私の住む神奈川県真鶴町のあたらしいおみやげを作るプロジェクト! それが『ぼんぼん鮫最中日記』です!! お寺の釣鐘の形のモナカの皮に、自分でアンコとサメ型のチョコを入れるお菓子。
【町長日記:11日目 11/22(水)】 今日はお世話になった方の所に訪問する際、お土産を持っていこうとしてハタと困った。何を持っていけばいいのだろう。ミカンか?…
— 小林のぶゆき (@nobuyuki121) November 22, 2023
「ぼんぼん鮫」というのは真鶴岬に伝わる昔話。暴れザメを海に沈めたお寺の鐘で閉じ込めたというので、今でもサメが鐘を叩く音が「ぼーんぼーん」と聞こえるそう!? このちょっと不思議な民話をモチーフに考案しました。
ぼんぼん鮫最中試食会!!
いよいよここまで来ました!! 8月5日に真鶴漁港のそばにある「ペペコーヒー」さんで開催された「ぼんぼん鮫最中試食会」。地元の皆さんや、私のSNSを見て足を運んでくださった方々に楽しんでいただき、本当に嬉しかったです!
発案から、わずか半年でここまでの形にすることができたことに、今でも驚きを隠せません。お越しくださった方々や「はななのフィッシュ日和」を読んでくださる方々……いつも応援ありがとうございます!!
このぼんぼん鮫最中試食会を新たなスタートとして、さらなる努力をしていきたいと思います。今回は、当日のことはもちろん、試食会に向けた準備から裏話まで、包み隠さずご報告してまいります!
文化祭の準備みたい!?
前回までの日記でお話してきた通り、本格的な商品化の前に「ストーリーブランディング(開発中の様子を発信すること)」を行います。まずは町の飲食店でデザートとして提供してもらうことで、認知度を上げていきます。
そのために、今回の試食会では町の飲食店の皆さんに「肩たたき券」のような「ぼんぼん鮫最中試食会招待チケット」を作り、ご招待しました。坂だらけの町を自転車で駆け巡ってチケットを配ったことは、夏の苦しくて素敵な思い出です。
チケットを配ったら、当日に向けて試食会の準備をします。ポスターやチラシ、POPを作ったり、展示スペースを貸してもらえるので、ディスプレイを作ったり……。まるでひとり文化祭の前のようです。
モナカの皮と鮫のチョコを使ったオリジナルデザートを考案して写真に撮ったり、いつか菓子折りになった際の理想のパッケージを製作したり……おかげで「こんなお土産物を目指しているのね」という感想をたくさん頂くことができました。
本番は大盛況!!
前の日に「ペペコーヒー」さんにすべての飾りとディスプレイを持ち込んで準備。当日は母と姉(編集長の森風美)も手伝ってくれて、お客さんを迎えることになりました。試食会の時間は11:00〜17:00まで。
チケットをお配りした飲食店の方々、真鶴町役場の福祉課、教育委員会、政策推進課の皆さん、「なちゅガール」の読者さん、「ペペコーヒー」の常連さん……オープンから閉店まで店内は大にぎわいでした!!
感想を記してもらうコミュニティーノートも用意したのですが、「サメのチョコレートが可愛いすぎて食べられない」という感想も多く、頑張って自分でサメのデザインを考えた甲斐がありました。
一番嬉しかったのは、「同じ町で飲食店をしていてお互いのお店は知ってるものの、直接お話しをしたことはなかった」という店主さん同士の交流の場となったこと。地域の絆が深まるお土産作りをしていきたいなと実感。
終わってみたら母も私も、お昼ごはんも食べる暇もなく、丸一日ずーっと立ちっぱなしで、翌日は何故か筋肉痛になるぐらい疲れ果てていました。でもそれは嬉しい悲鳴、嬉しい充実感。
コバンザメ
毎回サメを一種類ずつご紹介している「ぼんぼん鮫最中日記」ですが、今回はみんな知っているコバンザメです。頭の上の吸盤で、クジラやジンベエザメやマンタなど……大きなお魚にくっついています。
吸盤は近くで見るとグロテスクで、ちょっと食べる気にはなれませんが、実は煮付けにしても、刺身としてもと〜っても美味しいらしいです! そもそも名前に反してサメではありません。スズキ目のお魚です。
後日新聞にも載りました!!
人生で初めて新聞記者さんからの取材を受けました。すごく緊張して、言葉がうまく出てこなかったのですが、優しく詳しく話を聞いてくださり、出来上がってみたらとても分かりやすい、素敵な記事にしていただけました。
しかも二紙!! 朝日新聞社と神静民報さんに取り上げていただいたのですが、新聞記事にはちゃんと著作権があるのでここに転載することはできません。朝日新聞デジタルに上げられた記事はココで読むことができます!!
それから試食会で余ったぼんぼん鮫最中は、クラスの皆に食べてもらい、大好評でした! チョコも、皮も、餡子もそれぞれ拘って作ってくださっているので、先生方からの評判もとっても良かったです!!