させるそう。

チョークエンジンをかけたのは父も初めてだったそうです

エンジンがかかるとダッダッダ……が始まって、ちょっとした暴れ馬状態に。取り押さえるのにも結構な力が必要です。レンタル時に受けた説明通りにホースで水を撒きながら、作業開始!!

こ、これが難しい! ランマーをコントロールするのも難しければ、放水の量を調整するのも難しい。水が多いとネチョネチョの泥んこ状態になっちゃって、ランマーが沈みこんでしまいます。

2〜3時間で終わるだろうとタカをくくっていたのですが……

2坪ちょっとの転圧に、まるまる1日かかってしまいました。最初は水を撒きながら凸凹状態に。それを何重にも何重にも押し固めることで、少しずつ平らに。1日限定のレンタルだったので、夕方までノンストップでダッダッダ……を続けました!!




次回に続く

しかも炎天下!! この日も今年の他の夏の日と同様、異常なまでの猛暑日!! 途中からタープを持ち出して、わずかな日陰を作りながら作業を続けたのですが、まさに焼け石に水。焼け付くような1日でした。

な〜んて、さも大変だったように書いてはいますが……

前述した通り、くれぐれも私は参戦していません。代わりに妹の花菜まで駆り出されたそうですが、予告通り、文字通りの「悪戦苦闘」の末、地面は平らになりました。身内ですが、ウチの家族さまさま、おつかれさまでした〜。








Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。