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外あそび
海あそびのススメ
『②水中撮影編』

賑やかな秋の海!!

海の水温は1〜2ヶ月遅れでやってくる! 人もいなくなって海岸も道路も空いている!! 透明度が上がって海中が綺麗になる!!! ……ということで秋に入ってから始まった集中連載「海あそびのススメ」!!

前回のスノーケル編に続き、第2回目はカメラのお話です!

……というより今回は「生き物」のお話が中心になるかな? 実はこのシーズン、「秋」に海に潜る最大のメリットは、海の生物が豊富になること。これは年間を通じて潜っていると分かる発見です。

「真冬」というか4月や5月の「春先き」になってもまだ、その後6月や7月の「梅雨」のシーズンになってもまだ、海の中を覗くと物足りなさを感じます。お魚にしても、甲殻類にしても、軟体動物にしても……海がいちばん賑やかになるのは秋になってから!!

今回はそんな生き物を「撮影しちゃおう」というお話です



まずは手軽に撮影しよう!!

……なんて言われても、「水中撮影」なんてカメラや機材も特別なものを使いそうだし、技術も必要になるだろうし、ハードル高そうって思っちゃいますよね。確かにそれはそう。プロみたいな写真を撮るのは至難の技です。

こんな写真を撮るのは夢のまた夢!!

しかも我々は、前回からスノーケルを始めたばかりのド素人。前回注意喚起をしたように、まだ深場に行く必要もないし、潜る必要もありません。浮き輪やライフジャケットでプカプカ浮きながら、手の届く範囲で撮影すれば良いのです。

だいじょうぶ。それでも生き物はたくさん撮れます。満足のいく写真も少しは撮れます。まずは身近なところから撮影をし始めて、スキルが上がるにつれて範囲を広げていけば良いのです。

最初のうちは↓こんな撮影でもね!



機材も身近なところから!!

本格的な水中撮影となると、高額で立派な機材が必要となります。一眼レフカメラを防水にするためのカバー(「ハウジング」と呼ばれます)をつけて、10mや20mの水圧からカメラを守らなくてはいけません。


このハウジングだけでも何10万円もする高額な機材です

でも今の時代は、もちろんスマホでオッケー!! 我々「スモグラーズ」(「素潜りをする人たち」のこと、今考えました)は、ダイビングと違って何mも潜ることはありません。水面でプカプカです。よって水圧に耐える高価なな機材は要らないのです。

水面近くで撮影するなら、2,000〜3,000円で売っているビニールのスマホカバーで十分。手が伸びる範囲の水深1m程度の水圧なら、水が侵入することはありません。今ドキのスマホは基本的に防滴、防水になってますしね。

しかし2〜3m以上の水圧になると水没します!!

ほかにも簡易的な水中デジカメもオススメ!! 3万〜5万程度の水中デジカメで、スマホよりグッと素敵な写真が撮れちゃいます。↓こちらは幼魚水族館館長の「鈴木香里武」さんオススメの1台。接写(マクロ撮影)も得意です。




オススメの被写体!!

さて、最後は何を撮るかについてのお話ですが……はっきり言って何でも良いです。銀色や茶色の地味なお魚や、動かないヒトデやイソギンチャクなど。 最初の内は何を撮っても楽しいものです!!

ただ何事も上達してくると欲が出てくるもので、少しでもキレイなものや映えるもの、レアなものや難しいものに挑戦したくなるのが人間です。そんな時、初心者の方が挑戦すべき被写体を3つご紹介しましょう。

*豆チョウ
熱帯魚です。黄色や青色、縞模様の南の魚も関東近辺の磯で見られます。沖縄から黒潮に乗って流されてきて、真冬になると死んでしまう不憫な子達です。秋にはその数も種類もピークになります。

特に「豆チョウ」と呼ばれるチョウチョウウオの赤ちゃんは、膝ぐらいの浅瀬や岸壁の近くにいるのでよく探してみてください。すばしっこいので、アップで撮るのは困難ですが、撮れたら満足感もひとしおです。

見つけるのは簡単だけど、撮るのはハード!?

*ウミウシ
知るひとぞ知る、知らない人は知らない「海の宝石」。貝殻を捨てた貝の仲間で、種類もカラーも実に豊富。これを専門に撮っているプロもいるぐらい。見つけるのは難しいですが、動かないので撮影は簡単!!

見つけるのが難しいけど、撮るのはイージー!?

*ギンポ類
これも水中写真の人気者。浅瀬の磯の岩穴をひとつひとつ探していくと見つかります。カメラを近付けると、ポカっと間抜けに口を開けてカワイイ表情を撮らせてくれます(本人は威嚇しているつもりらしいです)。




名前も覚えよう!!

先ほどのウミウシも「シンデレラウミウシ」「オトヒメウミウシ」「リュウグウウミウシ」「イチゴミルクウミウシ」などなど……素敵な名前にふさわしいカラフルな種類がたくさんいます!!

こちらのサイトで一望できます!!

そして穴からカワイイ顔を出すギンポの仲間も「イソギンポ」「コケギンポ」「マツバギンポ」「トウシマコケギンポ(これが一番カワイイ)」といろいろいて、同じ種類でも異なるカラーに擬態しています。

こちらのサイトで一望できます!!

撮影して、家に帰って、図鑑やネットで同定(どの種類か見極めること)して……を繰り返していくうちに、お魚に詳しくなって、海が好きになって、沼にハマっていくことウケアイ! まずはスマホの防水カバーをGetしてみましょう!!











Author
なちゅガール編集部
アウトドアの楽しさをお伝えしたくて、日々おもしろいことを探しています。皆様からの情報提供もメールでお待ちしています!! また記事につきましては正確を期しておりますが、最新の情報や価格については都度お調べください。