女子と女子
相変わらずのダジャレレシピです。タイトルをお読みの通り。秋です。栗とお芋を使うことにしました。「クリームブリュレ」ならぬ「栗芋ブリュレ」……本家より可愛い名前になっちゃいました。
元の「クリームブリュレ」も相当可愛い名前で、もちろん編集部も大好きです。何より女子力高いです。バカリズムさんのコント「女子と女子」に登場するトイプーちゃんの名前も「クリームブリュレちゃん」でした。
これ、本〜っっっ当に面白いので、ぜひ全編をご覧いただきたいのですが、公式のYouTubeで視聴できるのはその一部分だけ。上の動画で頭出ししておきましたので、その一部分だけでもお楽しみください。
ブリュレとは?
【brûlé : (仏)焦がす】……と辞書にはあります。要はプリンの表面をお砂糖でコーティングして、少し焦がしたスイーツです。透明になった表面をコンコンと割ってお召し上がりになられ遊ばせる高級スイーツでございますことです。
で、この焦がしたパリパリ部分の名前も「キャラメリーゼ」と呼ぶんだそうです……もう、何から何までシャンゼリーゼって感じですが、作り方は「グラニュー糖」をガスバーナーで炙って溶かすというから、けっこう荒技!?
我々キャンパーにとって、ガスバーナーと来たらお料理というよりも焚き火。皆さん火起こし用に1〜2個はお持ちなのではないでしょうか? ……ということで、クリームブリュレちゃん、今回は無理やりキャンプ料理に昇格です!!
材料&作り方
凝った高級スイーツになるかと思いきや、名前が『栗芋ブリュレ』ですから、用意する材料は「栗」と「芋」と「グラニュー糖」の3点だけ。キャンプ向きのお手軽スイーツになりそうです。
ペーストにするお芋は「シルクスイート」という品種。アクセントとして入れる栗は「なちゅガール」ではおなじみの「甘栗むいちゃいました」。お砂糖はコーヒー用のスティックシュガーを流用。
① まずはいつも通りの焼き芋をつくります。下準備としていつも編集部は新聞紙にくるんで、水に濡らしてから、アルミホイルで包みます……が、皆さんそれぞれ、いつもの焼き芋の焼き方で結構です。
② キャンプですから蒸かし芋などにする手間もなく、そのまま焚き火に投入。炎がある程度落ちついていれば、焼き時間もアバウトでOK。香ばしく甘い匂いが漂ってきたら焼き加減を確認して火から出しましょう。
③ 焼き芋を割って、中身の黄色い部分をスプーンで掘り出していきます。「シルクスイート」や「紅はるか」、「安納芋」のようなねっとり系の品種なら、裏ごしなどしなくても、そのままペースト状になります。
④ 栗は手抜きして「甘栗むいちゃいました」を用意したので、そのままお芋のペーストに埋め込んでいきます。少し頭を出しておくのも可愛いかと思ったけど、プリンの時のブリュレを思い出して、全部埋め込みました。
⑤ グラニュー糖をまんべんなくまぶします。溶けて透明の板になることを予想して、少し多めに……3mmぐらいの層になるように敷き詰めました。
⑥ いよいよクライマックス。バーナーで炙ります。初めてやりました! 面白い!! すぐにグラニュー糖が溶けて透明になり、ぐつぐつと気泡が立ち、茶色く焦げちゃいました。甘〜い香り立ち上がります。
試食&感想
せっかくの高級スイーツですから、飾り付けもちょっと秋らしく演出して完成です。見た目はもうプリンのクリームブリュレと変わりませんね。ちなみに本場フランスのクリームブリュレは、プリンに生クリームを加えて作るそうです。
しかし味の方はだいぶ違います。本体がプリンではありませんからね。材料的には「栗きんとん」に近くもありますが、それともやっぱり違います。敢えて言うなら「スイートポテト」に一番近い感じかな?
でもそこに、栗とブリュレが加わっているので、やっぱりこれはこれ。バターや生クリームを練りこんだスイートポテトとは違って、栗芋ブリュレ独自の美味しさを醸し出していると思います!
これまでもダジャレから発想して、けっこうな打率でヒットを放ってきた外ごはんレシピ。今回も材料が手軽な上に、調理は簡単。そして作る過程が楽しめて、しっかり美味しい。当たりメニューを開発してしまいました〜!!