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コラム
キャンプ場開拓日誌*31
『マナ真鶴開放日のこと』

前回からの続き

夏からずーっと、ずーっとKOYA作りの記事が続きましたが、飽きません? 私は飽きました。なかなか体験する機会のないDIYですから、興味のある方のためにその詳細をお伝えしようと思ってはいるのですが……。

記事がどうしてもKOYAばかりになってしまいます

たまには違う内容もお伝えしたくなっちゃいます。そしてちょうどこの土曜日に、キャンプ場近くでイベントがありました。神奈川県真鶴町で開催されるハワイとフラダンスのイベント、『マナ真鶴』です。

事前にこちらの記事で予告させて頂いた通り、妹の花菜(はなな)が開発中の「ぼんぼん鮫最中」が出店するというので、それに合わせてオープン前のキャンプ場も「開放日」と銘打ちました。

この時の記事では「編集長の森風美は当日不在の予定です(あくまでも予定)」とお断りしていましたが、実は仕事の都合で行けるようになっちゃったんです。せっかくですから今日はその時の様子をお伝えします。

KOYAの記事から少し気分を変えてお楽しみください!



ヤシの木のこと

せっかくなら何か「開拓DAY」的なこともやってみようかな〜と思っていたのですが、KOYAの方は今、皆さんでやるような作業はありません。もう少し工程が進むと、人数が必要にもなるんですが……。

代わりに母がずーっと気になっていたという「ヤシの木の地植え」の話が持ち上がりました。購入してからプラスチックの鉢に入れたまま、最初の冬を越させたのですが、そのまま春も夏も越して、秋になってしまいました。

ヤシの木は最初の冬を越すのが難しいんだそうです

でも、さすがに鉢のままでは保水力も弱く、根も中でパンパンになっているだろうということで、次の冬が来る前に地植えにすることにしました。枯れてはいませんが、新しい葉があまり生えてこないのも、そのせいかもしれません。

調べてみると、ヤシの木は水はけの良さと、肥料を控えめにする2点が大切だということで、ネットに書いてあった通り「赤玉土」と「バーク腐葉土」という土を買ってきて、準備しました。

植え替え自体はそんなに難しいことはないようです



当日のこと

さて、当日……というか、前日。大雨予報です。土曜日の「マナ真鶴」当日も、開催が危ぶまれています。キャンプ場にいらっしゃる方にも事前にメールを出して、お天気のことをお伝えします。

私はその前から続いていた天候不順から、仕事の撮影が前倒しになりました。おかげで当日は真鶴に駆けつけることが可能になったので、ブースの飾り付けなどを車に積んで、朝から現地に向かいます。

結局、お一人はその予報で前日から参加を取りやめ。もうひと方は当日の体調不良でいらっしゃられなくなって、キャンプ場の解放は文字通り「一日一組」の貸切状態に。皆んなで「開拓!!」なんて雰囲気でも……。

いろいろごたごたの中で当日を迎えました

朝7時。お天気もどうにか持ちこたえそうな予報。主催の「真鶴商工会」から「開催決定」が告知されました。私は妹と朝10時からの搬入に向かい、ヤシの木の方は両親におまかせすることになりました。




地植えのこと

さて、ここからは両親の活動です。「マナ真鶴」の私たち姉妹の様子は、妹の「ぼんぼん鮫最中日記」の方で詳細が伝えられると思います(今週末に公開予定)。こちらではヤシの木の顛末をお送りします。

鉢のまま植えられているのはアッパーサイトとダウンサイト間の斜面。鉢を地面に埋めると根が冬の寒さを凌げるからだそうですが、応急的な処置だったので適当な間隔で植えられています。

1年前のとりあえずの「やっつけ仕事」ですね

今回は正式に地植えするので、予定地の全長をしっかり測って(10mちょっと)、等間隔(170cm間隔)で植えていきます。それでも、あまりキッチリするとナチュラルさがなくなるので、アバウトさも残しておきます。

鉢の周囲を少し掘って、鉢ごと外に引っ張り出します。ここから根のびっちり張った鉢を剥がすのが大仕事になるだろうと思っていたのですが、ハンマーでコンコン叩いたら意外と簡単。

プッチンプリンみたいに中身が綺麗に出てきました

そして鉢よりひと回り大きい穴を掘り、底の方には赤玉土を、周囲にはバーク腐葉土を敷いて、元の土でガッチリ固定。ホースで水をた〜っぷりあげて、さらに踏み固めたら作業終了です。




次回に続く

……なんて文章にすると簡単そうですが、7本ぜんぶとなるとなかなか大変な作業だったそうです。一方、私と花菜は1日中ハワイアンの流れる会場で、たくさんの方々とご挨拶しながらアイスを売っていました。

お手伝い頂いた皆さんありがとうございました

仕上がりはこんな感じ。こちらもハワイのような雰囲気が出てきたでしょうか? 元から植わっていた訳ですから大した変化はありませんが、少しスッキリ感が出たようにも感じます。

場所柄、自然の中の野性味のあるキャンプ場ではなく、ビーチカルチャーっぽいキャンプ場を目指しています。この等間隔になったヤシの木の間にはイルミネーションを張るつもりです。

少しずつ、少しずつ、可愛いキャンプ場を目指していきます










Author
森風美
年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信しているキャンプ女子の森風美です。 幼少の頃からアウトドア好きな家族の影響で、キャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。